サンケイスポーツ【甘口辛口】より「東京五輪」開催地は広がる一方…「日本五輪」に改称しては? 自転車の伊豆開催に地元困惑

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 「東京から遠くて不満」。国際自転車連合(UCI)のクックソン会長が2020年東京五輪自転車競技の静岡県伊豆市への会場変更に難色を示したという。会場は当初、東京・有明に新設の予定だった。しかし、整備費に78億円かかるため2月に組織委員会が既存の「伊豆ベロドローム」活用案を明らかにしていた。

クックソンUCI会長が自転車競技の伊豆開催に難色(4月22日掲載)

日本唯一の国際競技規格の自転車競技トラック「伊豆ベロドローム」 =静岡県伊豆市(小林廉撮影)日本唯一の国際競技規格の自転車競技トラック「伊豆ベロドローム」 =静岡県伊豆市(小林廉撮影)

 自転車にはトラック種目のほか、バイシクルモトクロス(BMX)とマウンテンバイクがある。UCIは派手なアクションがテレビ向きで視聴率がとれ、集客も見込まれる後の2つの東京開催を強く要望。トラック種目の伊豆開催については「観客席の増設が必要」とした。

 「仮設を含め3000人だが、五輪のために4500人にする計画はある。しかし…」と静岡県連盟の担当者。「増設しても、ここまで見に来る人がどれほどいるか。東京では八王子市も手を挙げていると聞く。できれば全部東京にして多くの人に見てもらった方が競技にとっては望ましいのでは」とややこしくなった話に困惑ぎみだ。

緑豊かな伊豆の山奥に位置する「伊豆ベロドローム」(小林廉撮影)緑豊かな伊豆の山奥に位置する「伊豆ベロドローム」(小林廉撮影)

 そもそも半径8km以内に競技会場の85%が収まると大見えを切り「コンパクト五輪」で招致に成功したはず。東京から100km離れた伊豆市が「遠い」と文句を言われるのは当然だろう。見直し、見直しで半径は広がる一方。セーリング会場の候補には愛知県蒲郡市まで挙がっている。

 IOCは昨年末に公表した新指針で「開催都市以外での競技実施」を容認した。財政難で立候補都市が減ったことへの対応策だが、その1年も前に開催が決まった東京が便乗するのは違和感もある。もう「東京五輪」の看板は外し、W杯のように「日本五輪」と改称した方がよさそうだ。 (今村忠)

SANSPO.COMより)

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