学校へ通えるよう村の経済環境整備へカンボジアの子供たちを支援する自転車全国ツアー出発 ウクレレ奏者の八桁圭祐さん

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 カンボジアの子供たちが学校へ通えるよう支援するため、ウクレレアーティストの八桁圭佑(はけた・けいすけ)さんが7月29日、自転車で47都道府県すべてを巡る全国ツアーに出発した。演奏やCD販売で得た収益金の一部を、カンボジアのプレイキション村に寄付するなどして、村人が出稼ぎに行かず子供たちが学校へ通える環境を作ることが目的という。

地元の小学生らに見送られて横浜・青葉台駅を出発する八桁圭佑さん(列の左端) =2014年7月29日[/caption]

出稼ぎをしなくても済むように

八桁圭佑さんたちがカンボジア・プレイキション村に完成させた小学校八桁圭佑さんたちがカンボジア・プレイキション村に完成させた小学校

 八桁さんは2011年、カンボジアに小学校を建設するプロジェクトに参加してプレイキション村を訪問。資金を募り、村でボランティアを集め、現地の大工さんや村人と共に3か月間、汗を流して小学校を完成させた。

 しかし校舎は建ったものの、村人のほとんどが農家という環境では、農閑期に仕事がなく、タイなどへ出稼ぎをしなければ生きていけない家庭も多かった。子供たちも、たいていは親と一緒に出稼ぎ先へ連れていかれ、また農繁期になると家族で戻ってくるのだが、授業がはるか先まで進んでいるとついていけず、次第に登校しなくなる子供もいるという。

 こうした状況を打開し、村人たちが出稼ぎをしなくても済むように、村に大人が働ける場所を作ろうと考え、音楽を通じて募金を集める取り組みを始めた。2013年12月から2014年2月まで、日本全国28カ所でツアーを敢行。手売りしたCD818枚の売り上げの一部や、全国からの寄付金、イベントの収益金を集め、3月25日、プレイキション村に和紙生産のための作業所を建設した。

カンボジアを支援するためにウクレレのライブツアーを行った八桁圭佑さんカンボジアを支援するためにウクレレのライブツアーを行った八桁圭佑さん
カンボジア・プレイキション村に建設中の和紙生産のための作業所。2014年3月に完成したカンボジア・プレイキション村に建設中の和紙生産のための作業所。2014年3月に完成した

12月までに47都道府県走破へ

 今後は、カンボジアで生産された和紙を日本中に広めて1枚100円で販売し、1000枚を売り上げることを目標としている。和紙の売上をプレイキション村の収益とし、親が隣国へ出稼ぎにいかなくても子供たちが学校に通えるようにする狙いだ。さらに3年後には、現地の日本人事務所を撤退し、勉強した子どもたちが自分たちで学校を建設して産業を興すことを目指す。このようにプレイキション村の経済的な自立の連鎖を作っていくことが将来の方針という。

八桁圭佑さんの全国ツアーのコース八桁圭佑さんの全国ツアーのコース

 7月29日に地元の横浜・青葉台を出発した八桁さんは、まず甲信越を経由して北へ向かい、東北、北海道を目指す。その後、いったん関東を巡ってから沖縄へ渡り、九州、中国・四国、近畿、中部を経て12月7日に青葉台でゴールする予定だ。

 さらに、ツアーファイナルを12月14日、青葉台のライブハウス「フィリアホール」で行う。

 今回の八桁さんの全国ツアーには、ライトウェイプロダクツジャパンが活動の主旨に協賛し、自転車などを提供している。

全国を巡る自転車と八桁圭佑さん全国を巡る自転車と八桁圭佑さん
カンボジアの子供と交流する八桁圭佑さんカンボジアの子供と交流する八桁圭佑さん
八桁 圭佑八桁 圭佑(はけた・けいすけ)

 ウクレレアーティスト、NPO法人はちどりプロジェクト所属。大学卒業後、沖縄の山奥の飲食店で働きながら2年間テント暮らしをする。2012年、同プロジェクトの活動でカンボジアに学校を建設。2013年にCDデビューを果たし、12月よりヒッチハイクで全国ツアーを開始。3か月間でCD818枚を手売りし、収益金で2014年3月、カンボジアに和紙生産のための作業所を作った。1986年08月24日生まれ、横浜市青葉区出身。

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