ポタガール埼玉が全力レポート<後編>東京五輪への夢を紡ぐ「さいたまクリテリウム」 “じてんしゃ大国埼玉”の魅力無限大

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「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」をレポートするポタガール埼玉の岩崎雅美さん(右)「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」をレポートするポタガール埼玉の岩崎雅美さん(右)

 10月25日、2回目の開催を無事に終えた「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。地元・埼玉で全国からファンやサイクリストを迎えた「ポタガール埼玉」によるレポートの後編は、併催されたイベントの盛り上がりを中心に、岩崎雅美さんが取材しました。ポタガールが考える“じてんしゃ大国”の姿とは? 夢が広がるレポートをお届けします。

スポーツバイクに試乗する女性がいっぱい

 当日は「こんなに自転車好きの人がいたのか!」と驚くほどの賑わい。私たち“ポタガール埼玉”は、併催された「2014サイクルフェスタinさいたまクリテリウム」でのPR活動と並行して、イベント関係者として、観客として、自転車好きの女子としてさいたまクリテリウムを楽しんできました。

 クリテリウムのコース近くで行なわれたサイクルフェスタには、レース前にお買い物や試乗を楽しもうとする人がたくさん詰めかけていました。「去年かなりお得な買い物ができたからサイクルフェスタも楽しみでした」と、ここぞとばかりにサイクルウエアを物色する男性の来場者もいましたよ。

マナーアップを呼びかけるポタガール埼玉マナーアップを呼びかけるポタガール埼玉

 私たちポタガール埼玉もブース出展をして、リーダーである絹代さんとともにマナーアップ呼びかけも行いました。ブースでは、ポタガール公式ウェブサイト「ポタ日和」に掲載する「自転車安全利用フォトコンテスト」の撮影や2015年3月に行われる「サイクルエキスポ2015」のPRをしました。ポタガールにとって、こうした自転車イベントはたくさんの方との出会いを楽しむ機会でもあります。自転車好きのパパがマナーを子どもに伝えたり、アメリカを自転車で走ったという旅話などに耳を傾けたりと、自転車の幅広い楽しみ方を身近に味わうことができました。

左から埼玉県内高校生の宮本未来さん、渡部沙耶さん、高窪唯さん、井川悠さん左から埼玉県内高校生の宮本未来さん、渡部沙耶さん、高窪唯さん、井川悠さん

 試乗コースでは、スポーツバイクに初挑戦する女性の姿が多く見られたのも印象的でした。 試乗を終えたばかりの女の子グループに話を聞いてみると「最初はうまくバランスが取れなくて怖かったけど、安定して走れるようになるとペダルを漕いだときに予想以上に進むのですごく楽しかった」と宮本未来(みき)さん。県内の高校に通うみなさんが笑顔で話してくれるので、「うんうん♡」と私まで楽しくなってきてしまいました。

 すでにロードバイクを持っているという渡部沙耶さんは、TVアニメ『弱虫ペダル』から自転車に興味をもったと言います。渡部さんは「『弱虫から入った』と言って店員さんにあなどられるといやなので、初めて自転車屋さんにいくときはかなり勉強してからいきました」と無邪気に、しかし頼もしく話してくれました。未来のポタガールたちですね!

観戦は和やかな雰囲気で進行

「さいたまヨーロッパ野菜研究会」のブースには見慣れない野菜もずらり「さいたまヨーロッパ野菜研究会」のブースには見慣れない野菜もずらり

 フードブースを中心に展開された「さいたまるしぇ」には、今回特別にフランスの味覚が楽しめるフランス市場がオープンしていました。自転車好きの恋人やパパに連れられたご家族はもちろんのこと、普段レースよりもポタリングや自転車旅を楽しむサイクリストには、かなり楽しめるエリアだったはず。

 ケヤキ広場内の樹木にはテーブルが設置されていて、スタンディングで食事ができるるようになっていました。混雑している割に、フランスに多いオープンテラスの雰囲気をのんびりと楽しむことができました。

“食”がテーマの「さいたまるしぇ in さいたまクリテリウム」“食”がテーマの「さいたまるしぇ in さいたまクリテリウム」
カットしたての生ハムをいただきますカットしたての生ハムをいただきます
ポタガール埼玉のメンバーとケヤキ広場で立食ポタガール埼玉のメンバーとケヤキ広場で立食

 また最近では、「ポタガールさんですか?」といろいろな方に声をかけていただくようになりました。会場で、県内のサイクルスポットやイベント情報についてサイクリストたちと情報交換できたのも収穫でした。

 サイクルフェスタやさいたまるしぇのグルメを楽しんでいると、あっという間にレースの時間が近づいてきました。レース前独特の期待感が高まります。昨年は天気の心配や第一回目の開催という緊張感が漂っていたのに対し、今年は警備体制や観客の誘導、観覧スペースが明確に示されたこともあって、和やかな雰囲気で観戦できているように感じられました。

選手が目の前を通過する着席の観戦スペース選手が目の前を通過する着席の観戦スペース

「自転車が好き」という気持ちが原点

さぁ、めいっぱい応援しますよー!さぁ、めいっぱい応援しますよー!

 今年のツール・ド・フランスで個人総合優勝・総合ポイント賞・総合山岳賞を獲得したトップ選手が勢ぞろいしたレース本戦は、自転車をよく知らない人にも特別な感動を与えてくれました。そしてなにより日本選手が魅せてくれたレース展開には、多くの人が胸を熱くしたはずです。私は、「そんな選手の姿を間近で見た中高校生の中から、2020年の東京オリンピックの選手が現れるかもしれない。同時に埼玉が、そんなふうに夢が紡がれる場所であってほしい」と思わずにはいられませんでした。

 ポタガールが考えるさいたまクリテリウムの魅力は、「自転車好きによる全ての人のための祭りדじてんしゃ大国埼玉”=∞(無限大)」ということ。「かっこいい!」「やせた!」「人や景色と出会えた!」――自転車にはいろいろな魅力はあるけれど、ただ単純に「自転車が好き」という気持ちが原点となっているのが最大のポイントです。

新城幸也選手、別府史之選手をはじめとする日本選手が魅せてくれたレース展開には、多くの人が胸を熱くしたはず新城幸也選手、別府史之選手をはじめとする日本選手が魅せてくれたレース展開には、多くの人が胸を熱くしたはず
関係者として、観客として、自転車好きの女子としてさいたまクリテリウムを楽しんだポタガール埼玉関係者として、観客として、自転車好きの女子としてさいたまクリテリウムを楽しんだポタガール埼玉

 そして自転車好き同士が集まると、会場はすごくあたたかい空気になると感じました。クリテリウムによって毎年あたたかい空気が醸造されて、「自転車保有率全国1位」を誇る埼玉県が、人と自転車が心地よく共存できる場所になって欲しい。そして私たちポタガールが懸け橋となって、またサイクリストたちのマナーの向上に努めながら、こうしたイベントをきっかけに埼玉を訪れた人や自転車に楽しむ人たちに「埼玉=サイクリストを歓迎する街」を伝えていけるようにがんばっていきたいと思います。

(レポート ポタガール埼玉・岩崎雅美)

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2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム イベント ポタガール

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