バイクインプレッション2014「GIANT TCR SLR 2」 新105を搭載、エアロな造形が特徴的なアルミバイク新世代

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 自転車業界を牽引する巨大メーカー、ジャイアントの2015年モデルが早くも7月に登場した。今回は2015年モデルの注目トピックスの一つである、上位グレードと同様に11速化へとモデルチェンジを果たしたシマノのコンポーネント『105』を搭載した、TCR SLR 2を紹介する。かつてのアルミフレームのイメージをまるで塗り替えるとさえ言える、フレーム成形技術と走行性能をさっそく試乗してインプレッション。

「GIANT TCR SLR 2」(ジャイアント TCR SLR 2)「GIANT TCR SLR 2」(ジャイアント TCR SLR 2)

「GIANT TCR SLR 2」(ジャイアント TCR SLR 2)
価格:170,000円(完成車、税抜)
サイズ:406(XS)、435(S)、474(M)、509(ML)mm
カラー:マットブラック
問い合わせ先:ジャイアント http://www.giant.co.jp

スペック

フレーム:ALUXX SLR-Grade Aluminum
フォーク:Advanced-Grade Composite、 Full Composite OverDrive 2 Column
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:GIANT P-R2(リム)+FORMULA Cartridge Bearing(ハブ)24H、28H
重量:7.85kg(完成車実測値)

2015年モデルからブランドロゴが刷新され、スタイリッシュになった。フレームを構成する各チューブはそれぞれ、曲線と角が組み合わさった複雑な造形をみせる。ワイヤーは内蔵2015年モデルからブランドロゴが刷新され、スタイリッシュになった。フレームを構成する各チューブはそれぞれ、曲線と角が組み合わさった複雑な造形をみせる。ワイヤーは内蔵
まるでカーボンフレームのように成形されたシートチューブとトップチューブ・シートステーの接続部。エアロシートピラーを採用し、ボルト2本で固定するまるでカーボンフレームのように成形されたシートチューブとトップチューブ・シートステーの接続部。エアロシートピラーを採用し、ボルト2本で固定する
上位モデルを踏襲した11速の新105コンポーネントを搭載する上位モデルを踏襲した11速の新105コンポーネントを搭載する

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

松尾 ジャイアントは2015年モデルからロゴが変わり、デザインも印象が変わりましたね。

米山 そう。ブラックとレッドのカラーリングは数多くあれど、とてもこの価格帯とは思えないスタイル、そしてスペックも良い。とくに驚いたのはスタイルで、指に力を入れると表面が動くほど肉薄なアルミフレームは、カーボンバイクと見紛う造形だよ。

松尾 いや、じつはバイクを準備している途中まで、しばらくカーボンバイクだと思っていました。それほどフレームの接合部に違和感が無く、顔を近づけてよーく見ると分かるくらいです。

米山 うん。エアロシートポストを採用して、クランプ部分もしっかりしているのは好印象。造形の良さは特筆すべきもので、アルミバイクも今はここまでできるのかと関心した。乗ってみてどうだった?

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 剛性はアルミらしさが前面に出ていて反応が速かったです。乗り味はプロペルとTCRの印象がかなり似ているのと同じように、このバイクにも「ジャイアントらしさ」が感じられました。全体的に良いですが、スプリントの際に若干ではあるものの、リアのトラクションが抜けるような感じがしました。快適性については細かい振動であれば大丈夫。大きな振動は近年のアルミフレームと同等レベルです。

米山 剛性は過不足なく、必要十分だったね。走りは気持ちの良いポイントで安定しているので、初級・中級者が乗りこなしやすい。加速は軽めの味付けで、一歩踏み込んだときに「お、軽い」という感触がある。

松尾 上りも下りも優秀でした。下りはストレートフォークの性格が出て、少々クイックな感じです。よく伸びて加速し、上りも安定感もあり、これからレースを始めようとするライダーにはかなりお勧めできるバイクだと思います。

米山 そうだね、20万円未満のロードバイクとしては、すべての面で完成度が高い。ホビーレースに出たり、クラブの仲間と楽しんで走ったりという楽しみ方にはとても合っていると思う。来季モデルの105完成車の中ではすべてのライバルになっていくだろうね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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