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はらぺこサイクルキッチン<33>東京のマウンテンバイクトレイルのゴミ拾いに参加 お供には手作りエナジーバー

by 池田清子 / Sayako IKEDA
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 先日、里山の再生や整備活動などを行っている有志の団体「西多摩マウンテンバイク友の会」の活動のひとつ、ゴミ拾いにマウンテンバイクプロアスリートの夫・池田祐樹と参加してきました。手作りのエナジーバーでエネルギーを摂って、小雨の降る東京都青梅市のトレイルをゴミ袋を片手に歩いてきました。

MTBプロアスリートの池田祐樹さん(手前)とともに東京都青梅市のトレイルでのゴミ拾いに参加した筆者・清子さん(右手前から2人目)。手作りのエナジーバーを持参しましたMTBプロアスリートの池田祐樹さん(手前)とともに東京都青梅市のトレイルでのゴミ拾いに参加した筆者・清子さん(右手前から2人目)。手作りのエナジーバーを持参しました

地元のグループとMTB好きメンバーが共同作業

地元の方とゴミ拾い活動前に談笑する「西多摩マウンテンバイク友の会」会員で今回のリーダー・大平準一さん(左)と、同会会長の中沢清さん(右)地元の方とゴミ拾い活動前に談笑する「西多摩マウンテンバイク友の会」会員で今回のリーダー・大平準一さん(左)と、同会会長の中沢清さん(右)

 ゴミ拾いの場所は、偶然にも今私たちが住んでいる町。この日は、マウンテンバイクをこよなく愛する都内外のメンバーが集まりました。バイクショップの店長、バイク製品を取り扱う代理店、会社員、学生などその数およそ17人です。

 それに加えて、地元住民の方が3人。以前から有志で集まっていらっしゃる団体「青梅長渕丘陵・大荷田の自然を守る会」の方々ですが、「高齢化が進み、自分たちだけではなかなか以前のように活動できなくなっている」ということで、今回一緒に活動することになりました。

 私は、少しでもお役に立てるように自宅でエナジーバーを手作りしていきました。オートミール、ミックスナッツ、ハチミツ、レーズン、イチジク、豆乳、チョコチップ、塩を混ぜてオーブンで焼いた身体に優しいバーです。皆さんに焼き立ての温かいバーをお渡しした際の「作ってきたの!? ありがとう!」という笑顔が嬉しかったです。

オートミール、ミックスナッツ、ハチミツ、レーズ、いちじく、豆乳、チョコチップ、塩を混ぜてオーブンで焼きましたオートミール、ミックスナッツ、ハチミツ、レーズ、いちじく、豆乳、チョコチップ、塩を混ぜてオーブンで焼きました
手作りバーをゴミ拾いに参加されていた皆さんにお渡ししました手作りバーをゴミ拾いに参加されていた皆さんにお渡ししました

トレイルのある所には氏神様

 まずは「氏神様にご挨拶しましょう」と、手を合わせてから出発。地元の方からは「氏神様へ参るための道ができているから、トレイルのある所には大抵氏神様がいらっしゃる」と教えていただきました。なるほど!

氏神様の前を通るトレイルの入り口氏神様の前を通るトレイルの入り口
氏神様にお参りをする祐樹さん(左)と私。今から少しお邪魔します!氏神様にお参りをする祐樹さん(左)と私。今から少しお邪魔します!
林道の脇の坂を下ると、上から投げ捨てられたゴミの数々が姿を現しました。小雨が降っていて足下が滑るので、注意を払いながらの作業林道の脇の坂を下ると、上から投げ捨てられたゴミの数々が姿を現しました。小雨が降っていて足下が滑るので、注意を払いながらの作業

 それぞれ45Lのゴミ袋を手にして、大きな通りから1本入った林道へと進んでいきました。一見ゴミはなさそうでしたが――道の外に少し傾斜があり、降りて行くとそこには、林道から投げ捨てられたであろうゴミの数々!

私が拾ったゴミの一部。袋に収まりきりませんでした私が拾ったゴミの一部。袋に収まりきりませんでした

 空き缶、ペットボトル、食品の容器…あっという間に袋が満杯になります。さらに道の奥へと進んで行くと、次第にゴミが大きくなっていきました。自動車の鉄パイプ、タイヤホイール、便器(3つも!)、毛布、ベッドマットレスなどの不法投棄。美しい川の水をせき止めてしまうような大きなゴミが、山のように落ちていました。

 各自治体で処理をすれば200~300円という粗大ごみ回収代が、そんなに惜しいのでしょうか? わざわざここへ運んできて故意に投棄しているのでしょうが、それだって労力が掛かっているはず。川底に捨てられているものの中には、足場が悪く危険な状況のため、私たちの作業では回収できないものもありました。自然に還ることのないそれらは、これからもそこに放置されるのでしょう…。

エリアを手分けしながら作業。あっという間に袋が満杯になりましたエリアを手分けしながら作業。あっという間に袋が満杯になりました
この日のトレーニングを午後に回して、祐樹さんも参加この日のトレーニングを午後に回して、祐樹さんも参加

1時間半でゴミ袋30枚分を回収!

 結局、20人×1時間半の作業で、用意してくださった30枚の45Lゴミ袋は全ていっぱいになりました。各々拾ったゴミを一カ所に集めてみると、子供用自転車や歩行補助機能付きショッピングカート、空のガスボンベなどが並び圧倒される量でした。そこから更に分別作業が始まりました。

集まったゴミは全部でゴミ袋30枚分。中には子供用自転車もありました集まったゴミは全部でゴミ袋30枚分。中には子供用自転車もありました
集めたゴミの分別作業中。空き缶や植木鉢も沢山ありました集めたゴミの分別作業中。空き缶や植木鉢も沢山ありました

 土曜の午前中のたった1時間半、されど1時間半。本来なら「ゴミを拾う」という行為は1人でもできることかもしれませんが、私はマウンテンバイクを通じて今回の活動に出会いました。また、改めて自然と触れ合うことで、「いつまでもこの自然が豊かに生き生きと、人と共存していてほしい」という強い気持ちが、恥ずかしながら人生で初めて能動的に生まれました。

 自然は多大な豊かさを心にもたらしてくれます。私にとってゴミ拾いは、「マウンテンバイクに乗るのと同じくらい、自然の豊さに触れる大事なこと」だと感じました。山はそこから動かない・動けない。もちろん、ゴミ拾いの必要がなくなる日が来るのが一番ですが、自然があるべき姿に近づけるような活動に、今後もできる範囲で参加していきたいと思います。

池田清子池田清子(いけだ・さやこ)

アスリートフード研究家。モデル事務所でのマネージャー経験を生かし2013年夏よりトピーク・エルゴンレーシングチームUSA所属ライダー、池田祐樹選手のマネージメントを開始、同秋結婚。平行して「アスリートフードマイスター」の資格を取得。アスリートのパフォーマンス向上や減量など、目的に合わせたメニューを日々研究している。ブログ「Sayako’s kitchen」にて情報配信中。

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