現地レポート by 田中苑子<速報>愛三工業レーシングの早川朋宏がアジアンリーダー賞を獲得 「ツール・ド・ランカウイ」第7ステージ

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 3月14日に開かれたアジア最高峰のステージレース「ツール・ド・ランカウイ」の第7ステージで、早川朋宏(愛三工業レーシング)がステージ16位でゴールし、総合16位となった。これで参加する全アジア人選手のうち総合成績で最高位となり、アジアンリーダー賞を獲得した。

ツール・ド・ランカウイ第7ステージを終えてアジア人レーサーの首位に立ち、表彰台で白いアジアンリーダージャージに袖を通した愛三工業レーシングの早川朋宏ツール・ド・ランカウイ第7ステージを終えてアジア人レーサーの首位に立ち、表彰台で白いアジアンリーダージャージに袖を通した愛三工業レーシングの早川朋宏

頂上ゴールを迎えるクイーンステージスカイ、アスタナ、ティンコフ・サクソといったUCIワールドツアーチームのプロトンに愛三工業レーシングも加わったスカイ、アスタナ、ティンコフ・サクソといったUCIワールドツアーチームのプロトンに愛三工業レーシングも加わった

 フレイザーズヒルは、傾斜は緩いものの登坂距離が長く、ラスト7kmは1車線の細くクネクネと曲がりくねった道が続く。コース変更によって獲得標高は減少したが、大会のクイーンステージ(最難関ステージ)としての位置づけは変わりない。

クイーンステージを制したヨウセフ・レグイグイ(MTNキュベカ)は、総合リーダーも奪取したクイーンステージを制したヨウセフ・レグイグイ(MTNキュベカ)は、総合リーダーも奪取した

 ステージ優勝を挙げたのは、「先月生まれた子どもにこの勝利を捧げたい」と話したヨウセフ・レグイグイ(アルジェリア、MTNキュベカ)。10人ほどの少人数グループでのスプリントを制し、総合順位でも首位に立って、カレブ・イーウェン(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)からイエロージャージを奪取した。

登坂力を生かしてジャンプアップ

 早川は3月10日の第3ステージで、集団が大きく2つに分かれるなかで先頭集団に残り、愛三工業のチーム内で唯一、総合順位を競える位置につけていた。アジアンリーダー賞では前日まで3位。登坂力に優れる早川は、第7ステージで総合順位のジャンプアップを狙い「できるだけ前でゴールすることをめざして走った」という。その結果、アジア人選手の2位以下に1分以上の差をつけることに成功した。

フレイザーズヒルをダンシングで駆け上る愛三工業レーシングの早川朋宏フレイザーズヒルをダンシングで駆け上る愛三工業レーシングの早川朋宏
ゴール後にレースを振り返る早川朋宏(左)と中根英登ゴール後にレースを振り返る早川朋宏(左)と中根英登

 早川はゴール後、「レース中はしっかりと体調管理ができていないとダメなんですが、じつは少し体調を崩したなかでのレースだった。そのなかでやれることはやり、チームメイトの助けもあって、アジアンリーダーを獲得できた。とても嬉しい」と語った。

総合首位のヨウセフ・レグイグイ(MTNキュベカ、黄色いジャージ)らと共に表彰台に立ったアジアンリーダーの早川朋宏(愛三工業レーシング、白いジャージ)総合首位のヨウセフ・レグイグイ(MTNキュベカ、黄色いジャージ)らと共に表彰台に立ったアジアンリーダーの早川朋宏(愛三工業レーシング、白いジャージ)

 大会最終日の15日行われる第8ステージは、クアラルンプール市の郊外をスタートし、市内のサーキットでフィナーレを迎える平坦ステージ。総合順位が大きく変動する可能性は小さく、早川が最終的にアジアンリーダー賞を獲得するのはほぼ確実な情勢だ。

(文 田中苑子・写真 Peloton Images Asia

田中苑子田中苑子(たなか・そのこ)

1981年、千葉生まれ。2005年に看護師から自転車専門誌の編集部に転職。2008年よりフリーランスカメラマンに転向し、現在はアジアの草レースからツール・ド・フランスまで、世界各国の色鮮やかなサイクルスポーツを追っかけ中。2015年、アジアのフォトグラファー仲間と共に、アジアのレース写真を中心としたイメージバンク『Peloton Images Asia』を設立した。

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