【Teamユキヤ通信】ツール・ド・フランス 第17ステージ先頭で集団を引き続けた新城幸也 「今日、ツールで最も働いたのは日本人」との評価も

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 7月23日のツール・ド・フランス第17ステージで、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)が逃げに乗って活躍。積極的な走りで観客を魅了した。

前日第16ステージは、今大会2回目のステージチーム1位。第17ステージのスタート前、表彰台に上がる(Photo: Miwa IIJIMA)前日第16ステージは、今大会2回目のステージチーム1位。第17ステージのスタート前、表彰台に上がる(Photo: Miwa IIJIMA)

 この日はピレネー山岳3連戦の2日目、新城はスタートと同時にファーストアタック。8人の選手で逃げグループを形成することに成功した。

 しかし後続のメーン集団はこれを簡単には容認せず、有力選手たちのアシストが激しく追い上げる。最初のカテゴリー1級山岳に入る頃には、タイム差は30秒ほどに縮まった。

 これを利用し、集団から14人の選手が新城らの逃げ集団に合流。チーム ヨーロッパカーからは新城に加え、前日に敢闘賞を獲得したシリル・ゴティエ、そして山岳のエース、ピエール・ローランの3人が先頭集団に含まれるという、絶好の展開へ持ち込むことに成功した。

 山岳に入り、22人の選手たちはさらにアタック合戦を開始。スタートしてから1時間の平均速度が50km/hという、山岳ステージとは思えない速度でレースが進んだ。エースのピエールで区間優勝と総合上位を狙うヨーロッパカーは、先頭集団からアタックして抜け出した選手たちを追い上げるために、新城が山岳で先頭に立って懸命に引き続けた。

集団の先頭を走る新城幸也(砂田弓弦撮影)集団の先頭を走る新城幸也(砂田弓弦撮影)
3つ目のカテゴリー1級で遅れだし、苦しい表情の新城(Photo: Miwa IIJIMA)3つ目のカテゴリー1級で遅れだし、苦しい表情の新城(Photo: Miwa IIJIMA)

 3つ目のカテゴリー1級山岳で、新城はピエールらの集団から遅れていった。しかし新城の働きは、「今日、ツールで最も働いたのは日本人」という見出しでフランスメディアに取り上げられたほどで、チームの監督をはじめ首脳陣からも高い評価を受けた。

 最後のカテゴリー超級山岳で先頭集団に残ったピエールは、ステージ6位に入って総合成績でも10位にアップ。新城はステージ60位でレースを終え、総合も70位に順位を上げた。

 「きつかった。でも、最初のアタックが決まって良かった。最後まで先頭の集団に残れていたら、敢闘賞だったかもね(笑)」

スタート地点には新城のアマチュア時代からの恩師、浅田顕氏が激励に訪れた(Photo: Miwa IIJIMA)スタート地点には新城のアマチュア時代からの恩師、浅田顕氏が激励に訪れた(Photo: Miwa IIJIMA)

 「連日、チームは全員がそれぞれの役割をきちんとこなし、山でもスプリントでも常に上位に選手を送り込んている。9人そろってチームがきちんと機能している証拠。今夜は少しでもダメージを回復し、明日の最後の山岳ステージをまた頑張る。ツールマレー(明日のコースの超級山岳)も相性が良いしね!」

 今年のツール・ド・フランスも、残りわずか4ステージ。24日の第18ステージは、最後の本格山岳ステージとなり、中盤から後半にカテゴリー超級山岳が2つ連なる145.5kmのコースで行われる。

(レポート 飯島美和)

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