バイクインプレッション2014「BMC IMPEC」 革新的な技術によって誕生したスイスメイドの旗艦モデル

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 BMCは1994年に誕生したスイスのバイクブランド。2000年に入ると、特にロードレース界で知名度を高め、近年では2011年にツール・ド・フランスを制したカデル・エバンスを擁するプロチーム「BMCレーシング」の活躍が記憶に新しい。今回試乗したのは、巨大なカーボン編み機「スターゲイト」で筒状に編み込まれたシームレスなカーボンチューブから成るフラッグシップモデルの「impec」だ。

「BMC IMPEC」(ビーエムシー インペック)「BMC IMPEC」(ビーエムシー インペック)

「BMC IMPEC」(ビーエムシー インペック)
価格:1,250,000円(デュラエースDi2仕様、税抜)、1,030,000円(デュラエース仕様、税抜)他
サイズ:50、53、55、57、60
カラー:クラシックチームレッド、クラシックホワイト、クラシックネイキッド、エキップチームレッド、エキップホワイト、エキップフルーロ
問い合わせ先:フタバ商店 http://www.bmc-racing.jp

スペック

フレーム:Impec Carbon LSW
フォーク:Impec Carbon
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 50×34T、11-28T(11s)
ホイール:レイノルズ・アタック クリンチャー
重量:N/A

後方へのしなりを狙い、シートステーはトップチューブの接合部より低い位置に設定。シッティングでフレキシブルな振動吸収性を発揮するという後方へのしなりを狙い、シートステーはトップチューブの接合部より低い位置に設定。シッティングでフレキシブルな振動吸収性を発揮するという
LSW(Load Specific Weave)と呼ばれる特殊編み込み製法を採用。継ぎ目なく編み込まれたカーボンの筒を成形して製造するLSW(Load Specific Weave)と呼ばれる特殊編み込み製法を採用。継ぎ目なく編み込まれたカーボンの筒を成形して製造する
LSWで製造された多角形のシームレスパイプをシェルで繋ぐ。左右のシェルがしっかりとパイプをつかむように設計されているLSWで製造された多角形のシームレスパイプをシェルで繋ぐ。左右のシェルがしっかりとパイプをつかむように設計されている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

米山 最近のロードバイクは技術ポイントや形状が似通ってきてしまっているけど、BMCに関してはフレームの形状が個性的で、その中でもimpecはロボットのような、かなり目を引くデザイン性を持ち合わせているね。

松尾 そうですね。乗り味にも個性があって、今まで試乗したバイクの中でもとりわけ『しっかり』したフレームでした。本当にカーボン?と、何か別の素材に思えるくらいの重厚感で、表面上の固さではなく芯から硬い。おそらく独特な構造とトップチューブ、ダウンチューブの多角形型パイプが効いているのでしょう。

米山 見た目の通り、がっしりしてる。印象的だったのは、シッティングでの安定感だな。

松尾 ええ。シッティングではとても良いものの、その反面ダンシングではフォークとフレームの相性が良くないようなチグハグな感じがしました。発進加速は剛性面から苦手ですが速度に乗ってからは良いです。

米山 なるほど。日本人が乗るならある程度大柄で、パワーの大きい人に向いているかもね。

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

松尾 今回のインプレのような、単独でのシーンを想定しているわけではなく、当然レース中の高速域、その中での動きにフォーカスしているからだと思いますが、少々僕は苦手でした。フレームが前に進ませようとしているなか、フォークがブレーキをかけるような動き、またしっかりしすぎて重量は軽いのに重く感じました。

米山 向き不向きがハッキリしているのだろうね。僕の印象も、ゆっくり乗るとしんどいと思うし、スピードが上がったときに乗り心地が良くなるバイクだと思った。

松尾 芯がしっかりしているため身体まで振動が伝わるまえに消してくれた印象で、振動吸収は良かったです。コーナー中の段差でも沿う感じました。下りはフレームのスタビリティに任せれば良く走ってくれます。フレームは細部まで作り込まれてるし、高級感もあります。

米山 さすがはスイス製らしい、見た目の高級感は群を抜いているバイクだった。実物を前にすると見応えがあるフレームだよね。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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