東海地方のシリーズ戦ロードレース野中竜馬が移籍後初レースで勝利 強風のAACAカップ第1戦は新チームや若手選手が活躍

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 東海地方のロードレースシリーズ戦「AACAカップ」の今シーズン第1戦が1月17日、愛知県の国営木曽三川公園・東海広場で開催された。今年立ち上がった新規チームが多く初参戦するなか、新コンチネンタルチームとして誕生したキナン サイクリングチームの野中竜馬が積極的なレースを展開。小集団でのスプリントを制して移籍後初レースで初勝利を飾った。

残り2周回で、先頭集団からアタック。単独で逃げ始めた野中竜馬(キナン サイクリングチーム)残り2周回で、先頭集団からアタック。単独で逃げ始めた野中竜馬(キナン サイクリングチーム)

 大会当日は真冬らしい冷え込みとなり、小雪が舞う寒さのなかレースが行われた。トップカテゴリーの1-1は、2kmの周回を25周する50kmの距離で争われた。

 スタート直後から、新規チーム「コラッジョ川西」の2人、下島将輝と柳瀬慶明が抜け出しに成功。ここに児玉利文(大垣レーシング)が合流し、少し遅れて野中竜馬、中西重智(ともにキナン)、また筧五郎(イナーメ信濃山形)も追い付き、さらに加賀雄大(ヴィクトワール広島)、科野大蔵(コラッジョ川西)が合流して先頭グループを形成した。

スタート直後の動き 下島、柳瀬に児玉が追い付く。コラッジョ川西はチームウェアが未完成のため、7-ITAの市販レーシングジャージを使用スタート直後の動き 下島、柳瀬に児玉が追い付く。コラッジョ川西はチームウェアが未完成のため、7-ITAの市販レーシングジャージを使用
最初の逃げに追い付いた筧、中西、加賀、野中。AACAカップならではの序盤からの激しい展開最初の逃げに追い付いた筧、中西、加賀、野中。AACAカップならではの序盤からの激しい展開

 レースが始まったばかりということもあり、メーン集団はまず逃げを容認。タイム差は一気に30秒ほどに広がった。

 しかし逃げグループからは柳瀬、科野、加賀が脱落。筧もメカトラで遅れ、先頭は徐々に人数を減らしてしまう。逃げグループの集団が減ってペースが落ちたことで、メーン集団がタイム差を詰めてきた。最終的に下島、野中、中西の3人となった逃げグループは、活性化したメーン集団に吸収され、残り10周でレースは振り出しに戻った。

活発な動きに、徐々にメンバーを減らす逃げ集団。メーン集団が後ろに迫る活発な動きに、徐々にメンバーを減らす逃げ集団。メーン集団が後ろに迫る
筧がメカトラで遅れ、さらに人数の減った逃げ集団筧がメカトラで遅れ、さらに人数の減った逃げ集団
ラスト10周で逃げは吸収ラスト10周で逃げは吸収

 その後はアタックが掛かるものの、猛烈な風に阻まれて決定的な動きにはならない。しかし残り8周、川西の下島、科野、そして阿曽圭佑(キナン)の3人が逃げ始めると、集団から単独で一人、また一人と選手が追い付き、逃げ集団は7人に膨れ上がった。先行するのは下島、科野(川西)、野中、中西、阿曽(キナン)、児玉(大垣)、そして中井唯晶(瀬田工業高校)。

移籍後初戦を見事優勝で飾った野中竜馬(キナン サイクリングチーム)移籍後初戦を見事優勝で飾った野中竜馬(キナン サイクリングチーム)

 ラスト2周回、先頭集団から野中が単独でアタックを決めて独走を開始した。このままゴールまで逃げ切りたい野中。しかし集団もこの最終局面で簡単に行かせるはずはなく、じわりじわりと追い上げる。最終周回、野中を捕まえてのゴールスプリント勝負になるかと思われたが、野中を吸収するタイミングで中井がカウンターアタックで抜け出すことに成功した。

 しかし中井のアタックは、ゴール前の爆風が吹く長い直線に阻まれ、結局集団に吸収されてしまう。最後は先頭集団でのスプリントとなり、前半から逃げに逃げた野中が先頭でゴールを通過した。シマノレーシングから今季、キナン サイクリングチームに移籍した野中が、移籍初戦を鮮やかな勝利で飾った。

 2位には科野、3位は下島と、ともにコラッジョ川西の若手メンバーが活躍。また敢闘賞は、高校生ながら最終局面であわやという動きを見せた中井が獲得した。これからの若い世代の活躍が目立つレースとなった。

レポート 加藤康則(キナン サイクリングチーム)

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