バイクインプレッション2015「DARE MR1」 新興ブランドが手掛ける優等生タイプの軽量レーシングフレーム

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 DARE(ディアー)は2011年に設立された、台湾の新しいバイクブランドだ。10年以上に渡りヨーロッパブランドのカーボンバイクのOEMを手掛け、満を持して自社ブランドを展開。蓄積してきたノウハウを生かした高性能フレームをリリースし、その一つが今回試乗した「MR1」だ。内部に余計な構造物を残さず、軽量に仕上げられたフレームは、デュラエース組みで6.45kgに仕上がる。

DARE MR1(ディアー MR1)DARE MR1(ディアー MR1)

DARE MR1(ディアー MR1)
価格:249,000円(フレーム、税抜)
サイズ:48cm、51cm、53cm、55cm
カラー:KNIGHT WHITE、PHANTOM
カラーオーダー(6色)は300,000円(税抜)
問い合わせ先:アキ・コーポレーション http://www.akiworld.co.jp/

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、11-25T(11s)
ホイール:シマノ・WH9000-C35-CL
重量:6.45kg(54サイズ完成車)

概ねストレートの形状ながら非常に細身のシートステーと、その上に配置されるリアブレーキ概ねストレートの形状ながら非常に細身のシートステーと、その上に配置されるリアブレーキ
つや消しのブラックに、同じくブラックでデザインが入るPHANTOMカラー。MR1は“Mountain Race One”の意だつや消しのブラックに、同じくブラックでデザインが入るPHANTOMカラー。MR1は“Mountain Race One”の意だ
プレスフィットBB86を採用し、ボリュームのあるBB周辺部は左右非対称設計のこだわりプレスフィットBB86を採用し、ボリュームのあるBB周辺部は左右非対称設計のこだわり

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山 新興ブランドとはいえ、OEMメーカーとして経験が豊富なので、全体的にはトレンドをまんべんなく取り入れた感じのフレーム。シートチューブの集合部のデザインがおもしろいね。

松尾 ルックスはシックでかっこいいけど、裏を返すとちょっと地味。パーツのアッセンブルで個性を出していけたら楽しそうですね。走りは好みの乗り味で良かったですよ。系統でいうと、イタリアのレーシングバイクに近く、ハリとコシとしなやかさが合わさったバランスの良い1台でした。

米山 重心がちょっと高めで、取り回しがしやすいね。性能について特に不満はない。かといってスペシャルな一面があるわけではないので、コメントが難しいな。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

松尾 組み上がりが優等生でしたからね。剛性は硬すぎず、柔らかすぎず、ハリがあってコシもある。スタビリティと発進加速は共に80点で、優秀です!

米山 振動吸収性はあまり良いとは感じなかった。長距離を乗るのであれば組み合わせるパーツでもうひと工夫したいところ。

松尾 大きな振動はフレームのしなりが大きく出てカラダに伝わるので不快ですが、細かい振動に対しては良く対応していましたよ。ハンドリングもスムーズなので、扱いにくさは皆無ですね。オールマイティーに使えるバイクだと思います。あとはフレーム販売モデルなので、どう味付けしていくか、です。

米山 フレームが軽量で、基本性能は良い。上り性能もモデル名に恥じない、良い出来だと思うので、上り仕様に振って組みたい人は手を出してみて損はないはず。ただ、まだブランドとして歴史が少ないなかで、あえてこのバイクを選ぶ理由を考えると、もう少し個性が際立っていたほうがいいかも知れない。

松尾 上りは重量面の軽さと踏んだ瞬間の瞬発力の高さが合わさって、よく進む印象でしたよ。下りはハンドリングが良いのでスムースです。アッセンブルされていたホイールがフレームの特性にマッチしていました。この仕様での印象は、すべての項目で80点とう優等生。新興ブランドですが、OEMも行ってきたメーカーなので開発力は間違いなさそうです。

DARE MR1(ディアー MR1)DARE MR1(ディアー MR1)

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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