おサイフケータイやICカードで簡単利用千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」に新ポート 東京サンケイビルなど6カ所に追加

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 東京都千代田区で展開されているコミュニティサイクル「ちよくる」のポート(指定駐輪場)が今年3月、Cyclist編集部のある大手町の「東京サンケイビル」など6カ所へ新たに設置された。これでポート数は計35カ所に拡大。おサイフケータイや交通系ICカードなどを登録すれば気軽に利用できる(決済はクレジットカード)。ビジネスにも観光にも便利なちよくるを、さっそく試してみた。 (文・写真 米山一輝)

Cyclist編集部が居を構える「大手町サンケイビル」に新設された、「ちよくる」のポート。10台分の自転車ラックが並ぶCyclist編集部が居を構える「大手町サンケイビル」に新設された、「ちよくる」のポート。10台分の自転車ラックが並ぶ
ポートの横には案内の看板。貸し出し機能を自転車本体に搭載しているため、ポートの作りは非常にシンプルだポートの横には案内の看板。貸し出し機能を自転車本体に搭載しているため、ポートの作りは非常にシンプルだ

 ちよくるは、半年前の2014年10月にスタートしたばかりの新サービスだ。このため、NTTドコモの通信網を利用した最新の管理システムが導入されており、貸し出しや返却に関わる個人認証機能は自転車本体に搭載。ポートは配線工事が不要となっている。1回30分150円(税抜)から利用可能で、ちよくるのポート同士であれば、どこででも借りて返すことができる。

 自転車はブリヂストンサイクル製の電動アシスト自転車「ビッケ」が採用されており、意外に急な坂が多い東京の街中も、スイスイ移動することができる。

 当初は千代田区役所や公園など公共施設を中心にポートが設けられたが、徐々に民間のビルなどにもポートの設置場所を広げている。大手町では、3月30日に運用が始まった東京サンケイビルが最初のポートとなった。

 ビルを管理するサンケイビルによると、ポートの場所は無償で提供している。入居テナントや地域へのサービス、社会貢献といった見地から設置を決めたという。ポートには駐輪を検知するための電子機器が備えられているが、バッテリー駆動のため、ビルの電力は一切使っていない。バッテリーは、ちよくるの係員がときどき交換しているようだ。

利用は簡単 FeliCaカードが便利

サイトで会員登録後、自転車に備えられた操作パネルでICカードを登録するサイトで会員登録後、自転車に備えられた操作パネルでICカードを登録する

 ちよくるを利用するには、「一回会員」「月額会員」「1日パス」の3つの方法がある。

 一回会員と月額会員の場合、まず専用ウェブサイトで会員登録を行い、クレジットカードを登録する。利用料金はクレジットカードで決済される。

 貸し出しにはFeliCaカード(交通系ICカード、おサイフケータイ、nanacoカードなど)の利用が便利だ。ウェブで会員登録した後に、自転車に備えられた操作パネルでICカードを登録すれば、その後は操作パネル上の「START」ボタンを押してICカードをタッチするだけで、自転車を借りることができる。ICカードを利用しない場合も、スマホなどで会員用のウェブページにアクセスし、その都度パスコードを発行すれば借りることができる。

 1日パスは丸一日利用可能。特定の有人窓口もしくは無人登録機で購入できる。こちらの決済は現金、クレジットカード、交通系ICカードが利用できる。

桜の皇居を一周サイクリング

自転車はブリヂストン「ビッケ」の電動アシストバージョン自転車はブリヂストン「ビッケ」の電動アシストバージョン

 記者は「ちよくる」を利用し、桜の季節の皇居周辺をサイクリングしてきた。

 東京サンケイビルのポートは、建物の南側、大手町ビルに面した道路沿いに10台分のラックが設けられている。

 利用前にまず会員登録。スマホやケータイからも可能だが、いざ借りる際にポートの前で決済情報などを入力するのは面倒なので、先にパソコンで登録を済ませておくのがオススメだ。初回利用時には、会員登録の際に送られてきた会員証登録パスコードを使ってICカードを登録する。

 会員登録とICカードの登録が済めば、自転車の操作パネルの「START」ボタンを押してICカードをかざすだけ。しばらく「通信中」の文字が出たあと、自動的に開錠される。ハンドル右手の電動アシストのスイッチを入れてスタートだ。

 大手町から内堀通りに出て、車道を内回りに走る。ちょうど桜が満開の時季だったので、歩道は花見客であふれていた。竹橋から千鳥ヶ淵に抜ける道は、ちょっとした丘越えになるが、電動アシストのため苦にならない。信号待ちからの発進もラクラクだ。

竹橋の内堀通り沿い竹橋の内堀通り沿い
ちょうど満開の時期。多くの花見客が集まっていたちょうど満開の時期。多くの花見客が集まっていた

 返却は自転車をポートのラックに差し込んで駐輪し、駐輪確認が表示されたら、手動で施錠を行い、操作パネルの「ENTER」キーを押す。駐輪確認に若干の時間がかかるので、あせらず操作した方が失敗しない。

千鳥ヶ淵から国会議事堂を望む、定番のアングル千鳥ヶ淵から国会議事堂を望む、定番のアングル

 ちなみに途中、桜の写真を撮っていたら、大手町発着の皇居一周で、利用時間は30分を若干オーバーしてしまった。一回ごとに利用料金が発生する「一回会員」の場合、最初の30分が150円で、そのあとは30分ごとに100円が追加されていく(いずれも税抜き)。区内の単純な移動で寄り道をしなければ、ほぼ一回30分以内に収まりそうだ。

 現在、東京メトロの初乗り運賃は165円(ICカード利用の場合、税込み)。駅までの移動や、駅での上下を含めた移動にかかる手間や時間を考えると、ちよくるは十分に魅力的な選択肢といえるだろう。今後、ポートが増えることで、さらに便利になっていくはずだ。

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