「安全になった」歩行者も4倍に自転車の一方通行規制に歓迎の声 静岡・静清バイパス

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 自転車や歩行者とすれ違う際の接触事故を防ごうと、静岡市葵区の国道1号「静清バイパス」の一部区間で、歩道に自転車の一方通行規制を設ける取り組みが始まった。県警などによると、相模原市で1月から社会実験がスタートしているが、本格的な実施は全国初。施行後、約1カ月が経過したが、かつて接触など怖い思いをしたことがある利用者などからは「安全になった」と好意的な意見が多く挙がっていた。

 自転車の一方通行規制は、バイパスの一部が4車線化され、上り側だけだった歩道が下り側にも新設されるのに合わせて行われた。規制に伴い、幅員約2メートルの歩道は、自転車道と歩道に2分割され、水色でカラー舗装された自転車道には、自転車の絵柄と進行方向を示す矢印を書いた標識も置かれた。一方通行に違反すると、道交法に基づき、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金となる。

 19日午後2時ごろ、一方通行規制の自転車専用道には、歩行者や自転車に乗る学生や主婦など約10人の姿があった。

 利用者の一人で近くに住む男性(67)は「朝、通学に使う高校生が猛スピードで駆け抜けるので、怖い思いをしたこともあったが、今は安心」と話した。

 買い物に使うという70代の女性も「朝は、すれ違うのが怖くて通学時間を避けて道路を利用していたが、もう不安はない」と喜んでいた。

 国土交通省中部地方整備局が周辺高校の生徒137人に実施したアンケートでも、約7割が「自転車同士の衝突などの危険性が減った」「走行性・安全性・快適性の向上に有効な対策」として評価する意見が相次いだという。

 交通量調査によると、これまで1日約1500台の自転車が通行していたが、一方通行規制により上り線と下り線に利用者が分散。歩行者の利用も30人から130人まで増えたという。

 こうした規制に加え、県警は自転車の悪質運転や事故を減らす取り組みを県内全域で強化。今年1月から2月20日までに自転車の信号無視などで事故を起こしたなどとして道交法違反容疑で73件を摘発。指導、警告は8350件に上ったという。警視庁が昨年10月に自転車総合対策を全都道府県警に通達したことを受け、街頭活動なども実施しており、県警交通部は「今後も自転車の利用者に対してルールやマナーの徹底を呼びかけていきたい」としている。

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