【Teamユキヤ通信】ツール・ド・フランス 第16ステージ逃げに乗ろうと「何度もトライした」新城幸也 チームはステージ2位と敢闘賞を獲得

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 ツール・ド・フランスは7月22日、第16ステージが行われた。新城幸也(チーム ヨーロッパカー)は2度目の休息日を終え、いよいよ最終の第3週目のレースへと臨んだ。残る6ステージのうち、この日を含む最初の3日間はピレネー山岳3連戦となる。

 レースはピレネー山脈を東から西へ沿うように進む237.5kmの長丁場。新城が現在のチームに所属する前に、2009年まで4年間住んでいたトゥールーズの南を走る。新城にとってはなじみ深いコースを走るステージだ。

ファンが多く待ち構える山岳を通過していく新城幸也ファンが多く待ち構える山岳を通過していく新城幸也

 レースは前半から激しい横風の中、アタック合戦が繰り広げられ、まず12人の選手が逃げグループを形成。ヨーロッパカーからはケヴィン・レザがこの先頭集団に入った。

 このままレースは落ち着くかと思われたが、横風によりメーン集団が2つに分断。有力選手の多くが後続集団に取り残されるなか、リーダージャージのニバリを擁するアスタナが、メーン集団のペースを引き上げた。この動きにより、逃げていた12人とのタイム差は45秒にまで詰まり、ここから9人の選手がメーン集団より先頭に合流。21人の集団となった。ヨーロッパカーからは新たにトマ・ヴォクレールとシリル・ゴティエが加わり、最初の逃げに乗っていたケヴィンと合わせ、3選手を送り込むことに成功した。

 各チームのエース級の選手が含まれた21人の逃げグループは、メーン集団との差を最大11分にまで広げ、ステージ勝利をめぐる戦いは、この21人に託されることになった。

この日敢闘賞を獲得したシリル・ゴティエ(Photo: Miwa IIJIMA)この日敢闘賞を獲得したシリル・ゴティエ(Photo: Miwa IIJIMA)

 200km地点から上るラストの超級山岳に入り、いよいよレースが動いた。逃げの21人の集団は崩壊し、山頂はトマを中心に、マイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)らが先頭で通過。ラスト20kmの下りへと入った。下りでは若干遅れていたシリルがトマに合流。ヨーロッパカーは先頭5人のうちに2人という有利な展開で、レース最終盤を迎えた。

 ラスト5kmでシリルがアタック。それに反応したロジャースがシリルを突き放す形でさらにアタック。単独トップに立ったロジャースがそのままゴールまでを逃げ切って優勝を飾った。トマは惜しくも2位。シリルは5位でレースを終えた。ヨーロッパカーは優勝を逃したが、シリルが敢闘賞を獲得した。

新城はメーン集団でエースのピエール・ローランをケアしながら最後の超級山岳に入り、16分21秒遅れの53位でゴール。総合は74位に順位を上げている。

 「チームとしても作戦通り、逃げに選手を送り込めたけれど、勝てなくて残念。惜しかった。上りの調子も良かったから逃げたかった。序盤から何度もトライしたけど、ツールで逃げるのはそう簡単ではない」

逃げが決まるまでトマの後ろには新城(赤い袖口)の姿が確認できる(Photo: Miwa IIJIMA)逃げが決まるまでトマの後ろには新城(赤い袖口)の姿が確認できる(Photo: Miwa IIJIMA)

 「明日はもっときついステージになりそうだけれど、チームはきょう素晴らしいレースをしたし、自分の調子も良いので、相性の良いピレネーであと2ステージ、頑張りたい」

 新城はそう語り、得意というピレネー山岳での活躍を誓う。

 第17ステージはサン・ゴダンスをスタートし、ピレネー山脈に沿って一度スペインに入り、再びフランスへ戻る124.5km。距離は短いが途中にカテゴリー1級が3回、ゴールはカテゴリー超級の山頂ゴールという、非常に過酷なステージだ。

(レポート 飯島美和)

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