全日本MTB選手権2014 ダウンヒル部門男子ダウンヒルは安達靖が4年ぶり5度目の全日本制覇 末政実緒は女子15連覇を達成

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2014年の全日本MTBダウンヒルを制した、安達靖(左)と末政実緒(右)。ともにダートフリーク/サラセン所属のチームメートだ2014年の全日本MTBダウンヒルを制した、安達靖(左)と末政実緒(右)。ともにダートフリーク/サラセン所属のチームメートだ

 静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで19日、「第27回全日本マウンテンバイク選手権大会」のダウンヒル部門が行われた。男子決勝では安達靖(ダートフリーク/サラセン)が4年ぶり5度目の全日本制覇、女子決勝ではチームメートの末政実緒(ダートフリーク/サラセン)が15連覇となり、ダートフリークチームのダブル制覇となった。

 昨年に引き続き会場となった修善寺・日本サイクルスポーツセンター内の特設コースは、全長1500m・標高差143m。高低差の激しいコース設定ではないものの、昨年のレイアウトをベースに、ライダーのコーナーワークが試される作りとなった。

日本サイクルスポーツセンター内に設けられたダウンヒルコース日本サイクルスポーツセンター内に設けられたダウンヒルコース

悪コンディションを制した、ベテランの安定感

 予選では前日のタイムドセッションに続いて永田隼也(AKI FACTORY TEAM)が2分03秒274でトップ。2番手の青木卓也(ジャイアント)に2秒近いタイム差をつけた。

 決勝では天候が急変。雷をともなう強い雨脚となり、レース開始が遅れた。路面はスケートリンクのように滑り、転倒者が続出する荒れた展開になった。このなかで安達は、ベテランの落ち着いた走りでホットシートを確保。最終走者の永田のタイムが2位となり、一度は引退した安達が5度目の栄冠に輝いた。

決勝を前に土砂降りの雨になった決勝を前に土砂降りの雨になった
あまりのコース悪化にバイクを投げる選手もあまりのコース悪化にバイクを投げる選手も
5度目のタイトルを獲得した安達靖(ダートフリーク/サラセン)5度目のタイトルを獲得した安達靖(ダートフリーク/サラセン)

 安達はレースを振り返り、以下のようにコメントした。

 「コンディションが難しくてタイヤとか調整しましたが、走り始めて思った以上に(コースコンディションが)悪くて、なんとか転倒せずにゴールできました。(チャンピオンの)実感はそんなにないですが、復帰後はなかなか勝てなくて、復帰しなくてもよかったかなと思うときもありました。あきらめずにやっていて良かった。まだシリーズはありますし、このコースは特殊なので、他でも勝ちたいです」

 2010年に一度は引退したが、2012年に現役に復帰。その後の初勝利が、日本チャンピオンのタイトルとなった。

予選までトップを走っていたが、僅差でタイトルを逃した永田隼也(AKI FACTORY TEAM)予選までトップを走っていたが、僅差でタイトルを逃した永田隼也(AKI FACTORY TEAM)
3位の九島勇気(玄武/ターナー)3位の九島勇気(玄武/ターナー)
復帰後初の勝利が全日本制覇となった安達靖(ダートフリーク/サラセン)復帰後初の勝利が全日本制覇となった安達靖(ダートフリーク/サラセン)
男子エリート表彰 永田隼也(AKI FACTORY TEAM)・安達靖(ダートフリーク/サラセン)・九島勇気(玄武/ターナー)男子エリート表彰 永田隼也(AKI FACTORY TEAM)・安達靖(ダートフリーク/サラセン)・九島勇気(玄武/ターナー)

涙の15連覇達成 転倒も揺るがなかった女王の座

15連覇が決まり、感極まって涙を流す末政実緒(ダートフリーク/サラセン)15連覇が決まり、感極まって涙を流す末政実緒(ダートフリーク/サラセン)

 コースコンディションの激変で転倒。15連覇を達成したものの、末政実緒にとってはゴール後、泣く程のつらいレースだったようだ。2位に九島あかね(玄武)、3位に中川綾子(Team YRS)が入った。

 「決勝になって天候が変わり、転倒もしてヒヤッとしましたが、15連覇を達成できました。(ゴール後泣いていたのは)思い入れもありますし、転けてどうなるだろうとも思っていました。若い子が2位と3位に入る事は良い事ですが、私もできる限り勝ち続けたい。目指すものがあって頑張ろうと思ってくれたらいい」

 そう語る末政。転倒はしたものの、2位に9秒の大差を付けており、まだまだ絶対女王の時代は続きそうだ。

滑りやすい路面を走る末政実緒(ダートフリーク/サラセン)滑りやすい路面を走る末政実緒(ダートフリーク/サラセン)
女子エリート表彰 九島あかね(玄武)・末政実緒(ダートフリーク/サラセン)・中川綾子(Team YRS)女子エリート表彰 九島あかね(玄武)・末政実緒(ダートフリーク/サラセン)・中川綾子(Team YRS)

◇      ◇

 20日は、同じ日本サイクルスポーツセンターで、全日本選手権クロスカントリーのレースが行われる。天候は曇りの予報となっている。

(レポート 中尾亮弘)

ダウンヒル男子エリート
1位 安達靖(ダートフリーク/サラセン)2分28秒834
2位 永田隼也(AKI FACTORY TEAM)+0.891
3位 九島勇気(玄武/ターナー)+0.900
4位 浅野善亮(ジャイアント)+1.470
5位 青木卓也(ジャイアント)+2.112

ダウンヒル女子エリート
1位 末政実緒(ダートフリーク/サラセン)2分52秒651
2位 九島あかね(玄武)+9秒692
3位 中川綾子(Team YRS)+29秒922
4位 中川弘佳(Lovespo.com/ laugh laugh)+50秒014
5位 中村美佳(福井和泉MTB PARK)+1分19秒107

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