産経新聞【ロケ地巡りの旅】より“元気で前へ” 栃木・那須の素顔を映し出す NHKの自転車ドラマ「ライドライドライド」

  • 一覧
2シーズン目を迎えた「那須ブラーゼン」。チーム力を強化し、滑り出しは順調だ(米山一輝撮影)2シーズン目を迎えた「那須ブラーゼン」。チーム力を強化し、滑り出しは順調だ(米山一輝撮影)

 栃木県那須町に平成24年、誕生した自転車ロードレースの地域密着型プロチーム「那須ブラーゼン」。福島第1原発事故による風評被害で低迷した町の観光を復興しようと、レースなどを企画してきた町内のホテル、レジャー施設の関係者、自転車愛好家らが立ち上げた。

 「ブラーゼン」はドイツ語で「強い風」。チーム名に「那須地域にサイクルスポーツの風を吹き込みたい」との願いを込めた。観光地を拠点としたプロチームは全国でも初めてといい、「那須=サイクルスポーツ」という新たなイメージを打ち立てることを目指す。チームは、同町を含めた那須地域全体の応援を受けている。

 ロードレースのJプロツアー参戦1年目の昨季は20チーム中総合10位だったが、今季は第7戦までで5位と健闘している。

「ブラーゼン」がモデルのドラマ 旧室野井小学校で撮影

ドラマでは、閉校した小学校を自転車ロードレースチームの事務所として利用する設定。実際に今年3月閉校した旧室野井小学校でロケが行われた =栃木県那須町(伊澤利幸撮影)ドラマでは、閉校した小学校を自転車ロードレースチームの事務所として利用する設定。実際に今年3月閉校した旧室野井小学校でロケが行われた =栃木県那須町(伊澤利幸撮影)

 「ライド ライド ライド」は、「ブラーゼン」をモデルにNHK宇都宮放送局が開局70周年を記念して制作する栃木発の地域ドラマ。5月末から那須町を中心に撮影が進められてきた。

 ドラマは那須町に誕生した全国初の観光地域密着型のプロ自転車ロードレースチームの物語。資金難で行き詰まりながらも、奮闘する人々を描いている。

 ロケ地の一つとなっているのが、旧那須町立室野井小学校。チームが経営再建に向けて事務所として借り受けているのが閉校となった小学校という設定で、実際に統廃合で今年3月末に閉校となった室野井小学校でロケを行った。

 先日、ロケ取材会に参加し、同校を訪ねた。周囲には森や畑が広がり、校庭から望む茶臼岳が美しい。撮影風景が報道陣らに公開され、出演者の記者会見もあった。主役の瀬戸康史さんは「ドラマの中にも風評被害の話が出てくるが、地元の人たちはみんな元気で前に進んでいる。少しでも栃木や那須地域の魅力を感じてもらえる作品にしたい」と話した。

 観光に生きる人々、サイクルスポーツ、風評被害…。今の那須の素顔が映し出される。 (産経新聞宇都宮支局 伊沢利幸)

【アクセス】東北自動車道那須インターチェンジ(IC)から那須湯本温泉方面へ向う県道号を北上し、道の駅那須高原友愛の森がある広谷池(ひろやち)交差点を左折して1.5キロの町道を右折し北上。高雄台別荘地近く。那須ICから車で約10分。那須町高久乙3371の3【アクセス】東北自動車道那須インターチェンジ(IC)から那須湯本温泉方面へ向う県道号を北上し、道の駅那須高原友愛の森がある広谷池(ひろやち)交差点を左折して1.5キロの町道を右折し北上。高雄台別荘地近く。那須ICから車で約10分。那須町高久乙3371の3

◇      ◇

「ライド ライド ライド」のあらすじ
 那須連山の麓の那須町に誕生した全国初の観光地密着型プロ自転車ロードレースチーム「那須ベンガーズ」は、小さな会社や商店などがスポンサーとなって地域活性化を目指す。しかし、資金難で経営が行き詰まる。経営再建のためにマネジャーとして送り込まれたのが地元信用金庫職員、平井守(瀬戸康史)。2カ月で経営を立て直すことを突きつけられた。仕事での失敗を引きずる守は恋人の美弥子(臼田あさ美)との結婚を控え、信用金庫に戻るため懸命になる。チームの監督役に鶴見辰吾、キャプテン役に袴田吉彦らが出演。脚本は坪田文。9月24日、NHK・BSプレミアムで放送予定。公式サイトはこちら

産経新聞・北関東版より)

関連記事

この記事のタグ

那須ブラーゼン

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載