サイクルポートと台数を削減幕張新都心の無料コミュニティサイクルが9月から有料に 広告協賛不調、マナー悪化で

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縮小・有料化される幕張新都心のコミュニティサイクル事業の社会実験。7カ所のサイクルポートは2カ所となり、QVCマリンフィールドのポートも廃止される =千葉市美浜区(杉侑里香撮影)縮小・有料化される幕張新都心のコミュニティサイクル事業の社会実験。7カ所のサイクルポートは2カ所となり、QVCマリンフィールドのポートも廃止される =千葉市美浜区(杉侑里香撮影)

 千葉市と市観光協会は、観光や買い物の足として利用してもらうため、無料で自転車の貸し出しを実施している幕張新都心のコミュニティサイクル事業(愛称・マックル)の社会実験の規模を9月に縮小し、有料化することを決めた。事業費に充てる広告協賛が集まらないことに加え、利用者のマナー悪化も理由としている。

 同事業は、利用時に自転車の鍵部分に入れた100円が返却時に戻ってくるデポジット(保証金)方式を採用し、昨年12月に開始。事前の利用手続きが不要で、JR海浜幕張駅やQVCマリンフィールドなど7カ所に設置されたサイクルポート(自転車置き場)のいずれでも利用・返却ができるため、気軽な移動手段として回遊性の向上や、さらなる地域活性化につながることが期待されていた。

30km以上離れた場所での乗り捨ても

 千葉市などによると、社会実験が終了する来年3月までの事業費は約3400万円で、自転車に掲示する広告への企業協賛でまかなう見込みだった。しかし協賛は思うように集まらず、現状の収入は約2600万円にとどまる。このままだと11月以降は赤字に陥る見通しという。

 また、ポート以外の場所で乗り捨てられ、7月に職員が回収した自転車台数が4月の約4倍にあたる111台に上るなど、利用者のマナー低下が目立つように。幕張新都心から直線距離で30km以上離れたJR大崎駅(東京都品川区)付近に乗り捨てられていたケースもあったほか、故障への対応も増加しているという。

新都心での自転車ニーズには手応え

 9月1日からはポートを海浜幕張駅の北口と南口の2カ所のみとし、台数も現在の100台から40台に削減。同駅構内の市幕張観光情報センターで身分証明書の確認をした上で、1台200円で貸し出すレンタサイクル方式に変更する。運営形態の変更で事業費は約2700万円に圧縮でき、残りの赤字分は利用料金で賄える算段だ。

 千葉市観光協会は「営業努力が足りず、広告協賛が当初の予定通りにいかなかった」と説明。一方、市幕張新都心室は「無料という条件がある中だが、利用状況は好調で、新都心での自転車ニーズはあると感じている。来年度からの運営のあり方については今後検討したい」としている。

MSN産経ニュースより)

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