東京駅の放置自転車が悪化、都内ワースト2位に でも駐輪場は設置できず

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 東京の表玄関、東京駅(東京都千代田区、中央区)周辺の1日当たりの放置自転車数が平成23年に都内ワースト2位になったことが、都のまとめで分かった。それによると、東京駅の放置自転車数は830台で、1位の赤羽駅(北区)との差はわずか8台。千代田区の担当者は「放置自転車の減る要因はなく、このままでは都内ワースト1は確実」と頭を抱えている。

放置自転車が目立つ東京駅周辺 =千代田区丸の内放置自転車が目立つ東京駅周辺 =千代田区丸の内

 千代田区によると、近年活発な中央区や江東区の湾岸地域の大規模マンション開発により、東京駅への自転車利用者が増えているという。「東京駅まで約4キロの範囲内。自転車ならすぐ」と担当者。

 区が防犯登録を基に調査したところ、放置自転車の約7割は区外で、中央、江東区が目立った。最寄り駅よりも、東京駅から電車に乗った方が通勤に楽と考える人が多いのだそうだ。

 東京駅や周辺の再開発により、商業施設が増えたことも、自転車乗り入れの増加に拍車をかけている。

 八重洲側に自転車を止めていた女性(58)は「日本橋から来た。この辺りの店を見て回るので、電車よりも自転車の方が便利」と話していた。

 さらに問題は、周辺の駐輪場整備が進まない点にある。

 都のまとめでは、東京駅周辺の放置自転車数は21年に728台(12位)、22年は878台(3位)。23年は830台と減少したが2位に浮上した。他の駅に比べて東京駅の駐輪場対策が遅れていることを表している。区は「23年にJR東日本に駐輪場設置を依頼したが断られた。あの辺りに区有地はないし…」と困り顔だ。

 区は23年に134台止められる駐輪場を有楽町寄りの鍛冶橋通り高架下に整備したが焼け石に水。丸の内側にあるビルの前の空間は、都条例などにより駐輪場をつくれない。

 区は、国道である永代通りへの駐輪場設置を国土交通省と交渉中。また、都や関係区と放置自転車問題の協議会を立ち上げるための交渉を進めているが、決定打を見いだせないでいる。

MSN産経ニュースより)

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