サイクリングコース整備やイベント開催地域活性化に「自転車を生かせ」 栃木県の自治体で相次ぐ新事業やプロジェクトチーム

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 栃木県内で、地域活性化策に自転車を活用しようという動きが本格化している。野木町は、隣接する自治体と連携したレンタルサイクル事業や町内周遊サイクリングコースの整備をまちづくりの基本構想に盛り込んだ。矢板市では、若手職員によるプロジェクトチームを立ち上げ、新たなイベント立案などに取り組む。宇都宮をはじめ既に国際レースや市民レースが定着した地域や、今年の全日本選手権を誘致した那須地域などに続こうと躍起だ。(産経新聞・栃木版より)

野木町:「ふるさとプラン」で町内周遊を推進

「水と緑と歴史のふるさとプラン」表紙と、設定サイクリングコースのページ(野木町ホームページより)「水と緑と歴史のふるさとプラン」表紙と、設定サイクリングコースのページ(野木町ホームページより)

 野木町は、地域資源を生かしたまちづくりの基本構想「水と緑と歴史のふるさとプラン」を策定した。ラムサール条約登録湿地の渡良瀬遊水地や国指定重要文化財「野木町煉瓦(れんが)窯」(同町野木)の活用を軸に、来訪者に町内を周遊してもらうためサイクリングコースの整備などを掲げている。

 プランの中心となるのは、町総合計画で「水と緑の歴史のまちづくり推進ゾーン」に位置づけられている町西部の渡良瀬遊水地に臨む思川周辺を中心としたエリア。

 昨年度に改修工事が終わった煉瓦窯や遊水地の植物を間近で見られる「のぎ水辺の楽校」、煉瓦窯に併設して設置する予定の「交流センター」などを拠点とした上で、定期的にイベントを開催して集客を図る。

 また、通行止めとなっている遊水地に通じる野渡橋を開通させ、煉瓦窯周辺の歴史資源エリアと谷中湖のアクセス向上を図る。これに伴い、隣接する小山市や栃木市、茨城県古河市と連携してレンタサイクル事業を展開するほか、JR野木駅西側のエリアを巡るサイクリングコースも整備。遊水地周辺の自然と歴史を楽しめるようにする。

 個別の計画・事業については、町の総合計画などと整合を図りながら進める。

矢板市:「ツール・ド・とちぎ」など誘致

 矢板市では、若手職員らで組織する「自転車を活用したまちづくり」のプロジェクトチームが結成された。公募により選ばれたメンバーは6人。2年後に県内750キロを走破する計画が進められる国際レース「ツール・ド・とちぎ(仮称)」のコース誘致や、サイクルイベント開催など、自転車を通して地域活性化策に取り組む。

 任命書交付式で、チームリーダーの市総合政策課、斎藤厚夫さん(40)は「県民の森や八方ケ原などに多くのサイクリストが矢板に訪れている。今後、自転車のイベントなどを企画し、さらに盛り上げたい」と話した。

 また、職員公募のプロジェクトチームは、市キャラクター「ともなりくん」を応援するチームも結成。10人で組織され、各種イベントに参加して、ともなりくんを活用。矢板市を県内外でPRする。

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