バイクインプレッション2015「TIME SKYLON」 優れた空力性能と剛性向上を実現、意欲的な作りの新フラッグシップ

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 1987年に設立されたフランスのタイム。独自のカーボン成形技術、RTM工法によって製造されるフレームには根強いファンも多い。今回試乗するのはそのフラッグシップモデル「スカイロン」だ。前作から比べ、全体的に角を取り丸みを帯びたパイプと、エアロダイナミクスを追求した形状となり、剛性の向上だけでなく大きな変化を感じられるモデルチェンジとなった。

TIME SKYLON(タイム スカイロン)TIME SKYLON(タイム スカイロン)

TIME SKYLON(タイム スカイロン)
価格:480,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:ホワイトマット、チームマット、レッドグロス、プラズママット
問い合わせ先:ポディウム http://www.podium.co.jp/time/

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:SKYLON用インテグラルRTMフォーク
変速機:カンパニョーロ・スーパーレコードEPS(F)&(R)
ギヤ:カンパニョーロ・スーパーレコード 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:カンパニョーロ・ボーラウルトラ35
重量:6.55kg(Sサイズ完成車実測値)

メーンフレームに滑らかにつながるフロントフォーク。スカイロンにはダンパーを内蔵したアクティブフォーク採用のバージョンもあるメーンフレームに滑らかにつながるフロントフォーク。スカイロンにはダンパーを内蔵したアクティブフォーク採用のバージョンもある
全体的に丸みを帯びたフレームは空力性能を求めたタイムの改革全体的に丸みを帯びたフレームは空力性能を求めたタイムの改革
繋ぎ目に過度にボリュームはないが、剛性は45%も高められているというBB386を採用するBB周り。左右一体のチェーンステーにも注目繋ぎ目に過度にボリュームはないが、剛性は45%も高められているというBB386を採用するBB周り。左右一体のチェーンステーにも注目

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm

松尾 直近で「アイゾン」を試乗していて、全体的には好みの路線で良かったのですが、もう少し剛性があったらという印象があったので、今回「スカイロン」にはその部分を期待していました。

米山 「アイゾン」の一つ上のグレードになる、2015年モデルで登場した新フラッグシップがこの「スカイロン」。見た目の印象が、これまでのタイムとは大きく変わったよね。それでも、細かく見ていくとBBや、チェーンステーやシートステーのつなぎ、カーボン地などタイムっぽさを感じるところがある。

松尾 ええ。見た目は変わりましたけど、でも乗るとタイムらしさ全開なんですよね!

米山 そうなんだよね。乗った感じが、もう“レーサー”で、固い、細い、速いみたいな印象。剛性は高かった。

松尾 推進力が満点なのにもかかわらず、剛性はガチガチではなく、しなやかさも兼ね備えています。そこがタイムらしい乗り味でした。直進安定性も高いしコーナリングでも俊敏さも兼ね備えているので良かったです。剛性、推進力、ハンドリングどれをとっても優秀でした。

米山 それに、下から上までバシッと加速するのが気持ちが良い。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

松尾 発進加速よりもさらに巡航からの加速の良さが際立っていました。快適性もとても良く、ツーリングでも使ってみたいです。

米山 剛性は高いから、アッセンブル次第かな。エアロダイナミクスも乗ってみて良い印象が感じられたので、速く走るのがいちばん楽しいのは間違いない。

松尾 この走りの感覚は癖になりますね。個人的に欲しくなりました。フォークが良いのでハンドリングも素晴らしく、狙ったラインをラクにトレースできます。できればアクティブフォークも試してみたいですね。見た目も高級感があり、所有できれば必ず満足できると思います。レーススペックではありますが、日常のサイクリングやポタリングでも使えるほど懐が広いので、誰か乗っても楽しいと思いますよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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