2チーム体制でトップレベルのレースへNIPPOのクネゴがジロ・デル・アッペニーノで3位 山本元喜と黒枝士揮はツアー・オブ・ターキー出場

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 イタリアのピエモンテ州で4月26日に開催されたジロ・デル・アッペニーノ(UCIヨーロッパツアー1.1)にNIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザが出場し、アグレッシブな走りを見せたダミアーノ・クネゴが3位でゴールした。5月9日に開幕するジロ・デ・イタリアに向けて、好調をキープしている。また、同日にトルコで開幕したツアー・オブ・ターキー(UCIヨーロッパツアー2.HC)にもNIPPOが出場している。山本元喜と黒枝士揮の活躍に期待がかかる。 (レポート チームNIPPO)

ジロ・デル・アッペニーノで3位に入り、表彰台に上がったダミアーノ・クネゴ(右) ©Bettiniジロ・デル・アッペニーノで3位に入り、表彰台に上がったダミアーノ・クネゴ(右) ©Bettini

山岳で単独アタック 好調のクネゴ

 21日から24日まで開催されたジロ・デル・トレンティーノ・メリンダ(UCIヨーロッパツアー2.HC)では、クネゴが総合5位という結果を残した。そこから中1日で、石橋学を含むほぼ同じメンバーがアッペニーノに出場した。7つのカテゴリー山岳を含む起伏に富んだ191.7kmで開催され、NIPPOはクネゴを絶対的エースとして臨んだ。

 レースがスタートすると、激しいアタックの掛け合いの末に9選手が先行した。NIPPOはチーム一丸となり、クネゴのために集団をコントロール。そして残り40km、クネゴが最後から2つ目の山岳で鋭いアタックを仕掛けて、単独で先行。その後、何人かの選手がクネゴに追いつき、残り10kmを過ぎてからは、小さな先頭集団で勝利をかけたアタック合戦が続いた。

 優勝したのはオマール・フライレ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)で、クネゴは2秒差の3位でゴールした。勝利を逃した悔しさはあったものの、クネゴはジロに向けて順調な仕上がりを見せ、笑顔で表彰台に立った。

ターキー第1ステージはスプリンターの争いに

 NIPPOは現在2チーム体制で活動しており、アッペニーノが開催された26日、もう一方のチームはトルコで開催される8日間のステージレース、ツアー・オブ・ターキー(UCIヨーロッパツアー2.HC)の第1ステージに挑んだ。

ツアー・オブ・ターキーの出場メンバー。日本人選手では山本元喜(左から3人目)と黒枝士揮(同5人目)が出場ツアー・オブ・ターキーの出場メンバー。日本人選手では山本元喜(左から3人目)と黒枝士揮(同5人目)が出場

 この日はトルコ南部の都市、アランニャをスタートし、海岸線を走って再びアランニャに戻る145kmの平坦コース。逃げが決まるも、UCIワールドチームの強力なコントロールによってゴールスプリントになり、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)が優勝。チーム最高位は、スプリンターのニコラス・マリーニ(イタリア)の17位だった。マリーニはまだU23カテゴリーで、最年少ながら活躍が期待される選手だ。

 ジロの調整を兼ねて出場している世界の名だたるスプリンターとの厳しい勝負となり、位置取りやスプリントのタイミングがうまく噛み合わなかったが、次からのステージでも勝利を目指していく。

「ツアー・オブ・ターキー」出場メンバー

ダニエーレ・コッリ(イタリア)
マッティーア・ポッツォ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
エドワルドマイカル・グロス(ルーマニア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
山本元喜(日本)
アントニオ・ヴィオーラ(イタリア)
黒枝士揮(日本)
監督:マリオ・マンゾーニ/大門宏

手応えを語る山本&黒枝「チャンスある」

 ターキーには、日本人選手の山本元喜と黒枝士揮が出場している。ベルギーでの春のクラシックレースでは、強風や石畳といった厳しいトップレースで耐え忍ぶ走りを経験した両選手。今大会では、その経験を糧にした活躍が期待されている。第1ステージを終え、山本と黒枝は次のようにコメントした。

 山本元喜「今回はとにかく逃げに乗りたい。ヨーロッパツアーのレースだけど、道が広く、位置取りもしやすいので、チャンスはあると思う。ベルギーでは、集団の最後尾でひきずられるようなレースをたくさん経験したので、それに比べたら集団の前で走るのはラクだし、アタックからの復帰も早くなっている。第1ステージで逃げようと思ったがタイミングが合わなかった。でも、集団の前でアタックに参加することができたので、明日からのステージでも狙っていきたい」

 黒枝士揮「今までのヨーロッパのレースでは、集団についていくことで精一杯だったが、今回は平坦基調のステージが多いこともあり、ゴールスプリントに参加することが目標。今回はやっとスプリントができると思う。エーススプリンターのマリーニと一緒にいい形にもっていき、チャンスがあれば、前でスプリントをしたい。第1ステージでは、ゴール前の位置取りで仕事をしたために、スプリントをすることはできなかったが、またチャンスはくると思うので頑張りたい」

 27日の第2ステージは、アランニャからアンターリャまで、平坦基調の182kmで争われる。

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