新製品情報ラファが秋冬の限定長袖ジャージ発売 “アメリカ最強カップル”デーヴィス・フィニー夫妻がモチーフ
ロンドン発のロードウェアブランドRapha(ラファ)から、2014年秋冬の限定ウェア「Davis Phinney Long Sleeve Jersey」(デーヴィス・フィニー ロングスリーブジャージ)と「Connie Carpenter Long Sleeve Jersey」(コニー・カーペンター ロングスリーブジャージ)が発売された。ラファ定番のロングスリーブジャージをベースに、「アメリカ自転車史上最強のカップル」と言われたデーヴィス・フィニーとコニー・カーペンターをモチーフにデザイン。秋のアウターとして、冬はミッドレイヤーとして着ることのできるスポーツウール製ジャージだ。
限定ジャージのモチーフになっているデーヴィスとコニーは元自転車選手のアメリカ人夫妻で、今ではUCIプロツアーチーム「BMCレーシング」で活躍するテイラー・フィニーの両親としても知られている。
1984年、史上初めて女子のロードレースが五輪種目に採用されたロサンゼルス五輪で、コニー・カーペンターは僅差のスプリントを制して金メダルを獲得し、この勝利を最後に現役を引退。同大会のチームタイムトライアルで銅メダルを獲得したデーヴィス・フィニーはその後にプロロードレーサーとなり、ツール・ド・フランスでは2度のステージ優勝を飾った。
デーヴィスは引退後、40歳の若さでパーキンソン病に罹患。長い闘病生活を経て日常生活に復帰し、その経験から、パーキンソン病の患者をサポートする「デーヴィス・フィニー財団」を設立して活動を続けている。

ジャージのジップタブはそれぞれが獲得したメダルのデザイン。襟口にはコニーの口癖であり、財団のモットーである「Every victory counts」(すべての勝利が重要)がプリントされている。また、デーヴィス・フィニー ロングスリーブジャージのフロントジップタブは、指先への負担が少ない通常よりも大きいタブを採用している。コニー・カーペンター ロングスリーブジャージはラファ初の女性用限定アイテムとなる。
ジャージの売り上げの一部は財団に寄付され、その活動費用に充てられる。
Davis Phinney Long Sleeve Jersey
サイズ:XS~XXL
価格:32,000円
Connie Carpenter Long Sleeve Jersey
サイズ:XXS~XL
価格:32,000円
ロードレースの熱狂とパーキンソン病の闘病を映像に
ラファはデーヴィスとコニーの限定ジャージ発売に際し、ドキュメンタリーフィルムを制作した。二人と、彼らを良く知る人物が1984年のロス五輪、そしてパーキンソン病の闘病について語っている。
撮影はラファのロケ写真を手がけるベン・インガム。五輪を取り巻くアメリカロードレースの熱狂と、パーキンソン病を経たデーヴィスが至った境地を表す力作だ。フィルムはこちらから視聴できる。