東北地方で初の試み青森県が「サイクル・ツーリズム」推進へ モデルコース設定など環境整備

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 自転車に乗って地形・自然・景色を楽しむ「サイクル・ツーリズム」を推進しようと、青森県は自転車関係団体や地域づくり団体などで組織する推進協議会を立ち上げた。健康志向や環境意識の高まりから全国各地に広がりつつあるが、同県によると東地方では初めて。今後、ハード・ソフト両面で受け入れ環境を整備した上で、モデルコースの設定や県内外のサイクリングファンの交流、プロモーション活動などを通して誘客を促進する。 (産経新聞青森支局・福田徳行)

十和田湖など自然豊かな青森県がサイクルツーリズムを推進する十和田湖など自然豊かな青森県がサイクルツーリズムを推進する

 青森県は平成28年春の北海道新幹線新青森―新函館北斗開業を新たな観光客獲得の機会ととらえ、道南と連携した新たな観光コンテンツとして「自転車観光」に着目。自然・景観、食、温泉など観光資源が豊富な本県と道南の地域性を生かし、自転車で周遊する滞在型観光を地域経済の活性化につなげようと、昨年11月に関係団体を集めて勉強会を立ち上げ、検討を重ねてきた。

「サイクル・ツーリズム」推進へ自転車関係団体などが認識を共有した推進協議会「サイクル・ツーリズム」推進へ自転車関係団体などが認識を共有した推進協議会

 協議会は自転車関係団体、運輸・交通事業者、観光関係団体、地域づくり団体などの代表約100人で構成。7月24日に青森市で開かれた初会合では、今後の推進方針などを確認した。

 今年度は大会の新設や青森市浅虫―平内町・夏泊半島、下北半島など8つのモデルコースを設定し、ガイドブックに掲載。さらに、サイクルイベント、県内の自転車関連情報を集約したポータルサイトの開設、自転車専門誌へのPRなどプロモーション活動を展開していく。

景勝地として知られる奥入瀬(おいらせ)渓流景勝地として知られる奥入瀬(おいらせ)渓流

 サイクル・ツーリズム確立に向け、最大の課題となる受け入れ環境の整備については今後、宅配業者と連携した自転車受け取りサービスの構築やサイクリングロードの選定、公共施設・道の駅などへのサイクルステーションの設置などを順次進めるほか、受け入れ施設の拡大に努めていく。

 協議会座長で弘前市の旅行会社「たびすけ合同会社 西谷」の西谷雷佐(らいすけ)代表は「楽しみながらおもてなしの心でサイクル・ツーリズムを推進し、地域を活性化させたい」と意気込む。

 サイクル・ツーリズムは、広島県尾道市と愛媛県今治市を6本の橋で結ぶ全長約80kmの瀬戸内海横断自転車道(しまなみ海道)サイクリングをはじめ、北海道や千葉県、奈良県などでも取り組みを進めている。経済性、健康面、環境への配慮などから自転車を活用した観光が注目されつつあり、県観光国際戦略局の高坂幹(かん)次長は「サイクル・ツーリズムは自転車で自然、地域の魅力を堪能できるメリットがある。2年後の北海道新幹線開業を見据え、道南と連携して国内外の誘客の起爆剤にしていきたい」と話している。

MSN産経ニュースより)

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