バイクインプレッション2014「DE ROSA KING XS」 最新トレンドを網羅し、クラス随一の快適性を実現した美しき新型

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 イタリアの老舗バイクブランド、デローザの「キング」が2015年モデルは「キングXS」として一新された。今回のモデルチェンジでは、ダイレクトマウントブレーキ、BB386規格を採用し、フレームの設計は空力性能の向上と合わせて、快適性も高められたという。トレンドを追従しつつも、デローザらしい思わず振り返りたくなる魅力的なデザイン。留まることなく進化を続ける最新のキングを試乗した。

「DE ROSA KING XS」(デローザ キングXS)「DE ROSA KING XS」(デローザ キングXS)

「DE ROSA KING XS」(デローザ キングXS)
価格:379,000円(フレーム、税抜)
サイズ:41.7SL、45SL、47SL、49SL、51SL、53SL、55SL、57SL、59SL
カラー:White Lumia、Black Blue Line (Matt)
問い合わせ先:日直商会 http://www.derosa.jp/

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:Vision・metron40
重量:6.5kg(完成車実測値)

メーンフレームと一体になるような造形で空力性能を高めたフォーク。ブレーキはダイレクトマウントを採用するメーンフレームと一体になるような造形で空力性能を高めたフォーク。ブレーキはダイレクトマウントを採用する
フレーム素材はT1000、T800、XN10の3種類を組み合わせ最適化を図ったフレーム素材はT1000、T800、XN10の3種類を組み合わせ最適化を図った
キングXSではリアブレーキをBB下へ移行。高い制動力とともに、リアセクションの無駄のないデザイン性にも貢献しているキングXSではリアブレーキをBB下へ移行。高い制動力とともに、リアセクションの無駄のないデザイン性にも貢献している

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

米山 デローザのキングといえば、上級クラスのレーシングモデルとしてブラッシュアップを続ける、いわゆるビッグネームだ。2015年モデルとして刷新されたキングXSは、開発の主眼は制動力と快適性だという。このクラスのバイクは十分なレース性能を有するのはもちろんだが、試乗してみると個人的にはレースよりも、峠を含んだ高速ロングライドが最適なライディングシーンというイメージだった。

松尾 そろそろ見飽きてもおかしくない白いフレームですが、挑戦的でもあり、さすがはデローザというデザイン性の高さで、誰もが納得のカッコ良さですね。米山さんの言うとおり、走りは見た目に反してソフトで当たり障りが無く、誰にでも扱いやすいという印象です。デローザらしい直進安定性を演出しながら、扱いやすさからくる安定性がライダーに余裕を持たせ、スタビリティの高さを感じました。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

米山 十分な剛性を持つと同時に、しなやかな走り心地は長時間のライドにも適している。それに、多少荒れた路面でも難なくこなしそうだ。

松尾 ええ。コンフォート性能は抜群でした。特にレーシーではなく、オールラウンダーとしてロングツーリングにも使用できる。というより、ロングライドの方が向いていますね。レースシーンのような大きな力がかかるシチュエーションでは、上級者にとっては物足りなさも感じるかもしれません。加速に関しては鋭さはさほどなく、踏んでも疲れない剛性感という印象でした。

米山 そして、軽さが印象的な1台。持って軽く、乗って軽い。

松尾 上りのアドバンテージが期待できますね。ただ、上りではダンシングよりシッティングの方が得意な印象を受けました。ガツガツとしたダンシングで少しフレームの柔らかさが目立つのは、フレームの根本はしっかりとした作りながらも、少しソフトな方向に振っているためでしょう。

米山 コンセプトどおりなのだろうね。その乗りやすさと、全体の形状、グラフィックはどれも品のある落ち着いたものなので、高い年齢層や女性にまで、広く受け入れられるのではないだろうか。

松尾 そうですね、見た目もとても良いし。個人的には、もう少し剛性があればレース用として使いたいと思いましたが、だからといってデローザらしさを失ったわけではなく、きっちりとまとめられていました。ダイレクトマウントのブレーキもフレームとの相性がよく、軽いタッチなので女性でも楽に扱えると思います。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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