300以上のブランドが出展ビギナーも大満足の「埼玉サイクルエキスポ」 会場でショッピング、のち公道試乗へゴー
自転車の祭典「埼玉サイクルエキスポ2015」が3月7日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で開幕した。「見て・触って・乗って楽しめる」をコンセプトに自転車や関連グッズブランドが300以上、100を超えるブースが集結。入場は無料、さまざまなイベントプログラムも楽しめるとあって、朝から沢山の来場者でにぎわった。8日も午前9時半から開かれる。
公道試乗コースが熱い!

埼玉サイクルエキスポのブースでは、製品の展示だけでなく、ウェアやアクセサリーなどの販売も盛んに行われている。日本未発表のアイテムや、会場のみで手にすることができる掘り出し物を目当てに、ブースからブースへ“収穫物”の袋を手に回る人たちの姿も見られた。
会場付近の公道を一部封鎖して設けられた試乗コースは、イベントの目玉のひとつ。来場者は、ブースや試乗ピットで貸し出されたスポーツ自転車や電動アシスト自転車をコースへ持ち込み、思い思いに走行感を確かめていた。

「楽しい~」と声を挙げながら試乗をしていた坪川泉さんは、今回が初めてのロードバイク体験。同級生の田中芹佳(せりか)さんも、この日初めてロードバイクに乗ったという。身長150cm台の田中さんは「トレック」で自分にぴったりのサイズを借り、「乗りやすくて(試乗コースを)3周もした」と軽快な走りを満喫していた。
実用的なステージイベントや講習プログラム

会場内には「メインステージ」と「ワークショップステージ」が設けられ、子供がいっしょに楽しめる歌や交通安全啓発の催しが行われたほか、「サイクリスト・ランクアップセミナー」として、自転車を列車などに積み込む「輪行」や、自転車旅のノウハウを伝える実用的な講座も展開された。またバイクブランド「コーダーブルーム」のブースではこの日、全部で26回の「ロードバイク初心者講習」を実施。10分間で乗り方、変速・ブレーキの方法、降り方といった基本をマスターできるとあって、毎回ほぼ満員になるなど大人気だ。


普段はクロスバイクを楽しんでいるという上尾市の水野浩さん、幸江(ゆきえ)さん夫妻は、そろってロードバイク初心者講習に参加した。浩さんは「思ったより前傾姿勢で腰が心配。(部屋の)置き場所が確保できたら欲しいと思っているけれど…」と語り、幸江さんは「ギアチェンジはどうやるのか疑問でしたが、簡単にできました」と喜んだ。
屋外の広場では、キッズバイクのコーナーや飲食エリアが展開されている。県内の飲食店などのブースが集まっているほか、隣接するスペースでは8店の味を楽しめる「さいたま新都心ラーメンフェスティバル」も併催され、お昼時には行列ができていた。
文・写真 柄沢亜希
「埼玉サイクルエキスポ2015」開催概要
会期: 2015年3月7日(土)~8日(日)
会場: さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ、けやきひろば等)
主催: 埼玉サイクルエキスポ実行委員会
入場料: 無料