スーパーアリーナを包んだ感動と感謝「さいたまクリテリウム」で宮澤、清水、西谷、盛の引退セレモニー 国内トップ選手たちに花道

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 さいたま新都心を舞台に10月25日に開催された「2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の会場で、今年限りで引退する国内トップ選手たちの引退セレモニーが開かれた。ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザの宮澤崇史、ブリヂストンアンカー サイクリングチームの清水都貴、愛三工業レーシングチームの西谷泰治と盛一大がステージに登場。日本のロードレースシーンを牽引してきた4人が思いを語ると、会場のファンから盛大な歓声があがった。(平澤尚威)

引退セレモニーで登壇した(左から)盛一大、西谷泰治、清水都貴、宮澤崇史(米山一輝撮影)引退セレモニーで登壇した(左から)盛一大、西谷泰治、清水都貴、宮澤崇史(米山一輝撮影)

 19日に開催された「2014ジャパンカップサイクルロードレース」のレース前、宮澤が引退を宣言して会場のファンや報道陣を驚かせた。さらに20日に清水が、21日には西谷、盛が立て続けに引退を発表。関係者やファンから引退を惜しむ声が挙がっていた。そんななか、彼らの花道となるセレモニーが用意された。

 今年のさいたまクリテリウムは、さいたまアリーナの中を選手が通るコースが採用され、アリーナ内の観覧席の正面にステージが設けられた。クリテリウムメーンレースの前哨戦ともいえるポイントレースが終わると、ステージに4人が登場し、盛大な拍手と声援で迎えられた。

宮澤崇史宮澤崇史

 最初にマイクを握った宮澤は、「選手として過ごした18年間は、あっという間だったとは言えない。長くて、長くて、楽しい現役生活だった」と振り返った。時折、感極まったような様子も見せながらも、満足感や充実感を漂わせる表情だった。

 数年前から引退を考えていたという清水は、「ついにこの時がきたという感じ。年を経るごとに、体力の回復が遅くなってきていた」と述べた。さらに「最後に地元の埼玉で走ることができてうれしい」と、その後のクリテリウムメーンレースへ意欲を燃やした。

清水都貴(米山一輝撮影)清水都貴(米山一輝撮影)
西谷泰治(米山一輝撮影)西谷泰治(米山一輝撮影)

 西谷は「16年間の選手生活で、最後の年が一番多く声援を感じ取れるようになった」とファンの声援に感謝し、「去年のツアー・オブ・ジャパンで調子が悪いなか、『西谷、期待してるぞ!』という声のおかげで、東京ステージで勝つことができた。日本のロードレースファンのみなさんは、僕にとって誇りであり宝です」とメッセージを送った。

盛一大(米山一輝撮影)盛一大(米山一輝撮影)

 トラック選手として大活躍した盛は、「ロードだけでなくトラック競技では日本代表としてもたくさんのチャンスをもらった。結果を残せた時もそうでない時も、常に応援してくれたファンのみなさん、ありがとうございました」と、感謝の言葉を語った。

 4人のスピーチが終わると、それぞれの縁ある人々が壇上に上がり、花束の贈呈が行われた。宮澤には妻の花菜子さんと母の純子さん、清水にはチームの後輩である内間康平、西谷には婚約者から、盛にはトラック競技の日本代表コーチを務めるブリヂストンサイクルの飯島誠さんから花束が手渡され、会場は歓声と感動に包まれた。この後のクリテリウムメーンレースでは、4人はファンの声援に応え、逃げ集団に入るなど最後の力走を披露した。

(左から)盛一大、飯島誠さん、西谷泰治とフィアンセ、清水都貴、内間康平、宮澤崇史、宮澤の妻の花菜子さんと母の純子さん(左から)盛一大、飯島誠さん、西谷泰治とフィアンセ、清水都貴、内間康平、宮澤崇史、宮澤の妻の花菜子さんと母の純子さん

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