スポーツバイクデモと併催6000人が集った自転車のお祭り 「ワイズカップ彩湖4時間エンデューロ」開催

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 埼玉県戸田市の彩湖周辺で12月6日、自転車のチーム耐久レース「ワイズカップ彩湖4時間エンデューロ」が開催された。スポーツサイクル専門店チェーン「Y’s Road」(ワイズロード)が主催する、試乗会を中心とした「スポーツバイクデモ in埼玉」との併催で、首都圏で特に人気のあるエンデューロレースのひとつだ。参加チームは600以上、レース参加者は約2000人、応援者や見学者、併催イベント参加者を含めると6000人が集い、大きな賑わいを見せた。

(レポート グッド・チャリズム宣言プロジェクト 瀬戸圭祐)

東京外環道の幸魂大橋をバックに、選手が疾走していく東京外環道の幸魂大橋をバックに、選手が疾走していく

皆で楽しむ、人気のチームエンデューロ

 一足早い本格的な寒波の襲来で、厳しく冷え込んだ早朝の荒川、彩湖道満グリーンパークに各地から選手や応援団が集まった。今回で第12回を迎えるスポーツバイクデモに、併催としてワイズカップエンデューロが加わったのは3年前。エンデューロは今回で第4回となり、現在はこちらがメーンイベントと言えるほどの人気を誇っている。

 エンデューロのコースは、荒川第一調整池「彩湖」の北半分を反時計回りに巡る1周5kmの周回路。チームは2~8人であれば人数は自由で、男女別、年齢別といったクラス分けもなく、一部のトップレベルの人たちを除けば、参加そのものを楽しむ人がほとんどだ。

 朝8時過ぎからの開会式では、大会ルールや諸注意の説明のあと、ゲスト選手などが紹介された。

開会セレモニーでの安田大サーカス団長。相変わらずのパフォーマンス開会セレモニーでの安田大サーカス団長。相変わらずのパフォーマンス
ポタガール埼玉はミニスカサンタの仮装で参加。もちろんレースにも参戦!ポタガール埼玉はミニスカサンタの仮装で参加。もちろんレースにも参戦!

 ゲストはお笑いタレントの安田大サーカス・団長安田さん、コスプレイヤーとして有名なタレントの綾川ゆんまおさん、そして自転車好きの女性グループ「ちゃりん娘」と、埼玉県のサイクリング振興に取り組む「ポタガール埼玉」の皆さん。さらにプロのサポートライダーとして、ブリヂストンアンカー サイクリングチームの椿大志選手と寺崎武郎選手、トピーク-エルゴンレーシングチームのMTBライダー池田祐樹選手も出走した。

 ワイズロードの伊藤孝彦会長と団長安田さんの掛け合い漫才の後、「ちゃりん娘」の佐野真梨子さんによる選手宣誓が行われ、最後にチアダンスチーム「Splendors」の盛大なチアーパフォーマンスが披露された。そして選手たちはスターティンググリッドへと向かった。

選手宣誓は、「ちゃりん娘」の佐野真梨子さん。開会式ではこれが一番盛り上がった!?選手宣誓は、「ちゃりん娘」の佐野真梨子さん。開会式ではこれが一番盛り上がった!?
「Splendors」の盛大なチアパフォーマンス「Splendors」の盛大なチアパフォーマンス

本気モードも、お祭りエンジョイも

スタートラインにずらり選手が並ぶ。先頭はゲストライダーが並ぶスタートラインにずらり選手が並ぶ。先頭はゲストライダーが並ぶ

 各チームの第1走者は600人以上にもなるため、スタートは時間差スタートを採用。本気モードの上級者組、結構マジな中級者組、そしてお祭りエンジョイのマイペース組に分けられ、はじめの1周は混乱を避けるためにローリングスタイルで走り、2周目からが競技の本番となる。

 スタートライン横では華やかなチアダンスの応援が選手を後押し。冬の寒さを吹き飛ばす元気をもらった選手たちは、快調に走りだすことができた。

 全体的にほぼ平坦だが、コース北端で2度訪れる堤防への上りと、コース南端の管理道路橋「ふれあい橋」がアップダウン区間。公園沿いの東岸に比べると、中間地点以降の西岸はゆるいカーブが連続し、自然の中を走る楽しさが感じられる。一方でこのエリアは、舗装が一部切れるなど路面コンディションが劣るため、気の抜けない区間だ。

スタートする選手をチアダンスで応援スタートする選手をチアダンスで応援
600以上のチームがズラリ並ぶピットレーン600以上のチームがズラリ並ぶピットレーン
終盤の橋は意外にキツい上り区間終盤の橋は意外にキツい上り区間

 ふれあい橋の頂上付近は、湖面と河原の向こうにさいたま新都心のビル群を遠望できる、コース随一のビューポイントだ。ただしここからの下りは、スピードが乗った先に鋭角コーナーが待ち構えており、コース最大の難所となっている。

 コーナーを抜けると計測ポイントであるスタート/ゴール地点にもどる。その直前に選手交代のためのピットへのレーンがある。道満グリーンパークの駐車場に設けられたピットは、その導入路に真っ赤な絨毯が敷かれており、レッドカーペット上を厳かな雰囲気(?)で走ってのピットイン/アウトになる。

「ふれあい橋」からは彩湖や河原の向こうにさいたま新都心のビル群が遠望できる「ふれあい橋」からは彩湖や河原の向こうにさいたま新都心のビル群を遠望できる
橋からの下りは意外にスピードが出る。この先に待ち構えるコーナーに注意橋からの下りは意外にスピードが出る。この先に待ち構えるコーナーに注意
橋の先に待ち構える鋭角コーナー橋の先に待ち構える鋭角コーナー
ピットとコースの間には真っ赤な絨毯が敷かれてセレブ気分(?)ピットとコースの間には真っ赤な絨毯が敷かれてセレブ気分(?)
陸上トラックの内側に設けられた選手村。600以上のチームで超満員だ陸上トラックの内側に設けられた選手村。600以上のチームで超満員だ

仮装ライダーも登場 表彰式では豪華賞品

 レースの楽しみ方は人それぞれで、仮装して走るライダーも多い。12月ということもありサンタクロースやトナカイが多数出現し、ピットロードの赤い絨毯によく馴染んでいた。

 13時過ぎまで各チームの熱い戦いが展開され、大きな事故やトラブルもなく無事にゴールした。

白雪姫さま、麗しゅうございます白雪姫さま、麗しゅうございます
おなじみのキクミミさんも、トナカイバージョンにおなじみのキクミミさんも、トナカイバージョンに
人気の「弱虫ペダル」の仮装はとても多かった人気の「弱虫ペダル」の仮装はとても多かった
4時間を走りきったライダーに、チェッカーフラッグが振られる4時間を走りきったライダーに、チェッカーフラッグが振られる
女性チーム最上位の表彰女性チーム最上位の表彰
トレック賞ではMTB完成車をゲットトレック賞ではMTB完成車をゲット

 表彰式では、主催のワイズロードや多くの協賛企業の提供により、何台ものスポーツバイクをはじめ豪華な賞品がザクザク登場した。優勝した黒澤軍団×OVER☆HEATチームをはじめ、上位者は4時間で34周、約160kmを平均時速40km弱というハイスピードで駆け抜けた。

 今回のレースは今までに比べ、女性の参加者が大きく増えたように感じられた。仮装した女性ライダーも多く、お姫様スタイルや女性サンタ、怪しげな女王様スタイルの人もいて、とても華やかにイベントを盛り上げてくれていた。

仮装大賞受賞チームと「ちゃりん娘」の記念写真。ヘルメットまでを包み込むコスチュームでそのまま走行可能だ仮装大賞受賞チームと「ちゃりん娘」の記念写真。ヘルメットまでを包み込むコスチュームでそのまま走行可能だ
仮装大賞にはコーダーブルームのフレーム!仮装大賞にはコーダーブルームのフレーム!
今年は女性参加者が大幅に増加。やはり女性が増えると盛り上がる今年は女性参加者が大幅に増加。やはり女性が増えると盛り上がる
エンデューロレースの前に、キッズレースも開催されたエンデューロレースの前に、キッズレースも開催された

12年目を迎えた国内最大級の試乗会

メーカーやショップが100以上のブランドの商品を展示。試乗車もより取り見取りで迷ってしまうメーカーやショップが100以上のブランドの商品を展示。試乗車もより取り見取りで迷ってしまう

 エンデューロレースのピットエリア横の駐車場は、試乗会のコースとなっている。イベントの源流である試乗会は今年で12年目を迎え、規模としては秋に千葉・幕張で開かれる「サイクルモード」に次ぐ、国内最大級の試乗会だ。

 数多くのメーカーや販売代理店、サイクルショップが、2015年の最新モデルや人気モデルの試乗車を用意。上級者も憧れるハイエンドモデルから、これから自転車を始めたい人のための入門モデルまで、さまざまなジャンルの自転車が幅広く揃っており、また各ブースではビギナーにも優しく手ほどきされていたのが印象的だった。

 陸上トラックエリアは、自転車関連ブランドやショップ、飲食などのブースが立ち並び、さまざまな商品の展示や販売が行われた。中でも長蛇の列となっていたのがワイズロードのアウトレットブースだ。このエリアは開店直後から何十分も並ばないと入場できない大盛況ぶりだった。

試乗車もたっぷり。試乗会用に別のコースが設けられる試乗車もたっぷり。試乗会用に別のコースが設けられる
LOVE bicycle SAITAMAブースでは「ポタガール埼玉」がお出迎えLOVE bicycle SAITAMAブースでは「ポタガール埼玉」がお出迎え
ローラー台で試乗、乗り方のアドバイスを受けられるブースもローラー台で試乗、乗り方のアドバイスを受けられるブースも
ブースには無料の簡易メンテナンスサービスもブースには無料の簡易メンテナンスサービスも

グッチャリブースでマナーアップ啓発活動

レースの合間にグッチャリブースで一休みレースの合間にグッチャリブースで一休み
ブースでマナーアップ啓発チラシを配布ブースでマナーアップ啓発チラシを配布

 筆者が所属している、自転車利用者のマナーアップやルール順守の啓発活動を展開する社団法人「グッド・チャリズム宣言プロジェクト」(通称・グッチャリ)もイベントに参加した。主催のワイズロードがグッチャリの取り組みに賛同し、出展ブースを提供してくれたおかげで、会場内で啓発活動を行なうことができた。またワイズロードのご厚意で、グッチャリのチームでレースにも出場させていただいた。

 グッチャリブースでは、多くの方々にマナーアップ向上やルール順守をアピール。「キープレフト」「ウォーカーファースト」「信号無視は今後“道”断」―などサイクルルール6箇条や、自転車ルールを説明したチラシを配布した。チラシを受け取った方々の多くは好意的で、グッチャリの活動にエールを送って下さる方々がたくさんいたのが心強かった。

イベント参加者へのマナーアップとルール順守を働きかける啓発活動イベント参加者へのマナーアップとルール順守を働きかける啓発活動
マナーアップ宣言のフラッグにサインを書き込むマナーアップ宣言のフラッグにサインを書き込む
啓発活動を行った、グッド・チャリズム宣言プロジェクトのメンバー啓発活動を行った、グッド・チャリズム宣言プロジェクトのメンバー
グッチャリメンバーもレースを楽しんだグッチャリメンバーもレースを楽しんだ

 グッド・チャリズム宣言プロジェクトでは、今後も荒川河川敷道路を中心に自転車利用者への啓発活動を続け、このようなイベントをはじめ、震災復興支援サイクリングイベント「ツール・ド・三陸」などさまざまな機会を通じて、「より良い自転車社会」に向けて皆さんの協力を求めていく。ご賛同いただける方は、仲間になってくださいませんか?

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