バイクインプレッション2012「ARGON18 GALLIUM pro」求められる要素を最新技術でトータルに備えた1台

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 1989年にカナダのモントリオールで創業したバイクブランド。2006年には3つのワールドチャンピオンを獲得し、今回紹介する現行のトップモデルGALLIUM proは、エリートとU-23で2人のカナダチャンピオンを生み出し、実績も十分だ。ARGON18がサポートするスパイダーテックチームは、今年のジャパンカップ来日が決定している。

ARGON18 GALLIUM pro(アルゴンエイティーン ガリウムプロ)ARGON18 GALLIUM pro(アルゴンエイティーン ガリウムプロ)

ARGON18 GALLIUM pro
フレーム価格:378,000円
サイズ:XXS・XS・S・M・L・XL
カラー:ブラック
問い合わせ先:ブレイントレーディング http://www.argon18bike.jp

 

スペック

フレーム:7000HMカーボンファイバー カーボンモノコックフレーム 
フォーク:Ga31Pro カーボンモノコックフォーク
BB規格:BB86(プレスフィット)
重量:920g(フレームカタログ値)、340g(フォークカタログ値)

独自の3Dヘッドチューブシステムを採用し、フロント周りの剛性をそのままに、ハンドルの高さを0、+15㎜、+20㎜と微調整できる独自の3Dヘッドチューブシステムを採用し、フロント周りの剛性をそのままに、ハンドルの高さを0、+15㎜、+20㎜と微調整できる
ALGON18はカナダブランド。チェーンステーは非対称に、そして全体はコンフォートゾーンとパワーゾーンに考え分けられているALGON18はカナダブランド。チェーンステーは非対称に、そして全体はコンフォートゾーンとパワーゾーンに考え分けられている
一体成型の軽量なフレームには、軽量化と大きな応力のかかるBBを最大限に剛性を高めるBB86プレスフィットを採用一体成型の軽量なフレームには、軽量化と大きな応力のかかるBBを最大限に剛性を高めるBB86プレスフィットを採用

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中
松尾修作松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

松尾 このバイクは以前にも乗ったことがあって、良い印象を持っていたんですが、今回は他の試乗車とも比較ができるので、楽しみでした。

米山 トライアスロン界ではとてもメジャーなブランドなんだよね。Eシリーズというトライアスロン・TTモデルは海外で評価が高いようです。ロードのトップモデルであるGALLIUM proのルックスも速そうだし、細かく見ていってもヘッドチューブの長さを可変にした3Dヘッドチューブや、振動吸収性と横剛性の強化を両立させた、平らに潰したトップチューブなどアイデアに満ちていて期待感がありました。Di2にも対応しているなど、抜かりないです。

松尾 ヘッドが短いからアグレッシブなポジションが取れますね。ハンドリングは好みのクイックさで、かなり良かったです。剛性はかなり高く感じられました。ただ硬いのではなく、伸びがあって踏んだ感じは良い印象です。

米山 十分な剛性感と、振動吸収性が高い次元でバランスされているよね。直進安定性がとても高くて印象的でした。でも下りはコーナリングが若干鈍い?松尾くんはどうだった?

松尾 そうなんですよね。ボクもややオーバーステアで、切れ込んでいく印象を受けました。でも慣れれば問題のないレベルだと思います。直線と上りは踏んだあとの伸びがあるから脚がどんどん回っていくので、そちらに重点をおいた設計なのでしょうね。

米山 そうだね。「オプティマル・バランス・コンセプト」という、軽量さと剛性と快適さをトータルに備えているというARGON18の概念は感じられる仕上がりですね。上りの良さと、踏んだときの軽快さはさすがです。あと、気になった点は振動吸収性を高めるための扁平型トップチューブが、ボクの乗り方では膝の内側に当たります。内に絞り気味に乗る人は少し気になるかもしれません。

松尾 そうなんですか。ボクはとくに気になりませんでした。全体的にカチッとしていて、軽く乾いた感じのフレームなんですが、そういうバイクにありがちな「初速は速いけど伸びがない」みたいなことがなく、やっぱりよく進む。踏んでからの伸びが良かった。これに尽きます。この系統のバイクのなかでは乗り心地もいい方だと思いますよ。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

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