サイクリストに人気の島をポタガールが初ライド溶岩砂漠をMTBで疾走&手ぶらでキャンプへ 伊豆大島で1泊2日の弾丸自転車旅

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 埼玉県から自転車の魅力を発信する「ポタガール埼玉」のメンバー、まさみんです。ゴールデンウィークに入る数日前のこと。ポタガールのさおりんと一緒に、GWを使って急きょ弾丸自転車旅行をしようと決めました。目的地は、東京から約140kmの場所に位置する伊豆大島。自転車をそのまま載せられるフェリーが出ていることもあって、多くのサイクリストが訪れる島です。それなのに私たちはまだ自転車で走ったことがなかったので、1泊2日で遊びに行くことにしました!

伊豆大島を自転車で旅したポタガール埼玉のまさみん(右)とさおりん。元町港はフェリーやジェット船の発着地伊豆大島を自転車で旅したポタガール埼玉のまさみん(右)とさおりん。元町港はフェリーやジェット船の発着地

島一周とはひと味違う楽しみ方を

羽田空港から約40分。あっという間に大島空港に到着!羽田空港から約40分。あっという間に大島空港に到着!

 伊豆大島に行くと話すと、ほとんどの人が「一周してくるの?」と聞き返してくるのですが、今回はひと味違う楽しみ方をしたくて、2つのミッションを立てました。(といっても、本当は時間が足りなかっただけ…)

 1つは「砂漠を走る」こと。三原山の山頂付近には溶岩でできた砂漠があって、自転車で走れるんです。そしてもう1つは「キャンプをする」こと。大島には、テントや寝具、BBQセットなど必要なものをフルレンタルできるキャンプ場があるという情報を入手したのです。(といっても、直前すぎて&GWの混雑でキャンプ場しか予約が取れなかっただけ…)

 また、伊豆大島に向かうサイクリストは自転車をそのまま載せられるフェリーを使うのが定番ですが、私たちは往路が飛行機、復路はジェット船という移動時間短縮コースで行ってきました!(といっても、フェリーの予約がとれなかっただけ…)

自転車を組み立てて、すぐに出発です自転車を組み立てて、すぐに出発です
空港から10分もかからない場所にある「ぷらっとハウス」で、さっそくアイスをいただきました空港から10分もかからない場所にある「ぷらっとハウス」で、さっそくアイスをいただきました

砂漠と海と新緑のコントラスト

民宿朝海館でMTBをレンタル。宿泊客じゃなくでも借りることができます(1日2000円)民宿朝海館でMTBをレンタル。宿泊客じゃなくでも借りることができます(1日2000円)

 大島空港を出発して、まずは「民宿朝海(あさみ)館」で、砂漠を走るためのマウンテンバイク(MTB)をレンタル。サーファーでもあるオーナーは、地元のアクティビティ情報も豊富で「裏砂漠に行ってくるといいよ~。今日は景色が最高だよ!」と無計画な私たちにアドバイスしてくださいました。

 荷物も預かってもらって意気揚々と向かったのですが…、アレ?なんか上っている。いつまでも、しかもけっこうな斜度で上っている…。そういえば、さっきオーナーが「行くまで坂が大変だよ~」と言っていたような。島って魅力的なワードに騙されたけど、『坂が大変』っていうオチがいつも付いていたような。

椿のトンネルがすごくきれいでした!花が咲くころ、また通ってみたいな椿のトンネルがすごくきれいでした!花が咲くころ、また通ってみたいな
海のふるさと村は都立大島公園から約10km。ここからののぼりがかなりキツイ海のふるさと村は都立大島公園から約10km。ここからののぼりがかなりキツイ

 少し後悔しながら、それでもたどり着いた裏砂漠。「えいっ!」とペダルを踏み込むと、砂というより小石になった溶岩の上をザクザクと音を鳴らしながら、スイスイ進めました。車で走ることもできるので、轍が続いていて自転車でも走りやすい。ぼこぼこした石ころが多いところや、溶岩が細かくて柔らかくなっているところでは、何度か自転車から降りることもありましたが、さすがMTB。安定して走ることができました。下りの道も、貸し切り状態の黒い溶岩砂漠です。目の前に広がる青い太平洋と、新緑のコントラストを楽しみながら走り抜けるのは最高に気持ちいい!

青空の下で、気持ちよく走れました青空の下で、気持ちよく走れました
砂漠ランチ。途中で買ったおにぎりと、出発前にフィリピン在住の友人から大量に送られてきたマンゴーをいただきます砂漠ランチ。途中で買ったおにぎりと、出発前にフィリピン在住の友人から大量に送られてきたマンゴーをいただきます
砂漠ジャンプ!髪の毛すごいことになってますけど…砂漠ジャンプ!髪の毛すごいことになってますけど…

 レンタサイクルを返却してキャンプ場に向かう際、一度通った坂が大変だったので「また走るのは嫌だよね…」とバス輪行を考えていました。すると、食材を調達した「武田商店」の方が「ちょうど配達に行くから、自転車も一緒に載せていってあげるよ」という神のようなお言葉! しかも、観光客はほとんど知らないという裏ルートも教えてくれました。

“まさみん流”ステキなBBQ女子会

テントと毛布は有料、BBQセットは無料で貸し出してくれます。すべてを一輪台車に乗せてテントエリアへ!お、重い…。テントと毛布は有料、BBQセットは無料で貸し出してくれます。すべてを一輪台車に乗せてテントエリアへ!お、重い…。

 実は以前から、密かに「キャンプツーリングデビューしたいな」という願望を抱いていた私。チャンスとばかりに「私が楽しいBBQナイトをお届けするから!」とさおりんを巻き込むことに成功したのでした。泊まったのは「海のふるさと村キャンプ場」。使用料はなんと1人200円です。

BBQ開始!ここからが長かった… 手前に見えるのはまさみん流BBQ盛り上げセットBBQ開始!ここからが長かった… 手前に見えるのはまさみん流BBQ盛り上げセット
テントの近くでBBQができるテントの近くでBBQができる
無料で貸りられるBBQセット。食器は6セットずつついてくる。炭や着火剤は受付で販売している無料で貸りられるBBQセット。食器は6セットずつついてくる。炭や着火剤は受付で販売している

 今回のBBQを盛り上げるために持っていったアイテムは、キャンドル、組み立てシャンパングラス、ポータブルステレオ、お香、小さいフライパンに数々のスパイス。現地調達した食材にスパイスで下味をつけて、キャンドルを灯しシャンパングラスで乾杯すれば、なんてステキなBBQ女子会! フライパンがあれば、お皿をふたにしてキャベツとあさりのワイン蒸しなどオシャレメニューもできてしまいます。

火起こしに悪戦苦闘するさおりん火起こしに悪戦苦闘するさおりん

 まぁ、ここにたどり着くまでに「火起こし1時間半かかっちゃったよ事件」や「こんなに食材持って自転車で走れないよ事件」「買い出ししようとしたお店がやっていなかったよ事件」(でも実は数メートル先に新店舗があった)とかいろいろあったけれど、おいしいご飯や、波の音を聞きながらの星空観察など、非日常感あふれる夜を満喫できました。

テントの近くでBBQができるテントの近くでBBQができる
快眠のためにそれぞれ持ってきたヨガマット(まさみん)と薄型ブランケット(さおりん)快眠のためにそれぞれ持ってきたヨガマット(まさみん)と薄型ブランケット(さおりん)
温水シャワーの施設はできたばかりのようで、とてもきれい温水シャワーの施設はできたばかりのようで、とてもきれい

サイクリストが集まる島

途中で出会った和田さん(千葉県在住)は自転車歴1年で初めての輪行だったそう。しかも一緒にきた友人は原付で回っているんですって(笑)途中で出会った和田さん(千葉県在住)は自転車歴1年で初めての輪行だったそう。しかも一緒にきた友人は原付で回っているんですって(笑)

 島を走っていると多くのサイクリストとすれ違います。ミニベロでポタリングしている人。レンタサイクルで観光している人。ロードバイクで1日2周くらいしちゃいそうな人。大きな荷物を背負ってキャンプツーリングを楽しむ人。一人旅の人や、サークルの仲間同士で来ている人。大島のこじんまりした雰囲気がそうさせるのか、サイクリスト同士はすぐに仲良くなります。

 「こんにちは~」というあいさつだけでなく、ちょっと立ち止まって話をすることや、ついついお互いの自転車で試乗会をしてしまうこともありました。また、無計画な私たちが地図を片手に相談していると「時計回りに走った方がいいですよ! 反時計回りだと大変…」「このあたりの坂は最高にきつかった」など、サイクリストならではのお役立ち情報をたくさんいただきました。

反時計回りで島を走っていたサイクリストと情報交換。ここまでくる坂が大変すぎて、かなり疲れていたみたい…。補給食をプレゼントしました反時計回りで島を走っていたサイクリストと情報交換。ここまでくる坂が大変すぎて、かなり疲れていたみたい…。補給食をプレゼントしました
クロスバイクとロードバイクでまわるカップルを発見!このお二人は、自転車を留めて砂漠トレッキングを楽しんでいましたクロスバイクとロードバイクでまわるカップルを発見!このお二人は、自転車を留めて砂漠トレッキングを楽しんでいました

 島の人も「買い物するならここがいいよ」とか「バスを使うなら時間を調べてあげるから待ってなさい!」といった風に、最高にやさしいんです。島の人同士も助け合いながら生活している雰囲気があって、今まで旅行したなかで一番といっていいくらいあたたかかったなぁ。

元町港の周辺はレンタカーだけではなく、レンタサイクルのお店がたくさんある元町港の周辺はレンタカーだけではなく、レンタサイクルのお店がたくさんある
ジェット船だとわずか2時間弱で東京(竹芝ターミナルに)に帰れますジェット船だとわずか2時間弱で東京(竹芝ターミナルに)に帰れます

 本当に多くの方に助けていただいた2日間。また遊びに行きたいと思わせてくれた伊豆大島。次はポタガール大勢で押しかけます♪

レポート まさみん(ポタガール埼玉)

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