学生1万人以上が登録筑波大学が放置自転車対策で全国初のICタグ導入 紛失や盗難への対応にも効果

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放置自転車対策のため、自転車に貼り付けられたICタグ放置自転車対策のため、自転車に貼り付けられたICタグ

 キャンパス内に放置される大量の自転車に悩む各地の大学が、あの手この手の対策を打ち出している。鍵を握るのは、学生が入れ替わる春の卒業・入学シーズン。4月6日に入学式が行われた茨城県つくば市の筑波大学では、ICタグを使った登録制を導入して対策に躍起になっている。

 筑波大では毎年、卒業生が置いていくなどした放置自転車千数百台を撤去している。紛失や盗難も少なくないため、大学側は2013年10月から、学内に乗り入れる自転車はICタグを貼る登録制とした。車体にシールを貼るだけの登録制は他大学にもあるが、ICタグ方式は全国初という。

 タグには、所有者の専攻や車体の番号を示す情報を記録。専用機器を近くでかざせば、一帯の自転車のタグ情報を一度に読み取ることができる。それを別のサーバーで保管する学生の氏名や連絡先データと照合することで、駐輪禁止場所にある自転車や、盗難届が出ている自転車の所有者にメールで連絡できる仕組みになっている。

 2014年6月時点で、大学院生まで含めた学生全体の74%に当たる約1万1600人が登録。登録料は1台当たり1000円で、2014年春の新入生には入学手続き書類で周知し、97%が登録した。

専用機器をかざしてICタグの情報を読み取る、学生生活課の菊地文武さん =筑波大学専用機器をかざしてICタグの情報を読み取る、学生生活課の菊地文武さん =筑波大学

 学生生活課の菊地文武さんは「これまで周知に努めてきたが、導入から1年以上たったので、放置自転車の所有者への連絡や撤去を進めたい。この春の卒業生にも、放置しないよう呼び掛けた」と話す。

 大学は制度導入に伴い専従の非常勤職員2人を雇用した。それでも人手は足りず、年間数百万円の人件費と諸経費は学生の登録料だけでは賄えない。

 ただ、つくば市が自転車を活用した環境に優しい街づくりに取り組んでいることもあり、菊地さんは「1万人超の学生が学内外を問わず自転車を放置しない意識を高めれば、市全体のイメージアップになる」と意気込む。

産経ニュースより)

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