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つれづれイタリア~ノ<41>おしゃれでも実用的でもOK イタリア人サイクリストが喜ぶ最新のクリスマスプレゼント

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 一年で一番ワクワクするシーズンがやってまいりました。クリスマスです。カトリックの総本山があるイタリアでは、若いカップルや子供にとっての一大イベントであり、また大人もワクワクする時期なのです。

クリスマスシーズンは電飾で街中が華やかにクリスマスシーズンは電飾で街中が華やかに

 日本と少し違って、イタリアのクリスマスシーズンは12月8日に始まり、1月6日に終わります。8日から街にきれいなイルミネーションとクリスマスツリーが飾られ、約1カ月間にわたって楽しめます。

電飾でキラキラと彩られた街電飾でキラキラと彩られた街

 宗教的な行事ですので、クライマックスは12月25日です。人々はミサへ行ったり、プレゼントを交換しあったり、遠く住んでいる人たちは帰省して家族と一緒に、静かな時間を過ごしたりします。ショッピングのためのお店どころか、レストランもほとんど営業しません。バスとタクシーもほとんど走りません。この日に限って、普段賑わう有名な観光地も幻想的な静けさに包まれます。

 しかし、前日の24日は別世界。街中は大騒ぎです。クリスマスプレゼント購入最終日ですので、特に午後を中心に仕事から解放された人たちが街に溢れ、プレゼントを求め、店から店へさまよいます。

日本でも通用する? イタリア人が好むプレゼント

 イタリア人は実用的なものが大好きです。そして身に着けるものであれば、きっと喜ばれます。日本でも通用すると思いますので、ご参考にしていただければとてもうれしいです。

ヴィンチェンツォ・ニバリとクリスマスツリー(2010年、砂田弓弦撮影)ヴィンチェンツォ・ニバリとクリスマスツリー(2010年、砂田弓弦撮影)

【ジュエリー】
定番のプレゼントです。キラキラする物を嫌う人はいないでしょう。予算が許す限り、買いましょう。女性にはネックレスやブレスレット。男性もネックレス、または腕時計がおすすめ。

【衣類】
冬ですのでマフラー、セーター、コート、温かい手袋などがピッタリ。ブランドものなら大喜びです。男女を問わず、オトナな下着も喜ばれます。

【香水】
一般的にイタリア人は香水が大好きです。イタリア人サイクリストもレース後、爽やかな香りの香水をつけます。

【ハイテク製品】
イタリア人はハイテク製品が大好きです。デジタルカメラ、特に携帯電話は一番喜ばれるプレゼントです(イタリアの携帯電話はSIM FREEですので、誰にでも贈れます)。

【書籍】
イタリアの冬は、天候に恵まれない季節です。家にいる時間が長くなるので、読書の季節でもあります。そのため、11~12月に最新本がたくさん出ます。ハードカバーの本を贈りましょう。特に伝記ものはおすすめです。

イタリア人サイクリストが好むプレゼント

 自転車が好きな人はとてもこだわりが強い。「このブランドがいい」、「このバーテープがいい」、「このサドルが欲しい」というように、こだわりの深さや範囲はキリがありません。高価なプレゼントをしても「いらない!」と断られる可能性が十分にあります。イタリア人の女友達から「自転車の好きな男は本当に大変だ」とよく聞きます。失敗しないためにも、さりげなくリサーチしましょう。

 さて、ここではイタリアのプレゼントのなかでも、話題となっている一押しの最新トレンドを紹介します。

【大会参加券】

市民レース「グランフォンド カンパニョーロ ローマ」のウェブサイト市民レース「グランフォンド カンパニョーロ ローマ」のウェブサイト

 今年から「大会参加券」をプレゼントしようという動きが見られます。来年10月11日(日)開催の市民レース「グランフォンド カンパニョーロ ローマ」の公式サイトでは、クリスマスに大会参加券をプレゼントしようというキャンペーンが始まりました。5000人が参加する大人気のレースですが、12月24日までにエントリーをすると、特典としてパレード走行の時に最前列で走れる権利が与えられます。ローマの世界遺産、コロッセオの眺めを堪能できるすごい特権です。追加料金なし、通常の参加費と同額です。

【低予算で実用的なプレゼント】

 失敗しない20ユーロ(約3000円)前後の低予算で、実用的なプレゼントを選ぶのも主流になっているようです。人気が高いのが「サドルの下につける泥除け」「サイクリングソックスまたはインナー」「ライト類」。特に泥除けは人気アイテムで、日本の自転車ショップでも登場しています。

【格好いいレトロ風プレゼント】

 以前に「エロイカ」というイベントについて紹介したように、イタリアでは「レトロ」がブームになっています。レトロな自転車に乗った男たちが、古風な衣装を身にまとい、トスカーナ地方を疾走するという大人気のイベントです。この古き良き時代への回帰に火がつき、レトロで格好良いプレゼントが人気です。そのなかで話題になっている3つのアイテムを紹介します。

 まず、「OOPSMARK」(ウップスマーク)というカナダの会社が製造したレザー製の自転車用ワインボトルラックが注目を浴びています。価格は40ユーロ(約6000円)で無理な金額ではない上、かなりのおしゃれアイテムでポイントが高い。本当のワインが入ったボトルを入れてしまうと、振動でワインそのものがダメになるため、水やスポーツドリンクを入れましょう。

「ウップスマーク」の自転車用ワインボトルラック「ウップスマーク」の自転車用ワインボトルラック

 「BROOKS ENGLAND」(ブルックス イングランド)のオールドリュックサック。もともとイギリスの老舗サドルメーカーで、2002年にイタリアの企業に買収されましたが、その伝統とシックなデザインは見事に引き継がれています。サドルもいいプレゼントですが、最近おしゃれな色のリュックサックも発売され、リュックサック好きなイタリア人から愛されているプレゼントです。

「ブルックス イングランド」のリュックサック「ブルックス イングランド」のリュックサック
「ブルックス イングランド」のリュックサック「ブルックス イングランド」のリュックサック
「クレーン」の真鍮ベル「クレーン」の真鍮ベル

 また、日本製の真鍮自転車ベルが、かなり多いことに気付かされました。「CRANE」(クレーン)や「VIVA」(ビバ)のベルが奏でる澄んだ音は、イタリア人を虜にしました。イタリア人は滅多にベルを鳴らさないですが、必要な時に美しく鳴らしたいですね。

 さて、クリスマスまであと少しになりました。好きな人に素敵なプレゼントを買いましたか? もちろん、私へのプレゼントも受け付けています(笑)

文 マルコ・ファヴァロ

マルコ・ファヴァロMarco FAVARO(マルコ・ファヴァロ)

イタリア語講師。イタリア外務省のサポートの下、イタリアの言語や文化を世界に普及するダンテ・アリギエーリ協会で、自転車にまつわるイタリア語講座「In Bici」(インビーチ)を担当する。サイクルジャージブランド「カペルミュール」のモデルや、Jスポーツへ「ジロ・デ・イタリア」の情報提供なども行なう。東京都在住。ブログ「チクリスタ・イン・ジャッポーネ

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