「さいたまクリテリウム」会場でCyclistに喜び語るキッテルが「ゴールデネ・ヘネ」賞を受賞 ドイツの自転車ロードレース“復権”へ明るい兆候

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2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムで優勝し表彰台に立ったマルセル・キッテル(米山一輝撮影)2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムで優勝し表彰台に立ったマルセル・キッテル(米山一輝撮影)

 世界のロードレース界きってのスプリンターとして活躍するマルセル・キッテル(ドイツ、ジャイアント・シマノ)が、ドイツで活躍した人を称える国民的な賞「ゴールデネ・ヘネ(Goldene Henne)」を受賞した。キッテルは10月25日に開かれた「2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」で優勝した後、会場でCyclistの取材に応じ、同賞の受賞について「誇りに思う。ドイツの自転車界にとっても明るい兆候だ」と喜びを語った。

 ゴールデネ・ヘネは旧東ドイツのテレビ番組・雑誌が企画して1995年にスタートした賞で、政治、音楽、スポーツなどジャンルごとに、視聴者の投票で受賞者が決まる。これまでにヘルムート・コール前首相も表彰されるなど、賞として認知度は高い。26歳のキッテルは今回、新人賞に該当する「ニューカマー」部門で選出された。今年のツール・ド・フランスでステージ4勝を挙げた活躍などが評価された。

ツール・ド・フランス2014の最終ステージを制しガッツポーズをするマルセル・キッテル(砂田弓弦撮影)ツール・ド・フランス2014の最終ステージを制しガッツポーズをするマルセル・キッテル(砂田弓弦撮影)
2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムのゴールスプリントを制したマルセル・キッテル(米山一輝撮影)2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウムのゴールスプリントを制したマルセル・キッテル(米山一輝撮影)
レース後にCyclistのインタビューに答えるマルセル・キッテル(柄沢亜希撮影)レース後にCyclistのインタビューに答えるマルセル・キッテル(柄沢亜希撮影)

 Cyclistの取材に対し、キッテルは「10月10日に授賞式を終えてきたんだ」と語り、「多くの人が自分に投票してくれたことに驚いた。それはサポートしてくれたということ」と、投票で支持してくれたファンに感謝の意を示した。

 ドイツの自転車選手では、1997年のツール・ド・フランスで総合優勝したヤン・ウルリッヒも同年にゴールデネ・ヘネを受賞している。しかしその後、ウルリッヒを含め自転車ロードレース選手のドーピング違反が次々に発覚し、ドイツ国内でこの競技への風当たりが強まって主要スポンサーが撤退。一時はツール・ド・フランスが中継されなくなるなど逆風が続いてきた。キッテルの受賞は、ドイツで自転車ロードレースへの関心が再び高まってきたことを示しているといえそうだ。

 11月には、キッテルやジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)、トニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)らドイツ人ロードレース選手の活躍を記録したドキュメンタリー映画がドイツ国内で上映されるという。

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