東海地方のシリーズ戦ロードレース乗鞍王者の森本誠が逃げグループのスプリントを制す AACAカップ第16戦

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 東海地方で開催されているロードレースのシリーズ戦「COUPE DE AACA」(AACAカップ)の第15戦が9月15日、岐阜県の国営木曽三川公園で開催された。102.0kmで争われた最上級の1-1クラスでは、最終的に3人に絞られた逃げ集団のゴールスプリントを森本誠(イナーメ信濃山形)が制して優勝した。

レーススタートを待つ、シリーズ戦ポイントリーダージャージを着る水野貴行(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)レーススタートを待つ、シリーズ戦ポイントリーダージャージを着る水野貴行(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)

 「ツール・ド・北海道」が最終日を迎えたこの日、イナーメ信濃山形、シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ、トヨタ車体のプロトライアスリートといった、東海近隣の有力選手が集まった。今回のレース、1-1クラスは5.1kmの周回コースを20周で争われた。

 レース開始と同時にファーストアタックを仕掛けたのは二俣雄哉(デストラ)。この動きにシリーズ戦ポイントリーダーの水野貴行(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)、雨宮耕基(山梨学院大)が加わり、3人が先行して逃げ始める。

 すぐ後ろからは水野恭兵(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダ)、岡崎祐介(KINAN AACA)、小嶋元(イナーメ信濃山形)の3人が追走。先頭3人と、追走の3人とのタイム差はわずかで、まもなく6人が1つの先頭集団となった。

ファーストアタックに反応したシリーズ戦ポイントリーダーの水野貴行ファーストアタックに反応したシリーズ戦ポイントリーダーの水野貴行
追走3人の第2グループ追走3人の第2グループ

 開始早々の逃げが決まったが、まだ先は長い。しばらくすると後続集団も逃がすまいとペースを上げて追走する。

 逃げ集団からイナーメの小嶋が遅れると、すかさず筧五郎、森本誠(ともにイナーメ信濃山形)が追走を開始。激しいペースアップの末に筧、森本、福井英朗(トヨタ車体)、奥村隆平(デストラ)の4人が先頭集団に追いついた。結果的にこれが今回のレースで先頭集団に追いついた最終便になった。

 この動きで前と後ろに大きな集団が2つでき、ペースアップに耐えられなくなった選手がメーン集団から千切れ始めた。一方、逃げ集団からは二俣が遅れ、先頭集団は8人となった。

まさかのファーストアタックから形成された8人の逃げ集団まさかのファーストアタックから形成された8人の逃げ集団
マークしあう筧五郎と水野恭兵マークしあう筧五郎と水野恭兵
森本誠をマークする水野貴行森本誠をマークする水野貴行

 この8人の勝負。どのタイミングでふるい落としが始まるかに注目が集まる中、均衡を破ったのは筧だった。ゴール前の坂を利用してアタックを開始する。

 しかし簡単に逃がしてはもらえない。水野恭兵と筧五郎はお互いをマークしているようだ。そして森本誠が動くと水野貴行が反応。こちらもお互いがマークしている様子。

先頭は3人に絞られた先頭は3人に絞られた

 筧五郎と水野恭兵のセット、森本誠と水野貴行のセットが、代わる代わる逃げようと動くが、他の選手が逃がしてくれない。

 何度もアタックの攻防が繰り返される。そしてついに、森本誠のアタックに水野貴行が追いつき、そして雨宮耕基が追いついて、3人がようやく抜け出しに成功した。

 3人は均等にローテーションを回し、逃げを確定させた。

 このメンバーでの勝負となると、少人数のスプリントで何度も優勝している水野貴行が有利。しかし最後にゴールスプリントを制したのは、前週に「全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍」で5度目の優勝を飾った森本だった。

ゴールスプリントを森本(左)が制して今シリーズ初優勝ゴールスプリントを森本(左)が制して今シリーズ初優勝

 森本はゴール前、水野貴行をわずかにかわして優勝。乗鞍に向けて仕上げた好調ぶりを、長良川のスピードレースでも遺憾なく発揮し、今季AACAカップ初優勝を飾った。

 次戦は10月25日の第17戦で、今回と同じ国営木曽三川公園で予定されている。

レポート 加藤康則(KINAN AACA)

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