クラウドサーバーを介して位置情報を共有ボルボがクルマと自転車の相互通信で衝突回避を促す安全技術を開発 ヘルメットに警告装置

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ボルボの新システムでは、死角などでドライバーとサイクリストの衝突の回避を促すボルボの新システムでは、死角などでドライバーとサイクリストの衝突の回避を促す

 スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」は、スポーツギアブランド「POC」、通信機器メーカー「エリクソン」の同国企業2社とともに、クルマ側とサイクリスト側がクラウドサーバーを介して相互通信し、接近時に衝突回避を促す安全技術を開発した。ボルボによると、車両と自転車の相互通信を利用した安全技術は、自動車メーカーとしては初の試みという。

ブルートゥースでヘルメットへ警告情報

 このシステムは、ボルボの車両と、通信装置などを備えた自転車用ヘルメット、そしてサイクリストの間で普及している「Strava」などのスマートフォン向け走行ログ管理アプリで構成される。車両とアプリはそれぞれ、ボルボのクラウドサーバーを介して互いに位置情報を共有。両者が接近すると、ドライバーとサイクリストの双方に警告が発せられて衝突回避を促す仕組みだ。

 例えば、自転車が曲がり角や別の車両の陰といった死角にいても、ボルボの車両が接近すれば、ヘッドアップディスプレイに警告が表示されてドライバーに知らされる。サイクリスト側では、アプリからブルートゥースによってヘルメットへ接近情報が送られ、警告灯とバイブレーションによって知らされる。

衝突しないクルマを作るというビジョン

 ボルボはこれまでも、自転車との衝突事故を回避するシステムの開発に積極的に取り組んできた。新型のSUV「XC90」には、自転車との衝突の可能性を検知してドライバーに警告し、必要に応じて自動ブレーキをかける技術が標準装備されており、今回の開発した新技術のコンセプトの下地になっているという。

ボルボが自転車を検知するフルオート・ブレーキを開発(2013年3月)

 ボルボは今回の新システムを、米ネバダ州ラスベガスで1月6~9日に開催された世界最大級の家電見本市「インターナショナルCES」で初公開した。ボルボの副社長でグループCIOのクラス・ベンドリク氏は、新システムを「衝突しないクルマを作るというビジョンの実現に向けた重要な試み」とコメント。さらに「クルマと自転車の間に生じる死角をなくし、衝突を回避するテクノロジーの実用化に向けて、クラウドベースの安全システムについてあらゆる検証を続けていく」と意欲をみせている。

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