ニバリ、新城ら注目選手がコメント「さいたまクリテリウム」前夜にJ SPORTSがイベント開催 来年のツール・ド・フランスのコースを解説

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 「2014ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム Presented by ベルーナ」の開催を翌日に控えた24日、メーン会場であるさいたまスーパーアリーナで、スポーツチャンネル「J SPORTS」が主催するイベント「我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾~さいたまクリテリウム直前スペシャル!~」が行われ、同局で生中継された。イベントには抽選に当選したファン約200人を招き、ツール・ド・フランス2015の見どころを紹介。ツール・ド・フランス総合優勝5回の英雄ベルナール・イノー氏や、さいたまクリテリウムに出場する強豪選手らがコメントを寄せた。

前列左から新城幸也、マルセル・キッテル、クリストファー・フルーム、ヴィンチェンツォ・ニバリ、ぺテル・サガン、ラファウ・マイカ[/caption]

英雄イノー氏が分析するツール2015 注目は第19、20ステージ

2015年ツールのコース解説を行ったベルナール・イノー氏2015年ツールのコース解説を行ったベルナール・イノー氏

 イベントでは最初に、ツール・ド・フランスのアンバサダーを務めるイノー氏が登場し、2015年ツールの全21ステージについて、同氏の注目点などを解説した。

 オランダ、ベルギー、フランス北部を進む第1週では、クラシックレース「フレッシュ・ワロンヌ」でおなじみの激坂「ユイの壁」が登場する第3ステージ、2年連続のパヴェステージとなる第4ステージをピックアップし、重要区間と位置付けた。また、海沿いを行くステージも多いことから、「風の影響にも注意しなければならない」とした。さらに、第9ステージで登場するチームタイムトライアル(28km)は、終盤に上りが控えるユニークなコースであることにも触れた。

ルートマップを見ながら、ベルナール・イノー氏がコースを解説ルートマップを見ながら、ベルナール・イノー氏がコースを解説

 ピレネー山脈からアルプス山脈へと向かう第2週を経て、注目すべきは第3週だという。なかでも、第19ステージ(138km)、第20ステージ(110km)はレース距離が短く、例年以上にハードな山岳ステージになるだろうと述べた。

 コースの発表を受けて、2015年ツールで活躍が期待される選手としてヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)を指名。そのほか、フランス勢を中心に新鋭の登場を待ちたいとも話した。

ニバリは将来のパリ〜ルーベ、フランドル挑戦に意欲も

約200人のファンが観覧し、コース解説や選手たちのコメントに言葉に耳を傾け、お楽しみ企画などで大いに盛り上がった約200人のファンが観覧し、コース解説や選手たちのコメントに言葉に耳を傾け、お楽しみ企画などで大いに盛り上がった

 続いて、さいたまクリテリウムに出場する選手のうち6人がステージへ登場。それぞれ2014年のツール・ド・フランスを振り返ったほか、22日に発表された2015年のコースの印象などを語った。

 登壇したのは、2014年大会総合優勝のヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム)をはじめ、クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)、マルセル・キッテル(ドイツ、チーム ジャイアント・シマノ)、ペテル・サガン(スロバキア、キャノンデール)、ラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)。

終始イベントを楽しんでいた様子のマルセル・キッテル終始イベントを楽しんでいた様子のマルセル・キッテル
来シーズン所属するティンコフ・サクソなどについて語ったぺテル・サガン(中央)来シーズン所属するティンコフ・サクソなどについて語ったぺテル・サガン(中央)
ヴィンチェンツォ・ニバリは「あしたは優勝できそうですか?」という問いに「わからないよ」とおどけてみせたヴィンチェンツォ・ニバリは「あしたは優勝できそうですか?」という問いに「わからないよ」とおどけてみせた

 マイヨジョーヌを獲得したニバリは、「言葉にならないほどの嬉しさだった」と総合優勝の喜びについて述べた。パヴェ(石畳)が舞台となった第5ステージで、総合争いを優位にする激走を披露したことについても触れ、「来年とはいかないが、将来的にはパリ〜ルーベ、ツール・デ・フランドルでも活躍したい」と今後の挑戦に意欲を示すと、会場からは驚きの声や歓声が沸きあがった。

自ら志願して出演したという新城幸也自ら志願して出演したという新城幸也

 今回、急きょ志願してイベントに参加した新城は、2015年も出場となれば6度目のツール。チームでも絶対的な信頼を置かれるライダーとなり、「2015年こそツールで結果を残したい。(第20ステージに登場する)ラルプ・デュエズは、ピエール・ローラン(フランス)が勝った2011年のコースに近い。しっかりとアシストする」と誓った。

 そのほか、選手たちはJ SPORTSの生中継企画であるゲームにも挑戦。「さいたま市の形」や「値段の高い盆栽」を当てるクイズや、書道対決を楽しんだ。

3つのなかから値段の高い盆栽を当てるクイズに、真剣な表情で挑むヴィンチェンツォ・ニバリ3つのなかから値段の高い盆栽を当てるクイズに、真剣な表情で挑むヴィンチェンツォ・ニバリ
書道に挑戦中のヴィンチェンツォ・ニバリに、ちょっかいを出すぺテル・サガン書道に挑戦中のヴィンチェンツォ・ニバリに、ちょっかいを出すぺテル・サガン

栗村さんは「コンタドール向き」と指摘 フルームの動向にも注目

ポーランド人のラファウ・マイカと、現役時代にポーランドのチームに所属していた栗村修さんポーランド人のラファウ・マイカと、現役時代にポーランドのチームに所属していた栗村修さん

 この日のイベントは、J SPORTSのロードレース中継でおなじみ“我らワールド”コンビのサッシャさんと栗村修さんが司会を務めた。

 栗村さんはイベント前に報道陣の取材に応じ、ツール2015の展望について言及。そこでは、「タイムトライアルが極端に短く、それが勝負にどう影響するかが楽しみ」と指摘した。なかでも、チームタイムトライアルが第9ステージに行われることに驚いたといい、「これまで序盤ステージに設けられていたチームTTが大会中盤にきたことも、総合争いを動かす可能性は十分だろう」と話した。

2015年のツール・ド・フランスや、翌日のさいたまクリテリウムについて語るクリストファー・フルーム2015年のツール・ド・フランスや、翌日のさいたまクリテリウムについて語るクリストファー・フルーム

 また、「ツール2015のコースに最も適している選手」として、アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)の名を挙げ、近年ではTTの強さに陰りが見えている分、TTの距離が短く、難関山岳が多い今度のコースは彼向きだろうと話した。同時に、山岳はもとより、個人TTでアドバンテージを築くことのできるフルームについては、「難しい戦いになるかもしれない。彼の動向には注視していきたい」と述べた。

(文 福光俊介、写真 平澤尚威)

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