自転車専用通行帯は289kmを整備予定静岡市が「自転車のまち」へ計画案 43項目の取り組みで利用率3割・放置ゼロ目指す

  • 一覧
「自転車を活かしたまちみがき検討会議」では、静岡市の自転車利用計画案について議論した =13日、静岡市役所(田中万紀撮影)「自転車を活かしたまちみがき検討会議」では、静岡市の自転車利用計画案について議論した =13日、静岡市役所(田中万紀撮影)

 自転車を生かしたまちづくりを進める静岡市は、20年後までに、自転車を主な交通手段とする割合を現在の18%から30%に引き上げ、放置自転車をゼロにするといった目標を盛り込んだ自転車利用計画案をまとめた。実現に向けて、繁華街で路上駐車場を整備し、異なる場所で貸し借りできるコミュニティーサイクルの導入の検討など、43項目の取り組みを実施する。

 11月13日に開かれた「自転車を活かしたまちみがき検討会議」では、県と市の交通担当者や有識者が、自転車を生かしたまちづくりについて議論した。

 静岡市はもともと、自転車の利用者が多く、主な交通手段として自転車を利用する割合は、全国の政令市で4番目の約18%。「世界水準の自転車都市」を目指す静岡市は、これを欧米主要都市並みの30%まで引き上げることを目標に掲げる。

静岡市が整備した自転車専用通行帯を通学する高校生ら =静岡市葵区(田中万紀撮影)静岡市が整備した自転車専用通行帯を通学する高校生ら =静岡市葵区(田中万紀撮影)

 すでに市街地では自転車専用通行帯、郊外には自転車道を積極的に整備するなど、安全で快適に自転車を利用できるまちづくりを推進しており、自転車利用を増やすことで二酸化炭素排出量の削減や市民の健康増進につなげる考えだ。自転車道と自転車専用通行帯は、市内に計289kmを整備する予定で、今年度末までに4割に当たる111kmが完成する見込み。

 一方で、中心市街地には放置自転車があふれており、2013(平成25)年度の調査では、1日当たり1956台だった。葵区呉服町付近では、市営駐輪場には860台分の空きがあるのに、路上に1000台ほどの放置自転車がある状態。駐輪場運営への指定管理者制度の導入や、利用しやすい路上の簡易駐輪場の整備、民間による駐輪場整備の推進などの施策により、20年後にゼロを目指す。

 少しずつ導入を進めているレンタサイクルの年間利用台数は、現在の4000台から20年後には8000台に倍増させる。

静岡市内で行われた、自転車の右側路側帯の通行禁止を周知する広報活動 =2013年11月、静岡市葵区静岡市内で行われた、自転車の右側路側帯の通行禁止を周知する広報活動 =2013年11月、静岡市葵区

 市交通政策課の大石博之課長補佐は「自転車は車の利用を減らして公共交通を補完するもの。高齢化が進む中、高齢者の健康増進につながり、環境への負荷も少ないなどの効果がある。今後も民間の協力を得ながら、自転車を快適に利用できるまちづくりを進めたい」と話している。

 この自転車利用計画案は、パブリックコメントを経て今年度中に計画として策定される。

産経ニュースより)

この記事のタグ

セーフティーライド

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載

連載