バイクインプレッション2014「CASATI MONZA」 スチールの良さを存分に楽しめるイタリアの老舗の限定車

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 1920年に創業したカザーティ。イタリアでの生産にこだわり続け、現在でも職人の技が光る溶接をはじめ重要な製作工程を自社工場で行っている。その原点といえるスチールフレームの製作はもちろんのこと、トレンドのカーボン素材にも積極的に取り組み、伝統を継承しつつ新しい時代を築いているブランドだ。今回試乗したのはカザーティのお膝元である街の名を取ったモンツァ。限定30台の特別完成車だ。

「CASATI MONZA」(カザーティ モンツァ)「CASATI MONZA」(カザーティ モンツァ)

「CASATI MONZA」(カザーティ モンツァ)
価格:470,000円(限定完成車、税抜)
サイズ:49、51、53、55
カラー:アイスグレー
問い合わせ先:アクションスポーツ https://www.actionsports.co.jp/casati.php

スペック

フレーム:スチール
フォーク:スチール
変速機:カンパニョーロ・アテナ(F)&(R)
ギヤ:カンパニョーロ・アテナ 50×34T、12-25T(11s)
ホイール:TRADIZIONE ZEROホイール
重量:N/A

なめらかな曲線で構成されているスチールフォーク。フォークラグの肩にはカザーティのブランドロゴが入るなめらかな曲線で構成されているスチールフォーク。フォークラグの肩にはカザーティのブランドロゴが入る
チェーンステー側にブリッジが入るBBのラグ。規格はイタリアンを採用するチェーンステー側にブリッジが入るBBのラグ。規格はイタリアンを採用する
トップチューブには創業者であるピエトロ・カザーティの息子で二代目の、ジャンニ・カザーティのサインが入るトップチューブには創業者であるピエトロ・カザーティの息子で二代目の、ジャンニ・カザーティのサインが入る

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する松尾修作 Neilpryde - Men's Club Pro Cyclingに所属し、キャプテンを務めるプロロードレーサーで、脚質はオールラウンダー。埼玉県・若葉駅近くでバイクサロン「SAKURAMENT」を経営する

松尾 トラディショナルなスチールバイクは今も一定の人気がありますし、特にイタリアのメーカーは色使いなどがカッコ良くて、モンツァも渋いですね。このクラスのスチールバイクは、いつか自分でも手に入れたいと思っています。

米山 うん。細身のパイプで構成された大きなフレームは独特の美しさがある。限定車のモンツァは、シルバーのパーツで統一されて、ハンドルやステムのチョイスも趣があってまとまっているね。乗ってみると、気品あるたたずまいそのままのスチールらしい乗り味を楽しめた。

松尾 まさに“鉄”な1台で、個人的には精度が高いスチールバイク独特の、自分でホイールを転がしている感じがしっかりと伝わってきて、これまで乗った中でもかなり好感度が高かったです。

米山 そう、まさに。車輪とのダイレクト感が良いね。90年以上にわたり家族経営で工房を続け、「MADE IN ITALY」にこだわったカザーティの高い技術力を体感できる。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 付属のハンドルはスタイリングは良好ですが、少し深め。まずはこのパーツ構成のまま乗ると思うので、下ハンでもしっかりとセッティングを確認してからテクニカルなコースに出ましょう。試乗車のサイズは、実際には大きすぎないものの、安定性が非常に優れているため乗ると大きく感じます。

米山 なるほど。たしかにバランスは良く、また意外なほど乗り心地も良い。加速についてはどう感じた?

松尾 重さはそれなりにあるものの、突っかかりはなくスムーズに加速します。

米山 飛んではいかないけれど、踏んだ分応えてくれるね。素直にスチールバイクの良さを楽しみたい人にオススメ。

松尾 限定車なので、誰もが手にするバイクでは無いと思いますし、スチールバイクが好きな人、なかでもカザーティが好きな人に乗ってほしいという思いで限定生産されたモデルとのことです。こういうコンセプトのバイクもいいですね!

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳


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