イベントレポート古いパーツや自転車雑貨に囲まれた“憧れの部屋” 「アミベロ、自転車は友達」展

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 「自転車は友達」をテーマに楽しむ展示・販売会「Amis de veloアミベロ、自転車は友達」が、大阪市西区の「ダイヤメゾン・小さなギャラリー」で10月2日から14日まで開催された。企画したのは、元自転車競技選手で現在は自転車ジャーナリストの岡田由佳子さん。「アミベロ」とはフランス語の「Amis de velo」(アミーズ・ド・ベロ)の略称で、「自転車は友達」という意味だ。

自転車の奥深さ、楽しさを感じられる「Amis de veloアミベロ、自転車は友達」展自転車の奥深さ、楽しさを感じられる「Amis de veloアミベロ、自転車は友達」展
販売されたかわいいイラストのポストカード販売されたかわいいイラストのポストカード

 会場には、岡田さんが2008年にツール・ド・フランスを取材した際に訪れた田舎町の風景や、沿道で応援する人々の写真が飾られた。また女性客に人気だったのが、イラストレーターのZUZUCOCO(ズズココ)さんによる、女性らしいタッチで描かれたイラストの数々。自転車を整備する男の子のイラスト「メンテナンス」は、メンテナンススタンドに洗浄スプレーが描かれるなど、自転車愛好家の心をくすぐる作品だ。会場ではイラストのポストカード販売も行なわれた。

 自転車愛好家にもそうでない人にも特に注目されたのは、ヴィンテージバイク専門店「ビチクラシカ」が出品したアルミフレームのバイク「パレッティ」。会場となったダイヤメゾンがアルミ生活雑貨を取り揃えており、「アルミ」という共通項でこの自転車が展示に選ばれた。ホイールは、最近ではめったに見ることができない木製リムが特徴的。水色のフレームと黄色のバーテープによる鮮やかな車体は、窓際に飾られ、訪れる人への目印にもなった。

アルミ製のヴィンテージ自転車パレッティ。今は珍しい木製車輪だアルミ製のヴィンテージ自転車パレッティ。今は珍しい木製車輪だ
年代物のサンツアーのリアディレイラーサンツアー2200年代物のサンツアーのリアディレイラーサンツアー2200
女性に人気が高かったイラストと写真たち女性に人気が高かったイラストと写真たち

 また、自転車のヴィンテージ・パーツが「作品」のように展示された。今回、特別に用意されたパーツは、オールドファンの憧れでもあるカンパニョーロの古いディレイラーや、ユニバーサルのブレーキ、サンツアーのディレイラーやギア、シャフトなどだ。

「憧れの自転車部屋」という声も「憧れの自転車部屋」という声も

 これらは1960~70年代の製品が多く、当時の職人たちの夢やときめきが詰め込まれた素晴らしい「作品」だ。来場者の中には当時の自転車を知る人もおり、懐かしいパーツを数十分もじっくり見つめる姿が見られた。

 自転車の奥深さや楽しさ、展示会の内容を解説する「アミベロミニ新聞」も配布され、来場者はカフェスペースでコーヒーや紅茶、展示期間限定のクリームブリュレなどを楽しみながらゆっくりとミニ新聞に目を通していた。

 会場となった小さなギャラリーは古いパーツや雑貨で満たされ、訪れた自転車愛好家からは「憧れの部屋」という声も。主催した岡田さんは、「1964年の東京五輪前後に作られた自転車やパーツは、戦後復興から経済発展へと夢があふれる時代の様子が感じ取れる。2020年の東京五輪に向けて、モノづくりの良さや自転車の楽しさがさらに広く伝わり、“アミベロ”が増えてくれると嬉しい」と話している。

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