バイクインプレッション2014「CANNONDALE SYNAPSE HI-MOD」 油圧ディスクを搭載、エンデュランスロードの代表格

  • 一覧

 アメリカを代表するバイクブランドの一つ、キャノンデールには、レースシーンで活躍するバイクからアーバンライド向け、子ども用まで、人気の車種が揃っている。今回試乗したのは、ロングライドに最適なエンデュランス系モデルの「シナプス ハイモッド アルテグラ ディスク」。シナプスのハイグレードカーボンモデルのフレームに、シマノのセカンドグレードのアルテグラ&油圧ディスクブレーキを搭載したモデルで、ディスク搭載ロードの人気を牽引する代表的な1台だ。

CANNONDALE SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC(キャノンデール シナプス ハイモッド アルテグラ ディスク)CANNONDALE SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC(キャノンデール シナプス ハイモッド アルテグラ ディスク)

CANNONDALE SYNAPSE HI-MOD ULTEGRA DISC(キャノンデール シナプス ハイモッド アルテグラ ディスク)
価格:550,000円(フレーム、税抜)
サイズ:48、51、54、56、58、61
カラー:FLAMME ROUGE、PLASMA MATT
問い合わせ先:キャノンデール・ジャパン http://www.cannondale.co.jp/

スペック

フレーム:SYNAPSE DISC, BALLISTEC HI-MOD CARBON
フォーク:SYNAPSE DISC, SAVE PLUS, BALLISTEC HI-MOD CARBON
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:キャノンデール・ホローグラム SI 50×34T、11-32T(11s)
ホイール:CZERO・CARBON、20mm、クリンチャー
重量:7.4kg(54サイズ完成車実測値)

ブレーキはシマノ・RS685を採用。ディスクブレーキ採用モデルのシナプスはその特徴的なしなやかさを保ちつつ、ブレーキングの応力にも対応させるカーボンの積層技術を採用しているブレーキはシマノ・RS685を採用。ディスクブレーキ採用モデルのシナプスはその特徴的なしなやかさを保ちつつ、ブレーキングの応力にも対応させるカーボンの積層技術を採用している
シナプスの最も特徴的な部分の1つ、BB上のシートチューブは左右非対称にスリットが入る「パワーピラミッド」。最小の重量で最大の剛性を叶えるシナプスの最も特徴的な部分の1つ、BB上のシートチューブは左右非対称にスリットが入る「パワーピラミッド」。最小の重量で最大の剛性を叶える
シートクランプ部をフレームに内蔵し、より総合的な設計によって理想の快適性能を追求したシートクランプ部をフレームに内蔵し、より総合的な設計によって理想の快適性能を追求した

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する。身長175cm松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する。身長175cm

米山 今年成長したロードバイクの新しいキャラクターは「油圧ディスク搭載」。キャノンデールではエンデュランス系として定着しているシナプスが担っているね。その中でバリステックハイモッドカーボン構造を採用した高性能フレームは、試乗車のアルテグラ・ディスク仕様と、スラム・レッドのディスク仕様のみ。つまり、ハイスペックなシナプスハイモッドフレームを選択すると必然的にディスク仕様となるわけだ。

松尾 28Cを最初から装備しているのもおもしろいですね。それでいて、踏み出しの軽快さはロード上位グレードのスーパーシックスに通ずるものがあり、パリッとした剛性感のなかに、キャノンデール独特なしなやかさも併せ持っていてノンストレスで走れるのは魅力でした。

米山 現在のルールの関係上、ロードレースには出られないバイクなので、スッパリ割り切ってエンデュランスを究めているね。ロードレース的な急激なスピードの上げ下げよりも、ロングライドや未舗装路をより楽しむような味付けになっている。

松尾 このバイクにスプリントでの極限性能や、それに必要な剛性を求めても意味がない。でも加速の良さに関しては、実はむしろ良いと言っていいかもしれません。また上りの性能でいえば、タイヤの太さを感じさせない、ノーマルのロードバイクのような軽さで走れました。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm

米山 レースをターゲットにしていないコンセプトから考えれば、平地でも上りでも十分によく走るということだね。そして、このシナプスの特徴である快適性については、なんだろう…大げさに言えば、自転車の上でもマグカップでコーヒーが飲めそうなイメージ。

松尾 とても良かったですね! それでいて、軽快さを損ねていないのがナイスでした。また、リアがしっかりと路面に食いついてトランクションを出していたので、走りが安定し、スピード持続性が高いのも興味深かったです。シートチューブが二股に分かれたBB周りの独特の構造は、造形的にも面白いですが、パイプの空洞で振動を逃し、快適な上にリアが粘るようにトランクションをかけられたので、悪路でもペダリングが楽になると思います。

米山 高い剛性感と抜群の安定感で、こういう走りも楽しいなと感じた。

松尾 ええ。アッセンブルされたハンドルが少々広いと感じましたが、激しい動きをするわけでないバイクだと考えれば、ゆったりとしたポジションで乗れるので良いかもしれません。

米山 ロードのレーシングポジションをそのまま当てはめるのではなく、これはこれ、という感じかな。

松尾 オンロードはもちろん、オフロードに入れてみても楽しめるバイクでした。ボクもレース用じゃないときに乗りたいです。通勤用に欲しいです。

米山 それはさすがに、ちょっと贅沢すぎるかも(笑)。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


紹介ブランドのショップナビ店舗

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

50万円以上のロードバイクキャノンデール(Cannondale)のロードバイク

50万円~ キャノンデール バイクインプレッション フレームセット ロードバイク ロングライド向け自転車

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載