子供たちの自転車事故を防げ歌って覚えて交通ルール 埼玉県警が「自転車安全利用五則」を啓発曲にしてPR

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 埼玉県内で3月下旬から4月上旬にかけて、自転車の小学生2人が相次いで交通事故の犠牲になった。県警は子供が巻き込まれる悲惨な事故を防ごうと、小学校での交通安全教育に力を入れるほか、「自転車安全利用五則」を分かりやすい歌詞にした啓発曲「5Song(ごソング)」を昨年作り、子供たちに安全な自転車利用を呼びかけている。(産経新聞さいたま総局 川峯千尋)

自転車安全利用五則

1. 自転車は、車道が原則、歩道は例外
2. 車道は左側を通行
3. 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4. 安全ルールを守る
○飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
○夜間はライトを点灯
○交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
5. 子供はヘルメットを着用

(平成19年7月10日 政府の交通対策本部決定より)

■小学生以下の約700人が自転車事故で死傷

自転車の安全な乗り方について真剣な表情で説明を聞く児童ら =4月21日、春日部市中央の市立八木崎小(川峯千尋撮影)自転車の安全な乗り方について真剣な表情で説明を聞く児童ら =4月21日、春日部市中央の市立八木崎小(川峯千尋撮影)

 「自転車は車の一つです」
「えーっ」

 4月21日、春日部署員による交通安全教室が行われた春日部市立八木崎小学校。3年生の約100人が自転車の正しい乗り方について学び、自転車の点検方法やブレーキのかけ方などについて熱心に聞き入っていた。堀井悠壮君(8)は「自転車は週に3回くらい乗る。よそ見しないで運転したい」と話した。

 県内では3月28日、さいたま市北区日進町の県道で、母親と兄に続いて自転車に乗っていた小学2年の女児(8)がごみ収集車にひかれて死亡。さらに4月9日には、東松山市西本宿の市道で、祖母と姉の後に横断歩道を自転車で渡ろうとした小学2年の男児(7)が左折のダンプカーにはねられ死亡する事故があった。

 県警交通企画課は「運転手の確認不足もあるが、子供たちは家族や友達が近くにいると車への注意が散漫になることがある」と指摘。県内の子供の自転車事故は減少傾向にあるが、それでも昨年は自転車が関わる事故死傷者のうち、7.5%に当たる696人が小学生以下だった。

免許制度、安全ソング…対策を強化

埼玉県警交通企画課が作成した自動車安全利用五則を覚えられる「5Song」のCDパッケージ埼玉県警交通企画課が作成した自動車安全利用五則を覚えられる「5Song」のCDパッケージ

 埼玉県警は平成16年から小学生を対象とした「子ども自転車運転免許制度」を実施するなど対策を強化。昨年には、交通ルールを覚えてもらおうと人気子役の小林星蘭ちゃんと谷花音ちゃんのユニット「すたーふらわー」が歌う自転車安全利用ソング「5Song」を作り、小学校や幼稚園にCD約2500枚を配布した。

 歌詞には(1)自転車は車道が原則、歩道は例外(2)車道は左側を通行(3)歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行(4)夜間のライト点灯など安全ルールを守る(5)子供はヘルメットを着用-の5原則がちりばめられ、親しみやすい歌に仕上がった。

 5月10日には春の全国交通安全運動の一環として、すたーふらわーの2人がイオンモール川口前川で5Songを披露。子供たちにダンスと歌を覚えてもらい、事故撲滅を目指す。同課は「自転車に乗れば車の仲間入り。歌で楽しく交通ルールを覚えて安全に乗ってほしい」としている。

産経ニュースより)

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