日本ナショナルチームが躍動ツール・ド・シンカラ第6ステージで内間康平がラスト30kmを独走し優勝 今大会2勝目を挙げる

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 6月12日に開催されたツール・ド・シンカラ第6ステージで、内間康平(日本ナショナルチーム)がラスト30kmで独走に持ち込み、第1ステージに続いて今大会2勝目となるステージ優勝を挙げた。 (レポート 田中苑子)

逃げ切り優勝を決めた日本ナショナルチームの内間康平 (田中苑子撮影)逃げ切り優勝を決めた日本ナショナルチームの内間康平 (田中苑子撮影)

アタックを繰り返し、ついに抜け出す

 第6ステージはパダンパンジャンからソロックまで、山間部を縫うような111kmのコースで争われた。途中には3級と4級、合計3つのカテゴリー山岳が設定され、起伏に富んでいるものの、全体的に下り基調のステージだった。

レースは第6ステージまで進み、リタイアする選手も増えたが、日本ナショナルチームは7人揃ってスタートラインに立った (田中苑子撮影)レースは第6ステージまで進み、リタイアする選手も増えたが、日本ナショナルチームは7人揃ってスタートラインに立った (田中苑子撮影)
パダンパンジャンのマーケットからスタートしたツール・ド・シンカラ第6ステージ (田中苑子撮影)パダンパンジャンのマーケットからスタートしたツール・ド・シンカラ第6ステージ (田中苑子撮影)

 スタート後、内間が最初のアタックを決めた。18.5km地点、最初の3級山岳でリーダージャージを着るアミール・ザルガリ(イラン、ピシュガマン・ヤード)らがコントロールする集団に捕まってしまうが、得意の下りを利用して再びアタック。長い長い下りを経て、内間ら7人の逃げが決まった。

最初の3級山岳で先行する内間康平 (田中苑子撮影)最初の3級山岳で先行する内間康平 (田中苑子撮影)
集団はアミール・ザルガリ(ピシュガマン・ヤード)らイラン勢がコントロールした (田中苑子撮影)集団はアミール・ザルガリ(ピシュガマン・ヤード)らイラン勢がコントロール (田中苑子撮影)

 内間はそこからもアグレッシブにアタックを繰り返すが、この日最後となる82.5km地点の4級山岳で先頭集団から遅れてしまう。しかし「下りで追いついて、そのままの勢いでアタックをかけました」と、第1ステージに続いて、ラスト30km付近から独走に持ち込んだ。

残り10km、単独でゴールをめざす内間康平 (田中苑子撮影)残り10km、単独でゴールをめざす内間康平 (田中苑子撮影)

 「上り基調で向かい風、すごく厳しい条件でしたが、後ろもキツいのがわかっていたので、諦めずに自分のペースで踏み続けました。下りや追い風ではスピードを上げることに集中し、最後までペースを維持できました。ラスト5kmは得意の下り基調だったので、後続とは十分な差があるとはわかっていましたが、最後まで踏み続けて、念には念を入れてゴールしました」

横山航太は他の選手と接触して落車するも、無事に集団に復帰した (田中苑子撮影)横山航太は他の選手と接触して落車するも、無事に集団に復帰した (田中苑子撮影)
逃げ切り優勝を決めた日本ナショナルチームの内間康平 (田中苑子撮影)逃げ切り優勝を決めた日本ナショナルチームの内間康平 (田中苑子撮影)

 内間は2位に39秒、集団に1分28秒の差を付けての圧勝劇を演じた。また日本ナショナルチームでは、4位以下のメーン集団によるゴールスプリントで黒枝咲哉が4番手に入り、ステージ7位と好成績を残した。

30kmもの距離を逃げ切った内間康平が、チームスタッフの橋川健さんと抱き合って喜びを分かち合った (田中苑子撮影)30kmもの距離を逃げ切った内間康平が、チームスタッフの橋川健さんと抱き合って喜びを分かち合った (田中苑子撮影)

大きく成長した内間 頼られ、愛される存在に

今大会ステージ2勝目を飾り、満面の笑みを浮かべる内間康平 (田中苑子撮影)今大会ステージ2勝目を飾り、満面の笑みを浮かべる内間康平 (田中苑子撮影)

 第1ステージでプロ初勝利、そして第6ステージで2勝目。25歳の内間は今大会で一皮も二皮も剥けたように感じられる。浅田監督は「内間は沖縄出身で暑さに強いこと、そして若い選手の面倒見がとてもいいので、今回のナショナルチームへの招集は所属チームに名指しでお願いしたんです」と明かす。その監督の期待以上に、チーム内でもレース中にも大きな存在感を示す内間。また、さわやかで愛嬌のある性格から、大会関係者の間でも愛される存在になっている。

ステージ優勝を挙げた内間康平(日本ナショナルチーム)がピースサインで今大会2勝目をアピール (田中苑子撮影)ステージ優勝を挙げた内間康平(日本ナショナルチーム)がピースサインで今大会2勝目をアピール (田中苑子撮影)

 「勝てるときは勢いがあるんだと思います。こういうときに勝つことはとても大事。今日は最初のステージで勝った自信が生かされました。単独で走った距離は長くて厳しかったのですが、こんな勝ち方ができるなんて! 信じられない気持ちもありますが、今日の勝利はこの先の自信につながると思います」

◇         ◇

 大会は残り3ステージ。浅田顕監督は「毎日、同じような展開になっているが、この展開を狙って勝ちたい。また、最終ステージはゴールスプリントになると思われるので、調子のいい黒枝や清水太己らスプリント力のある選手の活躍にも期待している」と話した。

 13日の第7ステージは、シジュンジュンからダルマスラヤまで、大会最長距離となる167.5kmで争われる。

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ツール・ド・シンカラ2014 田中苑子

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