“お米の里”自慢のグルメがてんこ盛り おなかも脚も大満足! 初開催「南魚沼グルメライド」に参加した自転車三昧の週末

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 コシヒカリの産地である新潟県南魚沼市で9月27、28日、「南魚沼サイクルフェスタ2014」が開催されました。このサイクルフェスタは、南魚沼では初の開催となる実業団レース「第1回JBCF南魚沼ロードレース」、さらに地元グルメがエイドステーション(エイド)で味わえるロングライドイベント「南魚沼グルメライド」の2本立て。100kmと60kmの2コースがある南魚沼グルメライドのうち、エイドが5つも設置された100kmに迷わずエントリーし、友人とともに4人で参加してきました。(ベースボール・マガジン社 石根左惠)

「南魚沼グルメライド」で目にした里山の田園風景「南魚沼グルメライド」で目にした里山の田園風景

伝統食「きりざい丼」と『美女旅』女子モデルに大興奮

南魚沼の観光パンフレットを彩ったモデルがエイドをサポート南魚沼の観光パンフレットを彩ったモデルがエイドをサポート

 縁あって南魚沼に住むことになって約1年、この地の豊富な雪や雨がもたらす食の恵みを知り、南魚沼グルメライドへの期待もつのらせていました。参加者680人が集った当日は、まるでサイクルフェスタの開催を祝うような爽やかな秋晴れになりました。

 受付・スタート会場となった魚野川河川敷は、関越自動車道「六日町IC」からクルマで10分、「JR六日町駅」から徒歩8分の場所にありアクセス良好。さらに、当日受付かつ9時半スタートとゆったりめの時間設定のため、関東からであっても、朝早く出発すればクルマでも鉄道(輪行)でも参加できるのはうれしい点です。

開会式であいさつをする井口一郎南魚沼市長と南魚沼市のPRキャラクター・こめつぐ君開会式であいさつをする井口一郎南魚沼市長と南魚沼市のPRキャラクター・こめつぐ君
地元の太鼓が第1回のスタートを盛る上げた地元の太鼓が第1回のスタートを盛る上げた
受付・スタート会場は魚野川の河川敷受付・スタート会場は魚野川の河川敷

 早朝から続々と参加者が集まり、南魚沼市のPRキャラクター「こめつぐ君」や地元六日町の御実城(おみじょう)太鼓が会場を盛り上げました。勇壮な太鼓の響きに乗ってスタートし、まずは坂戸城下を流れる魚野川沿いの道を追い風に乗って気持ちよく走行。そのうち第1エイドのある「八海山麓サイクリングターミナル」に到着しました。

納豆と細かく刻んだお新香を混ぜてごはんいのせた「きりざい丼」はエイドの一番人気納豆と細かく刻んだお新香を混ぜてごはんいのせた「きりざい丼」はエイドの一番人気

 第1エイドのグルメは、きりざい丼、しんこ餅、越後もちぶた豚汁、南魚沼コシヒカリおにぎり、八海ようかん、八色(やいろ)すいか生チョコ。なかでも納豆と細かく刻んだお新香を合わせた南魚沼の伝統食「きりざい」をのせたきりざい丼は人気で、長蛇の列ができていました。地元名産の八色すいかの果汁をふんだんに使った生チョコもしっとり甘くておいしい。米粒1つ1つが美しい南魚沼コシヒカリおにぎりも、しんこ餅もいただいて、最初のエイドなのにすでにおなかがいっぱいになりました。

 このエイドでは、南魚沼市美少女観光パンフレット『美女旅』のモデル5人がお手伝いに駆けつけてきていました。きれいでかわいい美女たちから、グルメを直接手渡しでいただいて男性陣は大興奮。長い行列でも並んでグルメを待っていたのは、美人見たさだったのかもしれませんね。さあ、次のエイドを目指しましょうか。

しんこ餅、笹あめ、八色スイカ生チョコしんこ餅、笹あめ、八色スイカ生チョコ
八色スイカ生チョコをかじってハイ・チーズ!八色スイカ生チョコをかじってハイ・チーズ!

熱烈応援の地元住民の間を駆け抜ける

第2エイドにて、一升瓶の中身は八海山の仕込み水第2エイドにて、一升瓶の中身は八海山の仕込み水

 第1エイドを出てからも、コースはほぼ平坦。JR浦佐駅付近の踏切がなかなか開かず、ずいぶん待たされましたが、1時間に1本しかない上越線上り電車にロングライドの中で遭遇できたのは貴重だったのかもしれません。

 五日町付近では地元住民の方々が大勢沿道に出て熱烈応援。よく見ると2階の窓からも。「がんばってくださーい」という声援を全身に受けて、こちらも張り切って笑顔で手を振って応えました。

 第2エイドは、銘酒八海山の醸造元である八海醸造が運営する「魚沼の里」。八海山の「麹だけでつくったあまさけ」、地元特産の八色スイカとあまさけのスムージー、酒粕と米粉ともち粉を生地に使った「さとやバウム」、三五八(さごはち)漬けきゅうり、八海山の仕込み水、そば、枝豆などが振舞われました。スムージーが人気で長い列ができていましたが、並んで大正解! 冷たくて美味しい手作りスムージーは、とびきりのおいしさでした。

八色スイカとあまさけのスムージーはとびきりのおいしさ八色スイカとあまさけのスムージーはとびきりのおいしさ
そばと枝豆を手にする弱虫ペダル女子のグループそばと枝豆を手にする弱虫ペダル女子のグループ

 第2エイドでは、女性サイクリストも目立ちました。なかには、10月6日から第2シーズンがスタートするTVアニメ『弱虫ペダル』の主人公のサイクルウェア「総北ジャージ」を着た、一見して“弱虫ペダル女子”とわかる参加者も。声をかけると、「乗り始めたのは3カ月前なんです。60kmを走るのは今日が初めて。とっても楽しい」と話してくれました。弱虫ペダルブームで女子サイクリストが増えているそうですが、イベントに参加して楽しんでいる姿を見るのはうれしいですね。

黄金色の稲穂が風にそよぐ黄金色の稲穂が風にそよぐ

激坂を抜けると眼下には黄金に輝く田園風景

 次のエイドを目指してだらだらと続く坂道を上ると、六日町八海山スキー場に到着。ここに設置された第3エイドでは、八色しいたけ、銘菓のまんじゅう「坂戸山」、アップルパイ、フィナンシェショコラ、バナナなどが用意されていました。

炭火で焼いた八色しいたけはとってもジューシー炭火で焼いた八色しいたけはとってもジューシー
プロチームがレースに向けてしゃくなげ湖を試走していたプロチームがレースに向けてしゃくなげ湖を試走していた

 すでにおなかがいっぱいでしたが、八色しいたけだけは外せません。大型・肉厚で有名な八色しいたけの炭火焼きしいたけはとてもジューシーで、おかわりをしたかったほど。とはいえ、時計を見ると12時半を過ぎているので、のんびりもしていられません。フィナンシェショコラはその場でいただき、残りの2つの甘味はサドルバッグに納めて先を急ぐことにしました。

南魚沼市サイクリング協会のメンバーがサポートライダーを務める南魚沼市サイクリング協会のメンバーがサポートライダーを務める

 第4エイドには三国川ダムを経由して向かいますが、ダムの入り口からは2kmの激坂が続きます。これには、ヒルクライム好きのサイクリストは大喜び。それを横目に、マイペースでひたすらペダルを回し続けてダムに到着すると、そこは里山の田園風景が眼下に一望できる絶景が広がっていました。

 黄金色に染まった稲穂、コース脇の農作業車、沿道に咲くコスモス、爽やかな風がそよぐしゃくなげ湖の湖畔――第3エイドから第4エイドへの道は、この地を走る楽しさを純粋に味わえる区間だったような気がします。

エイド閉鎖時間を気にしつつ後半は走り優先

のどかな里山の風景の中を走るのどかな里山の風景の中を走る

 ダムの激坂に苦しめられたため、第4エイドの「山谷ふれあいセンター」に到着したのは多くの参加者が通過したあと。残っていたのはバナナだけでした。このエイドは少し脚を休めるだけにして、次の最終エイドに向かいました。

 「この先は平坦だから楽勝」と思いきや、サポートライダーから「意外に大変ですよ」と教えられました。確かに微妙な上りがだらだらと続くうえに向かい風。ダムに向かう激坂で脚を使い切っていたので、全くスピードが上がりません。余力の残っていない脚で辛抱して走っていると、ようやく下り坂が現れました。

 1.5kmもある大月トンネルを抜けてしばらく走ると、大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続が幼少時に学問を学んだ「雲洞庵」が左手に見えてきてきました。寄り道をしたい気持ちが起こりますが、第5エイドの閉鎖時間(16時)が気になって先を急ぎました。

注意事項を示す看板が多数設置され安全走行の役に立った注意事項を示す看板が多数設置され安全走行の役に立った
5種類の薄荷糖は第5エイドでのおすすめグルメ5種類の薄荷糖は第5エイドでのおすすめグルメ
「完食証」を受け取って完走の記念撮影。右から2人目が筆者「完食証」を受け取って完走の記念撮影。右から2人目が筆者

 江戸時代の宿場町の風景を再現した塩沢の景観地区・牧之通りを横目に見ながら、第5エイドには閉鎖ギリギリで到着。期待していた塩沢産そば粉を使用したそばも、温泉熱を利用して栽培された「ゆきぐに温泉マンゴー」もすっかりなくなっていました。残念に思っていると、先に到着した友人がとっておいてくれた薄荷糖(はっかとう)がありました。バックポケットに入れてゴールを目指します。そしてスタートから7時間後、友人4人と一緒にゴール!

 そしてグルメライドは、100kmを完走して終わりではありません。完走証ならぬ“完食証”とともに受け取った参加賞のなかに、会場内にあるグルメ屋台村で使えるグルメチケット300円分が入っており、ゴール後もグルメを楽しめるのです。チケットで購入した塩ちゃんこが、汗をかいた身体にちょうどよくて大満足。これで私の胃袋は完全にグルメライドにつかまれました。

◇         ◇

 この日は六日町温泉で汗を流し、夜は「八海山」「鶴齢(かくれい)」といった日本酒で打ち上げ。翌日はロードレースを観戦と応援を楽しみ、丸2日間お米の里でのグルメ・自転車三昧となりました。

 100kmで獲得標高1000m足らずのコースですが、激坂もありライド面でも充実感のある今回のイベント。グルメを思う存分に楽しむには胃袋だけでなく走力も必要だとわかったので、来年に向けて脚を鍛えることを心に誓ったのでした。

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