スマートフォン版はこちら

バイクインプレッション2015「PINARELLO PRINCE」 前フラッグシップの性能を受け継いだ注目のレースモデル

  • 一覧

 歴史あるイタリアのレーシングブランド、ピナレロの中でも、その代表的なモデルの一つとして「プリンス」は親しみのある名だ。フラッグシップ機のドグマがフルモデルチェンジを果たした一方で、プリンスは旧ドグマの流れをストレートに受け継ぐモデルとなった。ドグマ65.1と同じ金型を使用し、素材をトレカ65HM1Kからトレカ60HM3Kに変更することで、高いコストパフォーマンスを実現した注目モデルだ。

PINARELLO PRINCE(ピナレロ プリンス)PINARELLO PRINCE(ピナレロ プリンス)

PINARELLO PRINCE(ピナレロ プリンス)
価格:575,000円(コーラス完成車、税抜)
   465,000円(アルテグラ完成車、税抜)
   365,000円(フレーム、税抜)
サイズ:44SL、46.5SL、50、51.5、53、54、55、56、57.5、59.5、62 (C-C)
カラー:ブラックオレンジフルオ、ホワイト、ブラックイエローフルオ
問い合わせ先:ピナレロジャパン http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/

スペック

フレーム:カーボン 60HM3K Nanoalloy™ Torayca®
フォーク:ONDA™2 Carbon 60HM3K Nanoalloy™ Torayca®
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:フルクラム・レーシングスポーツ
重量:7.65kg(51.5サイズ完成車実測値)

象徴的なピナレロのONDAフォークは、シートステーと同様にウェーブがかかった独特のデザインとなっている象徴的なピナレロのONDAフォークは、シートステーと同様にウェーブがかかった独特のデザインとなっている
素材に65HM3Kを採用していたDOGMA 65.1に対して、プリンスは 60HM3Kを採用。性能を大きく犠牲にすることなく低価格化を実現した素材に65HM3Kを採用していたDOGMA 65.1に対して、プリンスは 60HM3Kを採用。性能を大きく犠牲にすることなく低価格化を実現した
丸パイプではなく、複雑な成形を施し強度をコントロールしているダウンチューブの造形丸パイプではなく、複雑な成形を施し強度をコントロールしているダウンチューブの造形

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

松尾 前フラッグシップ機の「ドグマ 65.1」はビッグレースでも良い戦績を収めた名車でしたね。同じ金型とはいえ素材が変わり、ダウングレードされた印象を受けるかと思いましたが、むしろ角を取り、更に洗練された乗り味に感じられました。ただ、ボクはマーベルと並べたときに、ルックスがほとんど同じだったのでもう少し全体的な高級感があってもいいかなぁと思いました。

米山 つい最近までのトップモデルの設計を流用することで、その性能を引き継いだコストパフォーマンスに優れたモデルだ。素材が変わったとはいえ、剛性感とともに軽快感も感じられてとても満足度の高い仕上がりだと思う。

松尾 剛性はしっかりしているけど、踏み切れないほどの固さではないですね。ピナレロの特性上、直進安定性が高く、フォークの剛性も高いので安定感も高いのですが、上位モデルになると剛性が高いため、身体全体が仕上がってこそ本来の性能を引き出せました。トップチューブとバック周辺の剛性が高くなるため、上半身と脚の両方のパワーが必要になる感じです。しかし、今回のプリンスはそうした角がなく、上級者以外のライダーが乗っても十分に乗りこなせる印象です。僕もこの位の剛性感が好きです。

米山 安定感と地面にカッチリ食いつく感じで、高速域でも安心感がある落ち着いた走り。ピナレロの特徴だね。加速もなかなか軽いと思う。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

松尾 直進安定性は抜群。フロントフォークが優秀で、フロント周りが中心になって動き、安定感につながって良いです。ハンドリングも良いです。上級者も満足できますよ。加速は硬すぎないけど剛性が高いので、踏み切れれば発進時もいいですが、ある程度の速度からの方が得意です。

米山 乗り心地はどう? レースマシンとしては乗り心地もなかなか良かったよね。

松尾 細かい振動はうまく受け流していますが、ドンという強い衝撃はカラダに伝わるのでそれなりでしょうか。でも基本がしっかり詰まったバイクなので、誰が乗っても扱いやすいバイクです。

米山 完成車仕様はコーラス仕様とアルテグラ仕様が用意されているけど、どちらもフレームの性能に対して、ホイールはとりあえずというグレードで付いている。なので、レースなどをバリバリ走るならまずは別のホイールを用意しよう。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


関連記事

この記事のタグ

30~50万円のロードバイクピナレロ(PINARELLO)のロードバイク|50万円以上50万円以上のロードバイクピナレロ(PINARELLO)のロードバイク

30~50万円 50万円~ バイクインプレッション ピナレロ フレームセット ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載