フレームが交差するデザインで魅了Uターン起業で生んだ個性的な自転車「Tyrell」 香川・さぬき発、世界へ

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フレームが交差する個性的なデザインが特徴の自転車「Tyrell」を製作する広瀬将人さん =香川県さぬき市フレームが交差する個性的なデザインが特徴の自転車「Tyrell」を製作する広瀬将人さん =香川県さぬき市

 香川県さぬき市生まれの自転車「Tyrell」(タイレル)が海外で人気を集めている。フレームが交差する個性的なデザインが特徴。製造、販売する「アイヴエモーション」の社長、広瀬将人さん(51)は「普段の景色が違って見える。自転車の魅力を再発見してほしい」と話している。

 さぬき市出身の広瀬さんは大学院修了後、東京の都市計画コンサルタント会社に就職したが「地元で地方の活性化に関わりたい」と思い立ち、平成15年に帰郷した。

 ふるさとで何をしようかと考え、頭に浮かんだのが東京で通勤に使っていた自転車の製造。「自分が乗りたいと思う魅力的な自転車を作りたい」

 インターネットや本、業者らを頼りに設計から部品の調達、製造まで一人で取り組み、約1年半かけて完成した。心掛けたのは「軽さと強さを兼ね備えた個性的なデザイン」。独特のフレームで安全性を確保し、一目で自社ブランドと分かるようにしている。

 1年目の17年に販売したのは74台。ネットや口コミから評判が広まり、昨年は1千台を突破、年商は約1億5千万円に達した。20年から香港に輸出し、現在はタイやマレーシアなど7カ国・地域に拡大。年商の半分は輸出が占め、今年は国内分を上回る見通しだ。

 秋には、生産台数を伸ばし、フレーム素材を研究する新工場がさぬき市に完成する予定。自転車レースの本場、欧州に進出する足掛かりに、シンガポールに販売拠点を置く計画も進める。

 小型タイプは10万~50万円台までの8種類。レース用自転車も手掛けており、次の目標は「開発したロードバイクが東京五輪に出場すること」。

 広瀬さんは新たな夢に向かって走り続ける。

産経新聞・四国版より)

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