参加費総額の50%をチャリティとして寄付「バイシクルライド2015イン東京」で1167人が都心の街並みを満喫

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 ゆっくり走りながら都心の景観を味わえるサイクリングイベント「バイシクルライド2015イン東京」が4月19日に開催され、東京タワーや銀座、隅田川沿いや皇居周辺など、東京のさまざまな有名スポットを巡るライドを1167人が楽しんだ。この日の参加費総額の50%、323万750円が、難病と闘う子どもたちの夢をかなえるボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」に寄付された。(レポート 平澤尚威)

越中島の遊歩道からは、隅田川と対岸の街並みが眺められる越中島の遊歩道からは、隅田川と対岸の街並みが眺められる

自分のペースで休憩も寄り道もOK

日比谷公園からスタートした「バイシクルライド2015イン東京」日比谷公園からスタートした「バイシクルライド2015イン東京」

 今年で13回目を迎えたバイシクルライド2015イン東京は、千代田区の日比谷公園をスタート、ゴール地点とする約27kmのコースが設定された。JR有楽町駅や東京メトロの駅に近いアクセスのよさに加え、ゆっくりとしたペースで走れることもあり、子供や、サイクリングイベントに不慣れな人でも参加しやすいイベントだ。コンビニや飲食店などに立ち寄るのも自由で、参加者は思い思いの場所で景色を楽しんだり休憩を取ったりできる。

距離が短いため、小さな子供を連れた家族も多い距離が短いため、小さな子供を連れた家族も多い
築地の卸売市場でちょっと寄り道築地の卸売市場でちょっと寄り道

 参加者が乗る自転車はロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、ファットバイク、ママチャリなどさまざま。サイクルウェアに身を包んだロードバイク乗りから、普段着姿のままママチャリでライドを楽しむ人まで、幅広い層が参加した。

東京のさまざまな“表情”を楽しめる

歌舞伎座で記念撮影する参加者たち歌舞伎座で記念撮影する参加者たち

 ライドは曇り空の下でスタート。日比谷公園を出てすぐに、中央省庁が建ち並ぶ霞ヶ関を通り抜け、東京タワーや増上寺のある芝公園へ。その後もコース上には観光スポットが続き、参加者は銀座の歌舞伎座の前で記念撮影したり、築地では中央卸売市場で食べ歩きしたりと、寄り道を楽しむ姿も目立つようになっていった。隅田川を越えると、越中島の遊歩道からは川と街並みの美しい景色が眺められる。ゆっくり休憩したり、記念撮影したりするにはうってつけのポイントだ。

参加者たちは近くから見た東京タワーの高さに驚きながら走り抜けていく参加者たちは近くから見た東京タワーの高さに驚きながら走り抜けていく
勝どき橋を渡って月島方面へ勝どき橋を渡って月島方面へ

 川沿いの風景を楽しんだあとは丸の内方面へ向かい、2014年末に開業100周年を迎えた東京駅の前を通過。毎年エイドステーションになっている東京・大手町のスターバックスコーヒーでは、この日のために近隣の店舗から集まったスタッフたちが、自慢のコーヒーやジュース、クッキー、補給食の定番のバナナなどを振る舞い、参加者に盛大な応援を送った。

2014年末に開業100周年を迎えたJR東京駅を背景に2014年末に開業100周年を迎えたJR東京駅を背景に
声援を送りながら、コーヒーやバナナなどのエイドを振る舞ったスターバックスの従業員たち声援を送りながら、コーヒーやバナナなどのエイドを振る舞ったスターバックスの従業員たち

 皇居前では、日曜日の日中限定で自転車用に開放されている「パレスサイクリング」のコースに合流。一般のサイクリストに混じって、参加者たちは広々とした道路を気持ちよく駆け抜けた。この後は日本武道館や靖国神社のすぐ近くを通り、皇居の周囲をぐるりと走ってゴール。東京の街並みは、少し走るだけでさまざまな“表情”を見せてくれることを実感できるライドとなった。

皇居前で「パレスサイクリング」のコースを走る「バイシクルライド2015イン東京」の参加者たち皇居前で「パレスサイクリング」のコースを走る「バイシクルライド2015イン東京」の参加者たち

200人を超えるボランティアがサポート

希望者にレンタルされたコミュニティサイクル「ちよくる」希望者にレンタルされたコミュニティサイクル「ちよくる」

 今回は、千代田区とNTTドコモが展開しているシェアサイクル「ちよくる」のレンタルが導入された。電動アシスト自転車をその場で借りられるので、体力面で不安な人、サイクリングイベントに不慣れな人でも気軽に参加できるサービスだ。ちよくるで走った参加者たちからは「漕ぎだしが軽くて、後ろから押されているみたい」「坂でも楽なので、気持ちよく走れました」といった声も聞かれた。

参加者やボランティアたちが集まった閉会式参加者やボランティアたちが集まった閉会式

 また、228人のボランティアが大会をサポートし、コース上のいたるところに配置された。交差点での右、左折や直進を誘導するだけでなく、「楽しんでください!」「がんばって」と声援も送っていた。なかには、声を枯らしてしまいそうになりながらも、大きな声で安全走行を促すボランティアの姿が見られた。交通量の多い都心部を交通規制なしで走るイベントだが、丁寧な案内のおかげで参加者たちは安心した様子で走っていた。

サイクリングを楽しむきっかけに

夫婦で参加した猪瀬夢人さんと七緒さん夫婦で参加した猪瀬夢人さんと七緒さん

 東京都江東区から参加した会社員の猪瀬夢人さん(36)、七緒さん(30)夫妻は、初めて2人一緒にライドイベントを楽しんだ。夢人さんはカラーリングからして頑強な印象のファットバイク、七緒さんはかわいらしい小径の自転車で完走し「こうやって都内をちゃんと走ることは今までなかったので、いい機会になりました。すごく楽しかったです」と晴れやかな笑顔を見せた。

一家4人で参加した(左から)根岸直行さん、かおりさん、あかりちゃん、直人くん一家4人で参加した(左から)根岸直行さん、かおりさん、あかりちゃん、直人くん

 会社員の根岸直行さん(39)は一家4人で中央区から参加。直行さんと妻のかおりさん(41)は、それぞれ前後にチャイルドシートを搭載したママチャリで臨み、長女のあかりちゃん(3)を乗せて走った。自分の自転車で走りきった長男の直人くん(6)は「大変だった…」と疲れた様子だったが、ゴールではガッツポーズを見せ、達成感を味わっていた。直行さんは「普段、サイクリングはほとんどしませんが、きょうは楽しめました」。一家にとって特別な一日になったようだ。

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