【Teamユキヤ通信】ツール・ド・フランス 第9ステージエースのローランが総合成績の挽回に成功 新城幸也は次のステージに向け「今度は自分の出番」

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 7月13日に行われたツール・ド・フランス第9ステージで、新城幸也(チーム ヨーロッパカー)は先頭から7分46秒遅れの98位でゴール。個人総合成績では102位となった。

スタート前、サインに応じる新城(Photo: Mwa IIJIMA)スタート前、サインに応じる新城(Photo: Mwa IIJIMA)

 この日のレースは、全長170kmの中にカテゴリー1〜3の計6つの山岳ポイントが設けられる過酷なコースレイアウト。多くのチームが大番狂わせを狙って動いた。スタート直後のカテゴリー2級山岳から激しいアタック合戦が始まり、20人ほどの逃げ集団ができかけたが吸収された。しかし、一瞬沈静化したスキをつくように2選手がアタック。これを追って20人以上が追走集団を形成した。

 追走集団にはヨーロッパカーから、総合エースのピエール・ローランを含む5人の選手が入り、ピエールの巻き返しを目指した。後続のメーン集団に総合1位のヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ プロチーム)やアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)が残ったことから、一気にピエールの総合成績を挙げるチャンスに。ヨーロッパカーのアシスト陣が中心となり、必死で後続との差を開き、先頭を逃げる2選手を追いかけた。

​追走集団を積極的に引くチーム ヨーロッパカー(Photo: Mwa IIJIMA) 追走集団を積極的に引くチーム ヨーロッパカー(Photo: Mwa IIJIMA)

 追走とメーン集団との差はみるみる開き、そのタイム差は5分以上。しかし先頭を行く2選手のうち1人、個人タイムトライアルの世界チャンピオンであるトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)の独走力は、他を寄せ付けないものだった。残り50kmの山岳ポイントを単独先頭で通過すると、そのまま追走集団に2分45秒の差を付けて独走優勝を飾った。

 先頭には届かなかった追走集団だが、ニバリらメーン集団が大きく遅れたことで、追走を積極的に牽引して前を追っていたトニー・ガロパン(ロット・ベリソル)にマイヨジョーヌが移った。翌14日はフランス革命記念日ということもあり、ここでフランス人選手がマイヨジョーヌを着用してレースを走るという、記念すべき結果となった。

メーン集団でゴールした新城(Photo: Mwa IIJIMA)メーン集団でゴールした新城(Photo: Mwa IIJIMA)

 ヨーロッパカーはピエール・ローランが総合8位と、順位を大きく挽回することに成功。一方、新城はマイヨジョーヌのニバリを含むメーン集団でゴールした。レース後の新城は、エースの総合ジャンプアップを喜んだ。

 「チームが最高に機能して、ピエールの総合順位がジャンプアップした、素晴らしいステージになった。自分は大したことはできなかったけれど、追走集団に5人もチームメイトが入って、メーン集団に自分を含め4人! その甲斐あってピエールが総合8位まで上がったことで、チームのモチベーシヨンも回復した!! 明日はきつい、辛いステージになりそうだが、今度は自分の出番だと思う。だんだん日本からの応援の方が増えているのか、たくさんの日本の国旗を観ました。嬉しいですね!!」

 続く第10ステージは距離161.5km。2級山岳から始まり、1級山岳を2回越えた後に2級、3級と続き、最後に1級山岳が連続する山頂ゴールだ。とにかくひたすら山が続き、山岳を得意とするクライマー以外の選手にとっては、次のステージへの生き残りをかけた、今大会最難関といえるステージになるだろう。

(レポート 飯島美和)

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