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子育て満点バイク in アジア<13>ファミリーサイクリストで大盛況 シンガポールの自転車&歩行者専用道「パークコネクター」ライド

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 この3月は、わが家にとって“ファミリーライド月間”となりました。舞台はすべてシンガポールで、それぞれ趣が異なる3つのライドに参加。走行距離5kmのファミリーライドに始まり、30kmのファンライド、20kmの海沿いファミリーライドと続きました。

自分で企画・主催したファミリーライド(20km)には、およそ40人が集いました自分で企画・主催したファミリーライド(20km)には、およそ40人が集いました

3歳の長男もストライダーで参加

自転車・歩行者用の道「パークコネクター(PCN)」には、陸橋部分もある自転車・歩行者用の道「パークコネクター(PCN)」には、陸橋部分もある

 まず1つ目は、子どもと一緒に5kmの「パークコネクター(PCN)」を走るファミリーライド。PCNは、公園と公園を繋ぐ自転車と歩行者用の道です。歩道が区分けされている程度のものから、川沿いや海沿いに専用のコースを設けたものまで様々ですが、どれも道幅が広く平坦で走りやすいのが特徴です。

 この日のサイクリングは、地元のサイクリストの方が企画した「Choa chu kan family ride」というもので、近所に住む家族が30人ほど集まって実施されました。私は「5kmなら3歳の長男、耕士郎に挑戦させてみよう!」と、長男と愛車「ストライダー」(ペダルなしのバランスバイク)をチャリオットに載せて集合場所へ。

チャリオットで息子とストライダーを一緒に運びますチャリオットで息子とストライダーを一緒に運びます
さあ出発! リタイアした息子を乗せるため私は空のチャリオットをひっぱっていきますさあ出発! リタイアした息子を乗せるため私は空のチャリオットをひっぱっていきます

 ストライダーにまたがる耕士郎を見てみんな驚いていましたが、「まぁやってみましょう」とスタート。長男は、始めの3kmくらいは大人の自転車に着いていくのが面白かったらしく、大張り切りでした。「すごい!」「がんばれ」という声援も背中を押しました。しかしだんだん疲れてきて、歯を食いしばり最後は泣きながら4km目を走りましたがあと500mほどのところでギブアップ。大人に交ざり、ストライダーで時速10kmほどのペースとはよくがんばりました。

大人と一緒になってPCNをがんばって走る耕士郎大人と一緒になってPCNをがんばって走る耕士郎

シンガポールでの“峠”は人工物

 2つ目は、友人に誘われて2人の息子たち、耕士郎と龍士郎を連れて参加した30kmのファンライド。1万人以上が登録するシンガポール最大のFacebookのサイクリンググループ「Love Cycling Singapore」(LCSG)が企画したライドです。

集合場所はいつものマクドナルド集合場所はいつものマクドナルド

 前日ふとイベントのページを見直してみたら、「南洋理工大学の坂に挑戦!」との文字が。平均時速20kmくらいの簡単なライドと聞いてたのに、坂! ドキドキしながら待ち合わせ場所のウエストコーストのマクドナルドへ。前回のライドの待合せと同じ場所で、シンガポールのサイクリストの間では定番のようです。

 この日の子連れは、チャリオットの私と、8歳の娘さんを連れてタンデムに乗った友人の2家族のみ。「それで走るの?」「かわいい!」と注目の的です。今回は一般道を走りましたが、40人以上のグループなのでクルマからは認識されやすいし、経験のあるサイクリストが先導し、後ろ、時には横からサポートをして安全を確認してくれるので安心です。

 10kmほど走ってやってきました、坂チャレンジ! ここは、大学のキャンパス内の坂。シンガポールには山がないので、こういう人工的なところで“峠”を走るのです。日本のクライマーは恵まれていますね!

 敷地内ならいけそうだと思いつつも、耕士郎が15kgで龍士郎が10kg、プラスおもちゃと着替え、自分たちの水・食料を載せたチャリオットを引っ張っているのでそこそこにキツイ。気がついたらサポートのお兄さんが後ろから押してくれていて、他の人よりもむしろ早く登り切ることができました。「すごいパワフル」「平坦な道を走っているみたい!」とみんなに驚かれながら(笑)。

8歳の娘さんを連れた友人のタンデム8歳の娘さんを連れた友人のタンデム
サポートのお兄さんに押してもらっていますサポートのお兄さんに押してもらっています

 坂の後は大学の食堂で朝ごはんを食べ、シンガポール唯一の窯を見学し、ウエストコーストに戻りました。ずっとチャリオットに座っていた息子たちはライド後、ウエストコーストの巨大パークで大暴れ! ファミリーライドにはゴール地点、休憩地点で子どもが走り回れる「公園」や「広場」を組み込むのが必須ですね。

新企画に40人以上が参加

川沿いの自転車・歩行者用の道「パークコネクター(PCN)」川沿いの自転車・歩行者用の道「パークコネクター(PCN)」

 3つ目は、北部の海沿いの道、プンゴールPCN20kmを走るファミリーライド。私が企画・主催しました! シンガポールで初めて自分で主催したイベントでしたが、参加者はなんと40人以上が集まりました。私と同じチャリオットをはじめ、タンデム、チャイルドシート、子ども用自転車を連結させたもの、自分で走る子…など、いろんなファミリーサイクリストの姿が見られました。

友人のタンデム友人のタンデム
子どもの自転車と連結させた自転車子どもの自転車と連結させた自転車

 リーダーはLCSGのベテランライダーにお願いし、グループを先導してもらいました。海沿いの道はとても走りやすく、混み合っていないので、みんなおしゃべりに花が咲きました。

 ママチャリ(に見えましたがドイツ製の10万円くらいするおしゃれな自転車だそうです)にチャイルドシートを付けて参加したデンマーク人のお母さんは、子どもと一緒に自転車旅行をするのが夢だそうで、「ぜひ一緒にどこかへ行こう」と私も盛り上がったのでした。

チャリオットの中はこんな感じ。気持ちよくて寝ていますチャリオットの中はこんな感じ。気持ちよくて寝ています
友人のタンデムにまたがってみる長男友人のタンデムにまたがってみる長男

 この後は、4月25、26日にシンガポールからフェリーに乗ってマレーシアに渡り、デサルというビーチリゾートを走る1泊2日のファミリーツアーを企画しています。自転車の世界へ、家族をどんどん巻き込んでいきたいと思います!

山田美緒山田美緒(やまだ・みお)

サイクリストとして世界中を旅した経験から一般社団法人コグウェイを設立し、「四国ディスカバリーライド」「コグウェイin台湾」などを主催。著書に、アフリカ大陸縦断記をまとめた『マンゴーと丸坊主』、女性サイクリストたちとの旅や交流の体験記『満点バイク』がある。2014年3月よりシンガポール在住。ブログ「満点バイク」を掲載。

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