東海地方のシリーズ戦ロードレースデリアックがTTのリード守り総合優勝 AACAカップ第15戦、第3ステージは荒天でキャンセルに

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 東海地方で開催されているロードレースのシリーズ戦「COUPE DE AACA」(AACAカップ)の第15戦が8月16、17日、岐阜県の国営木曽三川公園で開催された。前回の第14戦に続き、今回も土、日曜の2日間で3ステージを行なう、ステージレース形式で争われた。

個人総合リーダージャージに身を包むデリアック(右)とシリーズ戦ポイントリーダーの水野貴行(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA)個人総合リーダージャージに身を包むデリアック(右)とシリーズ戦ポイントリーダーの水野貴行(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA)

最終走者のデリアックが制覇 第1ステージ・個人TT

 初日午前は、まず個人タイムトライアル(TT)が行なわれた。

 最上位のエリートクラス、第1走者は前回の第14戦でリーダージャージを着た岩月伸夫(イナーメ信濃山形)。TTを得意とする岩月がまず1番時計を刻むと、このタイムを誰も塗り替えることができなかった。

 しかし最終走者のロイック・デリアック(KINAN AACA)が、ついに岩月のタイムを約19秒上回ってステージ優勝。午後の第2ステージでは、イエローの個人総合リーダージャージに身を包むこととなった。

個人TT第1走者で好タイムを記録した岩月伸夫(イナーメ信濃山形)個人TT第1走者で好タイムを記録した岩月伸夫(イナーメ信濃山形)
最終走者でトップタイムを叩き出したロイック・デリアック(KINAN AACA)最終走者でトップタイムを叩き出したロイック・デリアック(KINAN AACA)

 今大会も、3ステージ制でありながら、1つのステージのみのスポット参戦が可能。このためTTを走り終えた選手たちに対し、午後の第2ステージにだけ出場する選手たちがどんなレースを繰り広げるのかも焦点となった。

シエルヴォの水野コンビがワンツー 第2ステージ・クリテリウム

 初日午後の第2ステージは3.8kmの周回を14周する53.2kmのクリテリウムで争われた。

 スタート直前の落雷の影響で、レース開始は予定時刻から1時間遅らせることに。選手たちは一度ウォーミングアップをして温めた体を、いったんオフにしてもう一度温めなおす必要があり、難しい環境でのレースとなった。

 序盤はいつもより動きが少なく、様子見する選手も多く見受けられたが、筧五郎(イナーメ信濃山形)の動きをきっかけにデリアック、水野恭兵(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA)、筧の3人の逃げが決まった。

 集団は強力なメンバーの逃げを警戒し、1周回ほどで3人を吸収したが、しかし筧は捕まった直後にカウンターでまたすぐに逃げ始める。ゴールまで単独で逃げ切るには距離があるため、後方から少人数が追いつくのを待ちたいところだ。しかし思惑通りの展開にはならず、ほどなくして集団に吸収された。細かいアタックが様々な選手によって繰り広げられるが、どれも決まらない。

再び抜け出したデリアック、筧、水野恭の3人再び抜け出したデリアック、筧、水野恭の3人

 周回賞目前では、デリアックが誰も前に出られない猛スピードで牽引を開始。一列棒状になった集団の先頭でデリアックが周回賞を獲得した。その直後、デリアックが集団の中ほどに下がってスピードが落ちた中だるみを利用して、栂尾大知(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA)がアタックするも決まらない。そんな中、スピードの上げ下げに対応できなくなった選手が一人、また一人と遅れ始めた。

 残り5周回、数人の逃げのカウンターで筧五郎、水野恭兵、デリアックの3人が再び抜け出す。

 しかし、この日は集団も逃げを許してくれなかった。筧ら3人もうまく協調ができず、激しい追い上げに捕まった。

 ラスト2周に入ると、水野恭兵を含む数人の逃げや、総合2位の岩月を含む逃げが決まりそうになったが、それらは全て、総合リーダーのデリアックが自ら集団を引き連れて吸収。そのまま集団がバラけることなく、スプリントへと向かっていった。

ゴールスプリントを制した水野恭兵(左)、水野貴行(右)ゴールスプリントを制した水野恭兵(左)、水野貴行(右)

 先頭は依然、デリアックが猛スピードで引き続け、集団は縦一列に。しかしラスト1km切ったところで、水野貴行が水野恭兵を引き連れてデリアックの前に入った。最終コーナーは水野貴行が先頭で立ち上がり、後ろに控える水野恭兵がスプリントを開始すると、これに並べる選手は誰もいなかった。シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAが水野コンビでのワンツーフィニッシュを飾り、個人総合リーダーはデリアックが守った。

エリートは雷雨でキャンセルに 第3ステージ・ロードレース

初日にリーダージャージを守ったデリアックが総合優勝となった初日にリーダージャージを守ったデリアックが総合優勝となった

 2日目の第3ステージは5.1kmを20周回する102kmのロードレース。

 下位のカテゴリーは天候に恵まれ、雨に降られることなくレースを終えたが、エリートカテゴリーが始まってしばらくすると雨が降り、そして雷が激しく鳴りはじめたため、選手の安全確保を最優先とし、レースは残念ながらキャンセルとなった。

 総合成績は第2ステージ終了時点のものが最終リザルトとなり、デリアックが総合優勝を飾った。

 シリーズは今後、9月15日の第16戦、10月25日の第17戦が予定されている。

レポート 加藤康則(KINAN-AACA)

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