女子は末政が5勝目を挙げ年間女王井本はじめが2勝目、年間王者は清水一輝 MTB「ダウンヒルシリーズ」最終戦・2日目

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 MTB「ダウンヒルシリーズ」は12月14日、熊本県御船町の吉無田(よしむた)DHコースで最終・第6戦の2日目を行い、男子エリートは井本はじめ(LoveBikes)がシリーズ2勝目を挙げた。年間チャンピオンの栄冠は、井本を僅差で上回った清水一輝(MADISON SARACEN)が手中に収めた。女子エリートではシリーズ5勝目を挙げた末政実緒(DIRTFREAK/SARACEN)が年間チャンピンの座も獲得した。

(レポート 平澤尚威) 

最終戦・初日の速報

「ダウンヒルシリーズ」の最終戦が行われた吉無田DHコースは、美しい景色が眼下に広がる「ダウンヒルシリーズ」の最終戦が行われた吉無田DHコースは、美しい景色が眼下に広がる

22歳の2人が繰り広げた接戦

熊本出身の浦上太郎が3位に入った熊本出身の浦上太郎が3位に入った

 吉無田DHコースには夜中に霜が降り、前日よりもウェットなコンディションになっていた。

 男子エリートは、メカトラブルのため前日のタイムドセッションに出走できなかった浦上太郎(Transition/Cleat)が2番手で出走して43秒661をマーク。熊本出身の浦上がホームで期待に応える走りを見せた。

コース沿いでは観客たちが迫力のレースを見守ったコース沿いでは観客たちが迫力のレースを見守った
派手なジャンプも見どころ派手なジャンプも見どころ

 浦上のタイムを上回る選手が現れないまま、最後から2番目に井本が登場。前日のタイムドセッションでの走りをフィードバックし、ギアをどのタイミングで変えるか決めて臨むなどの準備が奏功、43秒010でトップタイムを更新した。

2度目の優勝を飾った井本はじめ2度目の優勝を飾った井本はじめ
井本はじめが前日から1.5秒ほどタイムを縮めて優勝井本はじめが前日から1.5秒ほどタイムを縮めて優勝
2位の清水一輝。この日は敗れたが、年間チャンピオンの座を獲得した2位の清水一輝。この日は敗れたが、年間チャンピオンの座を獲得した

 そして最後に、タイムドセッション1位の清水一輝が出走。井本のタイムとほぼ同じペースでコースを駆け下り、際どい勝負となったが、43秒411でわずかに届かず。2カ所でミスがあり、勢いを殺してしまったことが響いた。

 井本はこれで第4戦に続きシリーズ2勝目。「清水が出た試合では勝てていなかったので、最後に勝ててうれしい」と喜びを語った。

 一方、年間ポイントランキングは、清水がわずかに井本を上回った。もしどこかのレースで順位が一つ二つ違っていたら、入れ替わっていたほどの僅差。同じ22歳の2人が、シリーズ戦をリードしてきたことを象徴するような結果となった。

九州に誕生したハイレベルなレース

エリート女子を制した末政実緒。出場した5戦で全勝し年間チャンピオンにエリート女子を制した末政実緒。出場した5戦で全勝し年間チャンピオンに

 女子エリートでは、末政が安定した走りで49秒768をマーク。出場した5戦において、タイムドセッション、本戦ともに全て1位を記録し、パーフェクトな結果で女王の座に就いた。

 西日本で6戦を行ってきたダウンヒルシリーズにおいて、九州での開催は熊本のみ。地元のライダーやショップ関係者からは、「こんなに多くのトッププロが走ってくれるレースは九州にない」と喜びの声が聞かれた。そのトッププロである井本も、「普段は走れないコースで、普段と同じレベルのレースを見せられた」と大会での成果を語った。九州で最もハイレベルなダウンヒルレースが熊本・吉無田DHコースに誕生した2日間。ダウンヒル競技のすそ野を広げたいというシリーズ戦の狙いが、見事に実を結んだ大会となった。

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