問題意識を持ってもらう狙い自転車盗難被害が多かった店舗・施設のランキングを公表 滋賀・草津市

  • 一覧

 滋賀県草津市は、昨年1年間で自転車の盗難被害が多かった市内の店舗や施設などをランキング形式で公表した。今後、市のウェブサイトに掲載するほか、ポスターやチラシなどでも広報する。

 多発地点の公表は、自転車の盗難被害に遭いやすい場所を知ってもらうことで、市民に施錠の意識を高めてもらうとともに、ランクインした店舗や施設などの所有者や事業者らに問題意識を持ってもらう狙いがある。県警草津署との「犯罪情報の共有と相互連携に関する合意」に基づき実現した。

 昨年1月に2013年分を初めて公表し、今回で2回目。

滋賀県草津市で2014年に自転車盗難が多かった上位5カ所と発生件数

【1】エイスクエア(西渋川) 58件
【2】イオンモール草津(新浜町) 39件
【3】西友南草津店(野路) 18件
【4】立命館大びわこ・くさつキャンパス(野路東) 13件
【5】市立南草津駅自転車自動車駐車場(野路) 10件

◇         ◇

市内の自転車盗難は2割以上減

 自転車の利用者に盗難防止措置を取るよう義務付けた条例を制定した草津市で昨年、自転車の盗難被害が前年より2割以上減少したことが、市のまとめで分かった。盗難件数は、前年比22.8%減の558件。市は「全国に先駆けて制定した条例の効果があった」とみて、さらに自転車盗撲滅に向けた取り組みを進めることにしている。

 草津市は平野部が多く、大型の商業施設や事業所、大学があるため、通勤や通学、買い物などで自転車の利用が多い。利用者の増加に伴って自転車の盗難件数も増加し、2012年には県内自治体でワースト1の801件に達した。

 こうした状況を受け、市は2012年9月以降、警察と連携した取り組みを開始。草津署と合同で企業訪問し、防犯指導に当たったり、のぼりやポスターの設置協力を求めたりしたほか、駐輪場への防犯カメラ設置に補助金制度を設けた。こうした施策が功を奏し、25年の自転車盗難件数は723件と、前年より9.7%減った。

自転車盗難防止の義務化条例が奏功

無施錠の自転車にU字ロックをかける自転車調査員=滋賀県草津市(海住真之撮影)無施錠の自転車にU字ロックをかける自転車調査員=滋賀県草津市(海住真之撮影)

 さらに市は、盗難被害の抑止を目指して昨年7月、駐輪の際には二重に施錠するなど、自転車利用者に盗難防止措置を義務付ける自転車条例を施行。指導員による駐輪場の巡回や防犯診断なども始めた。警察側も、盗難被害の多い駐輪場などで調査員が無施錠の自転車に「U字ロック」を掛ける取り組みを進めた。

 この結果、昨年の盗難件数は558件と大幅な減少を記録。ここ5年間で最も多かった2012年と比べると30.3%のダウンとなった。

 市危機管理課は「条例制定とそれに伴う取り組みの効果は大きかった。しかし、盗難被害に遭った自転車の7割は無施錠だったことが分かっており、引き続き、市民の施錠意識を高める取り組みを進めていきたい」と話している。(産経ニュースより)

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。
  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載