将来のツール出場に向け前進「チームUKYO」が畑中勇介、ウルタスンら新加入選手をお披露目 2015年体制発表会を開催

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 元F1ドライバーの片山右京監督が率いるUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム「チームUKYO」が3月7日、東京・臨海副都心の「メガウェブ」で2015年チーム体制発表会を開いた。今シーズンはシマノレーシングから畑中勇介を獲得し、グランツール完走経験をもつパブロ・ウルタスンとオスカル・プジョル(ともにスペイン)ら3人の外国人選手も加入した。また片山監督は、来年にはUCIのカテゴリーが上位のプロコンチネンタルチーム(プロコン)に登録したいと表明。将来のツール・ド・フランス出場という目標へ、着実に歩を進めようとしている。

2015年のチーム体制発表会を行った「チームUKYO」の片山右京監督(左)と選手ら2015年のチーム体制発表会を行った「チームUKYO」の片山右京監督(左)と選手ら

明確に求める「勝利」

シマノレーシングから加入した畑中勇介。新天地で勝利を狙うシマノレーシングから加入した畑中勇介。新天地で勝利を狙う

 発表会には、所属11選手のうち平井栄一を除く10人が登場。新加入選手は強豪ぞろいで、畑中はJプロツアー優勝・入賞の常連で世界選手権出場経験もある国内トップクラスの一角だ。畑中は移籍した理由について「UKYOでは『勝利』という結果を明確に求められている。強いチームなので学べることも多いし、(ツールなど)海外のレースを目指すところも自分の目標と一致している」と語った。

 34歳のベテランスプリンター、ウルタスンは、かつてUCIのトップカテゴリーのチームだったエウスカルテル・エスカディ(2013年に解散)に5年間在籍し、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを完走したほか、ツアー・オブ・ブリテンのステージ優勝など欧州のレースで勝利を飾ってきた。

パブロ・ウルタスンパブロ・ウルタスン
オスカル・プジョルオスカル・プジョル
ダニエル・ホワイトハウスダニエル・ホワイトハウス

 ブエルタ完走経験があるクライマーのプジョルも、サーヴェロ テストチームやオメガファルマ・ロットなど欧州のトップチームを渡り歩いてきた。昨年はUAE(アラブ首長国連邦)のチームからツール・ド・熊野に出場して山岳賞を獲得している。さらに、昨年のツアー・オブ・ジャパンで総合30位に入った20歳のクライマー、ダニエル・ホワイトハウス(ニュージーランド)も成長が期待される若手だ。

強力なスプリンターとしてパブロ・ウルタスンを紹介する片山右京監督強力なスプリンターとしてパブロ・ウルタスンを紹介する片山右京監督
カメラに向かっておどけるオスカル・プジョルカメラに向かっておどけるオスカル・プジョル

土井の照準は全日本選手権制覇

 昨季までのエースで、Jプロツアー個人総合2連覇を果たしたホセビセンテ・トリビオ(スペイン)はマトリックスパワータグへ移籍したが、チームが目指すのは個人総合3連覇と、2年ぶりとなるチーム総合優勝の奪還。国内の主要レースのほか、アジアのレースにも参戦していく予定だ。片山監督は「トリビオがチームを去ってこれまでよりも厳しいシーズンになると思うけれど、それを乗り越えていきたい」と語った。

チームを率いて4シーズン目を迎えた片山右京監督チームを率いて4シーズン目を迎えた片山右京監督

 将来のツール・ド・フランス出場を目標とする片山監督は、2016年のプロコン昇格について「難しいことだが、金銭面や戦力面、チーム体制、ドーピングへの取り組みなどを強化して条件をクリアしてきたい。プロコン登録ができなかったとしても、そのための活動は無駄にならない」と、高い目標へ向かっていく姿勢を示した。

キャプテンとして今シーズンのチーム目標を語った土井雪広キャプテンとして今シーズンのチーム目標を語った土井雪広

 今季のチームキャプテンを務める土井雪広は「トレーニングキャンプを通して、今年はいい強い選手がそろっていることを実感した。去年は取れなかったJプロツアーのチーム総合優勝を目指すとともに、UCI公認レースでの勝利を積み重ねたい」と意気込む。また、自身の目標としては全日本選手権ロードでの優勝を挙げ、「全力で取りにいく」と強い覚悟を見せた。

土井雪広土井雪広
窪木一茂窪木一茂
サルバドール・グアルディオラサルバドール・グアルディオラ
住吉宏太住吉宏太
山本隼山本隼
湊諒湊諒

チャリティー活動にも注力

今中大介さんは「どのレースで勝てるチーム力がある」と太鼓判を押した今中大介さんは「どのレースで勝てるチーム力がある」と太鼓判を押した

 チームのバックアップ体制としては、名誉監督に元競輪選手でトラック世界選手権10連覇を果たした中野浩一さん、テクニカルアドバイザーに元プロロードレーサーの福島晋一さんが就任することも発表された。昨年までテクニカルアドバイザーだった元プロロードレーサーの今中大介さんは相談役となる。バイクは「KUOTA」(クオータ)を使用する。

 片山監督はレースのほかにも、スクールなどを通しての子供のサポートやチャリティー活動にも力を入れていく。毎年秋に岩手県で開催している震災復興支援のサイクリングイベント「ツール・ド・三陸」にも参加する予定という。またイベントなどの際は、チームUKYOの下部組織にあたる「チームUKYO Reve(レブ)」のメンバーたちとともに参加する。

チームUKYO 2015年所属選手
土井雪広、畑中勇介、サルバドール・グアルディオラ、パブロ・ウルタスン、オスカル・プジョル、窪木一茂、平井栄一、住吉宏太、山本隼、湊諒、ダニエル・ホワイトハウス

(レポート 平澤尚威)

レース以外の活動にも積極的に参加する意向を表明した片山右京監督レース以外の活動にも積極的に参加する意向を表明した片山右京監督
サイクリングイベントなどに参加する「チームUKYO レブ」のメンバーサイクリングイベントなどに参加する「チームUKYO レブ」のメンバー
チームUKYOとSUPER GTのグッドスマイルレーシングチームUKYOとSUPER GTのグッドスマイルレーシング

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